SNSなどで見かける、腰を曲げてうつろに立っている人たち──これには“ゾンビドラッグ”と呼ばれる薬物の影響が強く関係しています。
なぜ“ゾンビ状態”になるのか?
フェンタニルなど強力なオピオイド摂取後、人は「フェンタニルフォールド」と呼ばれる前かがみの姿勢で立ち続けることがあります。
これは中枢神経の抑制により筋肉制御が失われ、呼吸が浅くなるため、自分を安定させようと自然に前かがみになる現象です :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
頭の中は“半覚醒”状態?
当人は完全に意識を失っていないものの、まるで「授業中にうとうとする」ような半覚醒状態で、時間の感覚が飛ぶこともあります :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
「脳と体がかみ合っていない」状態と表現されることも多く、“立ち寝”のような状態です :contentReference[oaicite:4]{index=4}。
“ゾンビドラッグ”とは?
「トランク」ことキシラジン(xylazine)は獣医用鎮静剤で、近年ストリートドラッグに混ざって使用され、中毒者が無意識に立ち尽くす姿や皮膚壊死が報告されています :contentReference[oaicite:5]{index=5}。
フェンタニルとの併用はより強い鎮静・呼吸抑制を引き起こし、“ゾンビ”的な姿勢で動けなくなることもあります :contentReference[oaicite:6]{index=6}。
時が止まっている?それとも寝ている?
実際のところ、彼らは完全に寝ているわけではなく、意識が浮遊しながらも立ち続けています。
脳は「意識が半ば保たれるが、身体を制御できない」状態で、呼吸だけがかろうじて続いているような状態です :contentReference[oaicite:7]{index=7}。
持続時間や危険性は?
フェンタニルは脂肪組織に蓄積し、数十分〜数時間にわたって強い影響が残ることがあります :contentReference[oaicite:8]{index=8}。
キシラジンを含む混合はナロキソン(ナルカン)で反応しないため、呼吸抑制が長引き、危険性が格段に上がります :contentReference[oaicite:9]{index=9}。
実例と背景
サンフランシスコなどの都市部では、街中で“前かがみ”状態の人を頻繁に目撃します :contentReference[oaicite:10]{index=10}。
カナダ・エドモントンの駅では、半意識状態で群れのように“佇む”人々が撮影され衝撃を与えています :contentReference[oaicite:11]{index=11}。
まとめ:脳内の“ゾンビ化”とは?
これらの状態は「時間が止まっている」というより、「意識が漂って身体を制御できない」状態であり、脳も体も正常には動いていません。
薬物による鎮静・呼吸抑制で筋制御を失い、自然と前かがみになってしまう──その見た目が“ゾンビ”と呼ばれる所以です。
対策と注意点
近年問題となっているキシラジン混合薬物は、呼吸停止リスクが高く、ナロキソンだけでは対応できません。
周囲の応急対応や医療機関への速やかな連絡が重要であり、使用環境そのものの見直しが求められています。


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