ニセコ五色温泉旅館：源泉をせき止めた犯行で一部休業、その詳報と今後の対応

北海道ニセコのニセコ五色温泉旅館で、宿泊客人気の源泉かけ流し温泉が突如お湯不足に見舞われ、一部施設が休業に追い込まれました。調査の結果、源泉近くに何者かが人工的にせき止めを設置し、無断で“露天風呂”を作っていたことが判明しています。

源泉をせき止めた犯行の現場とは？

7月1日ごろ、旅館従業員が源泉の湯量減少に気づき調査。約200m離れた源泉湧出地点の水流が人工的に石でせき止められ、数人が入れる露天風呂が形成されていました。

その場にはホースやバスマット、植木鉢を浴槽代わりにした痕跡も発見され、犯人の意図的な行為と見られます :contentReference[oaicite:0]{index=0}。

本来2か所に供給されるはずの源泉が減少した結果、旅館は片方の浴室を営業停止。利用客への影響も生じ、キャンセル発生も報告されています :contentReference[oaicite:1]{index=1}。

源泉は国定公園内に位置し、地形変更は自然公園法に抵触します。旅館側は警察に被害届提出を検討中で、法的対応も視野に入れています :contentReference[oaicite:2]{index=2}。

一度せき止めが取り除かれても、4～5日後には再び同様のせき止めが戻されるなど、継続的に侵入が行われていました。

旅館関係者は「源泉場所に詳しい人物の犯行」と推測しており、犯人像を慎重に調査中です :contentReference[oaicite:3]{index=3}。

旅館は現在せき止めを除去し、お湯の復旧作業中。今週中の営業再開を目指しています :contentReference[oaicite:4]{index=4}。

今後は監視体制強化や源泉周辺の警備強化策を講じる見通しです。

この事件はただのイタズラではなく、自然公園法違反を伴う重大な被害行為です。旅館の営業にも影響が出ており、関係機関が捜査を進めるとともに、再発防止策が急務となっています。