こだま号が2020年3月のダイヤ改正で最高速度285 km/hになったにもかかわらず、新大阪までの所要時間がほとんど変わらないのは、停車駅での待避時間が影響しているためです。
こだま285 km/h化の背景
2020年3月から、すべてのこだまがN700系に統一され、最高速度が285 km/hに向上しました :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
これはのぞみとの整合や、加速性能向上を図ってサービス品質を高める目的もありました :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
なぜ所要時間はほぼ変わらないのか
こだまは各駅停車で、途中駅でのぞみ・ひかりを多数待避します。待避時間は最大で7分、高頻度の列車では平均して数分刻みで退避が設定されます :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
東京~新大阪間では、2020年時点で約3時間54分の運転となり、これは開業当初のひかりとほぼ同等です :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
待避ダイヤの具体例
たとえば浜松や岐阜羽島、三島などでこだまはのぞみを2本立て続けに待避し、通過後に発車しています :contentReference[oaicite:4]{index=4}。
駅での長時間停車(最大7分程度)が平均速度を抑える要因となっており、285 km/hの高速走行時間を打ち消しています :contentReference[oaicite:5]{index=5}。
285 km/h走行が意味するもの
高速化により加速・減速性能が向上したことで、短区間でも回復力が増しています :contentReference[oaicite:6]{index=6}。
しかしながら、信号間隔や列車間隔、退避パターンが所要時間に与える影響のほうが大きく、結果的に速達性には直接反映されにくい構造です :contentReference[oaicite:7]{index=7}。
変化するダイヤ動向と今後
今後、N700S導入により最高速度が一部区間で300 km/h以上へ引き上げられる見込みですが :contentReference[oaicite:8]{index=8}、こだまの所要時間は大きく変わらず退避時間とのせめぎ合いに。
将来的にはダイヤの再編や退避パターンの見直しで、わずかながら所要時間の改善余地はあります。
まとめ:所要時間が変わらないのは計画的待避のため
- 285 km/h化で最高速度は向上したが、各駅停車+退避時間がコスト。
- 東京–新大阪間の所要は3時間54分前後と安定。
- 駅での最大7分停車が所要時間抑制のキモ。
- N700S導入やダイヤ調整で今後わずかな短縮は期待できる。
このように、速さだけでなくダイヤ設計と列車間調整が、こだまの実力を決めているのです。

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