通学や通勤中、バスや電車など公共の場で見知らぬ人から理不尽に絡まれて不快な思いをした経験がある方は少なくありません。特に学生や若者にとっては突然の出来事で動揺し、どう対応すればよいか迷ってしまうこともあるでしょう。本記事では、公共交通機関でのトラブルに巻き込まれた場合の対処法と、必要に応じた法的手段についてわかりやすく解説します。
まずは冷静に:言い返すのではなく距離を取る
理不尽に絡んでくる人物に対しては、感情的に言い返すことで状況が悪化する可能性があります。特に公共の場では、冷静に受け流し、相手と距離を取ることが最優先です。
可能であれば、バスの運転手に相談したり、近くの乗客に助けを求めるのも一つの方法です。スマートフォンでの録音や動画撮影は、証拠保全として有効な場合もありますが、トラブルを助長しないよう注意が必要です。
繰り返し出くわす場合は記録と報告を
同じ路線で繰り返しトラブルになる可能性がある場合は、日時・場所・相手の言動をメモし、交通事業者に報告しましょう。バス会社や警察に通報することで、運転手が警戒してくれることもあります。
特に乗客同士のトラブルは、事業者側も対応に敏感になっており、何らかの対策を講じてくれる可能性が高まります。
法的に訴えることは可能?該当し得る罪状とは
相手の行動が大声で怒鳴る、進路をふさぐ、しつこく付きまとうなどの内容であれば、以下のような罪に該当する可能性があります。
- 侮辱罪(刑法231条):公然と人を侮辱した場合に成立する軽犯罪。
- 威力業務妨害罪(刑法234条):バス運行に支障が出るレベルでの大声や暴言。
- 軽犯罪法違反:つきまといや不快な言動。
ただし、いずれも明確な証拠(録音・動画・証人)が必要です。訴える前には弁護士や警察に相談し、実際に立件可能か判断を仰ぐのが現実的です。
精神的に参ったら相談を:一人で抱え込まない
理不尽な経験は心にも傷を残します。身近に相談できる友人や家族、学校の先生がいれば話をしてみましょう。学校のカウンセラーやSNS相談窓口なども活用できます。
また、法テラスなどの無料法律相談機関では、法テラスを通じて匿名でアドバイスを受けることも可能です。
トラブルを未然に防ぐためにできること
公共の場では、なるべく人の多い時間帯や座席位置を選び、見知らぬ人との距離感を意識することも重要です。また、不審な人物が乗ってきた場合には降車を早めたり、他の乗客の近くに移動する判断力も必要です。
日頃から危機回避の意識を持つことで、未然にトラブルを防げる可能性が高まります。
まとめ:被害に遭ったら声を上げて、必要なら法的手段も
公共の場で不快な思いをしたとき、最も大切なのは自分の身を守ることです。その場では冷静に、事後はしっかりと記録・相談することで、再発防止や法的対応につなげることができます。
泣き寝入りするのではなく、正しい知識を持って自分を守る術を知っておくことが、安心して通学・通勤するための第一歩です。


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