アメリカで就労し永住権(グリーンカード)を取得する手段の一つがEB-3ビザです。学士号を有する日本人がこのカテゴリーで移住を目指すことは可能ですが、ビザ取得には明確な条件と準備が必要です。東京理科大学のような理系名門校の卒業生が、どのような経路でEB-3ビザを取得できるのかを詳しく解説します。
EB-3ビザとは?どんな人が対象?
EB-3ビザ(第三優先雇用ベース移民ビザ)は、主に以下の3つのカテゴリーに分かれます。
- 熟練労働者:2年以上の訓練や経験を要する職業
- 専門職:学士号以上を必要とする職業
- その他労働者:短期トレーニングや経験で従事可能な仕事
東京理科大学卒業者は、「専門職」カテゴリーで申請が可能です。ただし、ビザの申請にはアメリカの雇用主からのジョブオファーが必須です。
EB-3ビザ取得に必要な条件
EB-3の「専門職」として申請するには、以下のような要件を満たす必要があります。
- アメリカ国内の企業からの正式な雇用オファー
- 学士号(日本の四年制大学卒は原則認められる)
- 英語で業務を行えるスキル
- 米労働省の労働認定(PERM)を取得していること
東京理科大学は理系教育に定評があり、特にSTEM分野での求人が多い米国企業と親和性があります。プログラマーやエンジニア職での就労は現実的な道です。
大学院卒や英語力は有利になる?
EB-3の要件は学士号で足りますが、大学院卒であることやTOEFL・IELTSなどで証明された英語力は、採用の場面で確実に優位に働きます。また、大学院卒であればEB-2ビザ(第二優先)も検討可能となり、グリーンカードまでの待機期間が短くなる可能性があります。
たとえば、東京理科大学卒業後、アメリカの大学で修士号を取得し、OPT制度を活用して現地企業に採用された事例もあります。
EB-3申請に必要な手続きの流れ
EB-3ビザ取得までには、以下のような手続きが必要です。
- 雇用主が労働認定(PERM)を申請
- 移民申請(I-140)の提出
- グリーンカード申請(I-485またはDS-260)
このプロセスは通常1~2年以上を要するため、企業がビザスポンサーとなってくれることが成功の鍵となります。
EB-3での渡米に成功した人の事例
実際に、東京理科大学卒のエンジニアが日本で米国企業の日本支社に入社し、現地採用としてアメリカ本社に転籍後、EB-3でグリーンカードを取得した例もあります。
また、製薬会社や半導体関連など、専門性が高い職種でのニーズが高く、日本の大学卒業者が複数人EB-3を通じて永住権を取得しています。
EB-3以外のグリーンカード取得方法と比較
EB-3以外にも、グリーンカードの取得方法は多数存在します。たとえば。
- EB-1:ノーベル賞受賞者やオリンピックメダリストなど
- EB-2:修士号保有者、もしくは国家利益免除対象者
- EB-5:多額の投資を行う外国人投資家
- DVプログラム:抽選による永住権(日本人も対象)
- アメリカ市民との結婚によるファミリーカテゴリー
自分のキャリアや資格に応じたカテゴリを選ぶことが重要です。
まとめ:理科大卒でもEB-3での永住権取得は十分可能
東京理科大学卒業という学歴は、アメリカでのEB-3ビザ申請に必要な「学士号あり」の要件を満たします。雇用主からのサポートが得られ、英語力や実務経験があれば、ビザ取得・永住権獲得は現実的な選択肢です。専門職に特化したスキルを磨きながら、戦略的にキャリアを構築していくことが成功への近道といえるでしょう。


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