フランス国内を高速で移動できるTGV(フランス国鉄SNCFの高速列車)は、日本人旅行者にも人気の移動手段です。しかし、「予約した出発駅と異なる駅から乗れるのか?」という疑問を抱く人も少なくありません。本記事では、TGVの途中乗車に関するルールや、実際に問題が起きるケースとその回避法について詳しく解説します。
チケットに記載された乗車駅は“必須”なのか?
TGVでは、基本的にチケットに記載された出発駅から乗車することが原則です。これはセキュリティ管理や座席予約の関係上、途中駅からの乗車は無効とみなされる可能性があるためです。
特にオンライン予約時に選んだ座席指定のあるチケット(OUIGOなどを除く)は、その席に最初から着席していない場合、他の乗客に自動で割り当てられることがあります。
実例:コルマール→パリのチケットでストラスブールから乗車は可能か
今回のように、「コルマール→パリ」の往復チケットを購入し、復路のみ「ストラスブール→パリ」から乗車したいというケースはよくあります。しかし、最初の区間(コルマール→ストラスブール)に乗らないと、その後の区間も無効になる恐れがあるため注意が必要です。
これは航空券で“ノーショウ”(乗り遅れ)扱いになるのと似ており、TGVでも「途中乗車=無断キャンセル」と扱われることがあります。
途中乗車したい場合の対策と正しい方法
途中駅から乗車したい場合は、以下の対応を取ることが望ましいです。
- 事前にSNCF窓口で確認・相談する(駅やオンラインチャットなど)
- ストラスブール→パリの別切りチケットを購入する(コストは上がりますが確実)
- 紙チケットではなくモバイルチケットを利用し、乗車駅でスキャンされるかを確認
特にモバイルチケットで自動改札がない駅から乗る場合、検札時に「なぜ最初の区間から乗っていないのか」を聞かれる可能性があるため、理由をフランス語か英語で簡潔に説明できる準備をしておくと安心です。
往復割引目的での購入はOK?
コルマール→パリ→コルマールのような往復チケットは、価格的に魅力的ですが、実際の乗降駅が異なると不正利用とみなされる場合があります。TGVは飛行機に近い運用体制のため、出発地・到着地の不一致には厳格です。
コストを抑えたい場合は、SNCF公式サイトやOUIGOのプロモーションなどを活用し、必要な区間ごとのチケットを確実に購入する方法がおすすめです。
まとめ|TGVの途中乗車は原則NG、計画的なチケット手配を
フランスのTGVでは、チケットに記載された出発駅からの乗車が原則であり、途中駅からの乗車は自己判断で行うとトラブルになるリスクがあります。今回のように「安く買いたい」「都合で途中駅から乗りたい」というケースでは、事前に駅やSNCF公式に確認し、安全な手配をすることが重要です。
移動の安心とトラブル回避のために、少し余裕をもって計画しましょう。


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