パスポートを申請した後に市区町村やパスポートセンターから突然電話がかかってくると、不安になりますよね。実際のところ、電話が来たからといって申請が拒否されたとは限りません。
パスポートセンターからの電話の主な理由
まずは、申請者にかかってくる連絡の代表的な理由を確認しておきましょう。
- 書類不備の確認:証明書類のコピーが不鮮明だった、住民票の内容が申請書と一致しないなど、軽微な不備の確認。
- 記載ミスの訂正:氏名のフリガナや本籍地の表記などに誤りがある場合。
- 追加書類の要請:特定の状況により追加で必要となる書類があるケース。
- 受け取りスケジュールの調整:繁忙期や施設の事情で、受け取り日時を調整する連絡が来ることもあります。
電話が来た=申請が却下というわけではない
多くのケースでは「確認事項があるだけ」であり、申請そのものが却下されるような深刻な理由ではありません。特に、連絡が来たのが申請の数日後であれば、手続きの途中で確認が必要になった可能性が高いです。
仮に申請内容に問題があったとしても、通常は再提出や訂正を行うことでパスポートは発行されます。
実際にあった事例:名前の表記ミス
ある申請者は、氏名のローマ字表記にスペルミスがあり、確認のためパスポートセンターから電話を受けたそうです。本人確認後、その場で修正に同意し、問題なく受領できたとのこと。
また別の方は、申請時の写真に背景が適切でなかったため、再提出の連絡を受けたとの体験談もあります。
電話があった場合の対応方法
知らない番号でも着信履歴を確認し、折り返し連絡をするのが基本です。発信元が市役所や県の旅券課であることも多いため、正規の連絡先にかけ直すことで安全に対応できます。
折り返す際には申請日時や受付番号などを手元に用意しておくとスムーズです。
不審な電話には要注意
パスポートセンターを名乗る不審な詐欺電話もゼロではありません。公式な旅券窓口からの電話かどうか、下記の公式ページなどで番号を確認しましょう。外務省|全国の旅券窓口一覧
身に覚えのない個人情報の提供を求められた場合は、対応せずに一度切り、正規窓口に確認を。
まとめ
パスポート申請後にパスポートセンターから連絡が来るのは珍しいことではありません。ほとんどの場合、軽微な確認や追加資料に関するものなので、冷静に対応しましょう。不安な場合は、正規の連絡先へ直接問い合わせることで安心できます。


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