カーナビで15kmの距離に38分と表示されて「そんなにかかるの?」と感じたことはありませんか?都内の一般道では、走行距離以上に時間がかかる理由がいくつも存在します。本記事では、ナビの到着予測時間の根拠や、実際に東京都心部を走る際の注意点について詳しく解説します。
ナビの到着予測時間はどう決まる?
カーナビは過去の走行実績データや現在の交通情報、信号の位置や頻度をもとに所要時間を計算しています。特に都内は信号の間隔が短く、1回の赤信号で1分以上停止することも珍しくありません。
たとえば、1kmあたり平均2〜3回の信号があるとすると、それだけで10〜15分のロスが発生する可能性があります。ナビはこのような「停止の頻度」を加味して予測しています。
平均時速を計算するとどうなる?
15kmを38分で走ると、平均時速はおよそ23.7km/hになります。これは都内の平日昼間の実測データとも一致しており、信号、歩行者、自転車、交差点の多さを考慮すると、妥当な数字です。
特に住宅地や商業地域では、道幅も狭くバスや配送トラックも頻繁に走っているため、加減速を繰り返すことで自然とスピードは落ちます。
渋滞がなくても遅い都内の特殊事情
「渋滞がないのに遅い」と感じる理由の多くは、ストップ&ゴーの連続と信号待ちの影響です。たとえば片側1車線の道路で、前の車が右折待ちしているだけで後続車が進めないケースも頻発します。
さらに、道路工事や違法駐車などによる“実質的な車線減少”も、スムーズな走行を妨げる要因となります。
公共交通機関より遅くなることも?
電車では15kmを15〜20分で移動できます。たとえば、新宿から池袋までの約8kmは電車なら5分程度ですが、車では20〜25分かかることもあります。
都内の短距離移動では、公共交通機関のほうが圧倒的に速く、しかも時間通りに到着できるという利点があります。
実例:都内を15km走ってみた
平日の午後2時、江東区から渋谷までの約15kmを一般道で走行したところ、所要時間は約40分。信号の数は30回以上で、うち赤信号で停止したのが19回という結果になりました。
途中で抜け道を通ったものの、やはり都内の道路構造上「止まらずに走り続ける」のはかなり難しいことが分かります。
早く移動したいならどうする?
高速道路を使う、早朝・深夜の時間帯に移動する、ナビのルートを「信号少なめの道」に設定するなどが有効です。また、交通量の多い主要幹線道路ではなく、広めの裏道を使うことで多少の時間短縮が可能な場合もあります。
最近ではGoogleマップやYahoo!カーナビが、信号や混雑度も加味した迂回ルート提案をしてくれるため、複数のナビアプリを併用するのも効果的です。
まとめ:都内の道路事情は「遅くて普通」
都内の一般道では「渋滞していなくても30〜40分かかる」ことは、むしろ標準的です。信号・交差点・歩行者・交通規制が複雑に絡む都市特有の事情により、距離以上に時間がかかるのが実情です。ナビが提示する時間が長く感じられても、それは「リアルな予測」である場合が多いと言えるでしょう。


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