日本は四方を海に囲まれた島国で、多くの海水浴場がありますが、実は海に面しているにも関わらず海水浴場が少ない都道府県も存在します。この記事では、そうした都道府県の特徴と背景にある理由を解説します。
海水浴場が少ない代表的な都道府県
全国的に見ると、特に富山県や三重県、石川県などが該当します。いずれも海に面してはいるものの、海水浴場の数や整備状況は全国平均と比べて控えめです。
中でも富山県は日本海に面しているにもかかわらず、険しい地形や波の荒さ、都市開発の制約などが影響して、整備された海水浴場が少ない傾向にあります。
なぜ海水浴場が少ないのか?主な理由
海水浴場が少ない都道府県にはいくつかの共通した要因があります。
- 海岸の地形が険しい:断崖や岩場が多く、安全な砂浜が少ない。
- 気象条件が不安定:波が高かったり天候が荒れやすい。
- 開発の優先順位:港湾や工業地帯の開発が優先されている。
- 水質や流れの問題:安全性や衛生面から海水浴に適していない場合がある。
富山県のケース:山と海が迫る独特の地形
富山湾は「天然の生け簀」と称されるほど漁業資源が豊富ですが、海岸線の多くが急深で、すぐ近くに山が迫る地形のため、砂浜の形成が難しい地域です。そのため、自然に形成された泳ぎやすいビーチが非常に限られています。
また、工業地帯が広がる地域も多く、遊泳用に整備されているエリアが少ない点も特徴です。
三重県の意外な現状
三重県は伊勢志摩など観光地として有名ですが、リアス式海岸が多く、入り組んだ海岸線では安全な遊泳区域を確保するのが難しい地域もあります。また、漁港や養殖場が集中する地域も多く、観光目的の海水浴場が少なめです。
それでも志摩市や鳥羽市周辺には一部有名なビーチがあり、観光客向けには整備されています。
対照的に海水浴場が多い都道府県は?
一方で、千葉県や神奈川県、沖縄県などは海水浴場が豊富に整備されています。地形が比較的平坦で、砂浜が広がっているほか、観光資源としての重要性が高く、行政の整備も進んでいるからです。
特に九十九里浜(千葉)や由比ヶ浜(神奈川)、美ら海周辺(沖縄)などは、アクセス性や美しさからも人気の高いエリアです。
まとめ:海水浴場の数には自然と都市計画の影響が大きい
海に面していても、海水浴場が多いか少ないかは一概には言えず、その背景には地形的な制約、気象条件、都市開発、観光政策など多くの要因が関係しています。
これから海に行こうと考えている方は、事前に地域の特性を調べ、安全で快適な海水浴を楽しめる場所を選ぶのがポイントです。

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