「飛行機に缶の炭酸飲料を持っていくと爆発するのでは?」と心配する人は少なくありません。実際、航空機は気圧の変化があるため、缶の中の炭酸ガスに影響が出ることも。この記事では、缶飲料の機内持ち込みに関するルールと、破裂の可能性や安全対策について詳しく解説します。
缶の炭酸飲料は機内に持ち込める?
結論から言うと、缶の炭酸飲料は機内に持ち込み可能です。ただし、国際線では液体制限(100ml以下で透明な袋に入れる)が適用されるため、国際線の手荷物検査では基本的に持ち込めません。国内線では液体の制限がないため、500mlの缶でも問題ありません。
なお、セキュリティチェック後の空港内売店で購入した缶飲料は、国際線でも機内に持ち込めるケースがあります。
気圧で爆発することはあるのか?
飛行機の客室は基本的に「加圧」されています。地上と完全に同じではないものの、およそ標高2000〜2500m程度の気圧に保たれています。そのため、缶が気圧差によって爆発することは稀です。
とはいえ、缶に強い凹みや傷がある場合や、高温にさらされた後の密閉缶は内部圧力が上がっていて、揺れや衝撃で中身が噴き出す可能性はあります。
荷物として預ける場合の注意点
スーツケースなどに缶飲料を入れて預けることも可能ですが、貨物室は客室と比べると気圧や温度管理が劣ることがあり、爆発・漏れのリスクはやや高まります。
特に冬季や夏季の温度変化により缶が変形するケースもあるため、預け荷物に入れる際はジップロックなどで密封するなどの対策をおすすめします。
安心して持ち込むための対策
- 缶に凹みや膨らみがないか確認
- セキュリティチェック後に売店で購入する
- 機内で開ける際は静かにゆっくりと開栓
- 万が一の漏れに備え、ビニール袋に入れておく
特に機内で缶を開ける場合は、急に開けると吹きこぼれる可能性があるので注意しましょう。
飲み物を機内に持ち込む他の方法
炭酸飲料でなければ、ペットボトルの飲料の方が安全です。蓋も密閉され、落下や揺れにも強く、破裂のリスクが低いため、機内飲料としてはペットボトルが推奨されることが多いです。
機内サービスで提供されるドリンクの中には炭酸飲料も含まれているため、特に持ち込む必要がない場合は、機内提供を利用するのも一つの手です。
まとめ:持ち込みは可能だが扱いには注意
飛行機に缶の炭酸飲料を持ち込むことは可能です。ただし、爆発や破裂のリスクはゼロではないため、取り扱いには十分注意しましょう。国内線では持ち込みに問題ありませんが、国際線では液体制限により不可となる場合が多いため、事前に航空会社や空港のルールを確認しておくと安心です。


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