「ヨーロッパでアルバイトをしてみたい」と思っても、外国人が合法的に働くには就労ビザの取得が必要です。しかし、ヨーロッパは国によって労働許可やビザ制度が大きく異なり、アルバイトでのビザが取りやすい国もあれば、非常に厳しい国もあります。この記事では、アルバイトを目的とした滞在が現実的な国と、それぞれの特徴について詳しく解説します。
前提:EU域内と非EU圏では制度が異なる
ヨーロッパではEU加盟国(ドイツ・フランス・スペインなど)と非加盟国(スイス・ノルウェーなど)でビザ制度に若干の違いがあります。また、EU市民と非EU市民では就労の可否が大きく異なります。
日本人が「アルバイト目的」で滞在する場合、以下のような選択肢が現実的です。
① ドイツ|ワーキングホリデー制度が充実
ドイツは日本との間でワーキングホリデー協定が結ばれており、18〜30歳の日本人であれば1年間滞在し、アルバイトを含む就労が可能です。
・手続きが比較的簡単でビザ取得もオンライン可
・ビザ取得後に仕事を探すスタイルが主流
・ドイツ語が話せなくても英語で働ける職場あり
とくに飲食・清掃・観光業などでは日本人向けの求人も多く、滞在費を稼ぎながら生活できます。
② アイルランド|学生ビザで就労が可能
アイルランドでは語学学校に25週間以上通う学生に就労許可が付きます。週20時間までの就労が認められ、ホリデーシーズンには週40時間の勤務も可能です。
・学生ビザでの労働が合法
・英語環境で働ける機会が多い
・ビザ延長も比較的柔軟
物価がやや高めですが、英語力を活かしたい人には最適な選択肢です。
③ ポーランド|就労ビザが比較的取得しやすい新興国
ポーランドは他のEU諸国と比較して外国人労働者の受け入れに前向きです。特に短期労働許可(6か月以内)や招聘による就労ビザが比較的スムーズです。
・現地企業による招聘状が必要
・IT、工場、接客など幅広い分野で求人あり
・物価が安く生活コストを抑えられる
語学(ポーランド語)が課題ですが、日本人が珍しいため親切にされる傾向もあります。
④ オランダ|学生ビザ+アルバイトが可能
オランダも学生ビザでの就労が認められており、特に大学や語学学校に通いながらのアルバイトが現実的です。勤務時間は制限(週16時間まで)があります。
また、起業ビザや高技能労働者向けのビザ制度も整っており、柔軟な労働環境が評価されています。
ヨーロッパでアルバイト目的の就労ビザ取得が難しい国
・フランスやイタリア:学生ビザでの労働は可能ですが、就労ビザ単体では取得難易度が高い
・スイス:非EU圏に対しての労働ビザ発給が非常に厳格
特に労働市場が逼迫している国では、「雇用主が現地人でなく外国人を雇う合理的理由」が求められます。
まとめ:現実的な選択は「ワーホリ」または「学生ビザ+労働許可」
ヨーロッパでアルバイトをしたいなら、ドイツやアイルランドのように柔軟な制度を持つ国を選ぶのが現実的です。日本人が就労可能なビザ制度がある国で、英語や現地語のスキルを磨きながら働くことが、ビザ取得の近道にもなります。
いずれの国でも、正しい手続きを行い、現地の法律を守ったうえで経験を積みましょう。


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