「もし北海道の国鉄線を復活させるなら、どこが一番早い?」そんな疑問をもとに、観光ポテンシャル・地元の要望・インフラ整備状況などを踏まえて、いま復活に近い可能性の高い路線を探ってみました。
復活の鍵は“利用者と地域支援”
多くの旧国鉄線が廃止された背景には、人口減少と維持費負担の増大があります。JR北海道では沿線協議が続いている区間も多く、今後は自治体支援の有無が復活のカギになります。
一方、観光資源や通勤需要のある区間には、地元からの強い要望も見られます。
候補①:石北線・釧網線の赤字ローカル区間
石北線や釧網線では2022年度に約139億円の赤字が出ており、公共インフラとして再検討中と報じられています[参照]。
通学利用者や観光資源(釧路湿原・流氷など)との結びつきが強く、国や自治体との協調によって復活プランが現実味を帯びてきています[参照]。
候補②:留萌本線 深川~石狩沼田区間
留萌本線のこの区間は2023年4月に前半部が廃止、最終的な廃止は2026年予定です[参照]。
しかし、農産物輸送と通学生への影響を考えると、地元から代替バスではなく鉄道残存の要望が根強く、パイロット的復活候補との見方もあります。
候補③:天北線・羽幌線跡の観光モノレール転換
羽幌線跡(天塩〜幌延)は道路に転用済みですが、観光路線として復活検討中との声があり、廃線跡の再活用テーマとして浮上しています[参照]。
ガイド付き列車や展望線としての可能性があるため、完成まで比較的スピード感ある実行が期待されています。
具体的優先度ランキング
| 順位 | 路線名 | 復活可能性 | ポイント |
|---|---|---|---|
| ① | 石北線・釧網線赤字区間 | 高 | 公共交通性・観光・自治体支援 |
| ② | 留萌本線 深川〜石狩沼田 | 中 | 通学・農産物輸送・地域ニーズ |
| ③ | 羽幌線跡(観光化検討) | 中〜低 | 廃線跡活用・地域観光ルート |
実例:自治体とJRの協議パターン
石北線では、自治体が国の補助金を絡めた検討を進めており、公共交通路線への再編が見込まれています。
留萌本線は既に段階的廃止に踏み込んでおり、復帰には住民の声と財源確保が課題ですが、地元による鉄道残存の声が今後の焦点です。
まとめ:“一番早く復活”するならここ!
- 石北線・釧網線の赤字区間:公共性+観光+自治体支援で最有力。
- 留萌本線 深川〜石狩沼田:代替ではなく鉄道を求める住民が多く、有力な復活候補。
- 羽幌線跡:観光資源活用狙いで実現へ向けた検討が進む可能性。
北海道の鉄道ネットワーク復活には時間と資金が必要ですが、公共交通性・住民ニーズ・観光効果を兼ね備えた区間に、最初に着手される可能性が高いのは、石北・釧網線の赤字区間です。


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