しまなみ街道は、美しい海と島々を背景にしたサイクリングコースとして多くのサイクリングファンに親しまれています。特に春休みには家族でのサイクリングが人気ですが、愛媛側からの出発と広島側からの出発、それぞれの特徴を理解して選ぶことが大切です。この記事では、どちらのルートがオススメか、また注意すべき交通状況について詳しく解説します。
1. しまなみ街道の概要と特徴
しまなみ街道は、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ、全長約70kmのサイクリングロードです。美しい瀬戸内海を望みながら、自転車で島々を巡ることができるため、人気の観光地となっています。コースは、尾道から今治までを一気に走ることもできますが、途中で折り返すこともできます。
2. 愛媛側からのサイクリングとその特徴
愛媛側からサイクリングを始める場合、最初に訪れるのは大島や伯方島などです。この側の特徴は、ややアップダウンが多く、特に大島から伯方島にかけての坂道が少し急になる点です。しかし、全体的に平坦な道も多いため、体力に自信がある方や、途中で休憩を取りながら進む方には適しています。
2.1 愛媛側の特徴的な坂道とその対策
愛媛側の急坂が不安な方は、あらかじめ準備をしておくことが大切です。特に、大島から伯方島の間の坂道は、長めで傾斜も急です。自転車のギア設定をうまく調整し、無理のないペースで走行することがポイントです。急坂を避けるために、自転車のギア比を軽めに設定しておくと、楽に上り坂を乗り越えやすくなります。
3. 広島側からのサイクリングとその特徴
広島側から出発する場合、尾道市を起点にサイクリングをスタートします。尾道の街並みを楽しみながら出発し、途中から海を見渡せる区間が続きます。このルートは、最初は平坦な道が多いですが、次第にアップダウンが増えます。しかし、全体的には愛媛側のように急な坂道は少なく、比較的走りやすいと感じることが多いです。
3.1 広島側からのルートを選ぶ理由
広島側は、初心者や体力に自信がない方にも向いています。特にサイクリング初心者や、中学生のお子さんと一緒に走る場合、広島側からのスタートがオススメです。尾道市内の景色や文化的なスポットを楽しみながら進めるため、観光とサイクリングを組み合わせて楽しむことができます。
4. 交通の安全性と注意点
しまなみ街道をサイクリングする際、特に気をつけなければならないのは交通との接触です。自転車専用道が整備されている場所も多いですが、道路の近くを車が通る区間もあります。特に橋を渡る際や島を繋ぐ部分では、車両との接触に注意が必要です。
4.1 車が近くを走る区間
しまなみ街道には、いくつかの橋を越える部分があり、その際には車と一緒に道を走ることになります。例えば、大島と伯方島を繋ぐ橋では、車と自転車が共用する部分があるため、特に注意が必要です。走行時は、自転車専用のスペースを利用し、車両との距離を保ちながら走行することを心掛けましょう。
4.2 安全にサイクリングするためのアドバイス
車との接触を避けるためには、ヘルメットの着用や反射材のある服装を着ることが推奨されます。また、暗くなる前に目的地に到着できるよう、早めに出発することも大切です。万が一のために、スマートフォンを携帯し、緊急時の連絡手段を確保しておくと安心です。
5. まとめ
しまなみ街道のサイクリングは、愛媛側と広島側どちらも魅力的な部分がありますが、お子さんと一緒にサイクリングする場合、広島側からスタートする方が比較的安心です。坂道や交通の安全性に配慮しながら、楽しいサイクリングをお楽しみください。どちらのルートを選ぶかは、ご自身の体力やサイクリングの経験に合わせて選択しましょう。
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