スマホや書籍でリアルな地球や地形の写真を見ると「怖い」「ゾワっとする」「寒気がする」といった感覚に陥ることは、実は珍しいことではありません。こうした現象には、心理的・感覚的な理由があり、時に「恐怖症」として分類されることもあります。
地図や地球画像で気持ち悪くなる現象とは?
リアルな地形図や地球の写真を見た際に、恐怖や不快感、吐き気を感じるケースは、視覚過敏や恐怖症の一種である可能性があります。特に「地図」「人工衛星画像」「ボコボコした山」など、地形のリアリティが強い画像に対して反応する人は、視覚的刺激に敏感な傾向があります。
単なる嫌悪ではなく、身体的に冷や汗や震えが起きる場合は「特定の恐怖症」として認識されることもあります。
考えられる恐怖症の種類
症状の内容によって該当する可能性のある恐怖症はいくつか考えられます。
- トライポフォビア(集合体恐怖症):密集した穴や凹凸に不快感を覚える症状。ボコボコした地形に反応する人が該当することがあります。
- サブメカノフォビア:海中構造物や深海の人工物に対する恐怖。宇宙や地球の衛星画像に近い反応を示す場合があります。
- ジオフォビア(地球恐怖症):地球規模のものや「地球そのもの」に対して漠然とした恐怖を感じる場合に用いられる表現。
ただし、正式な診断名ではない場合も多く、症状が強く生活に支障をきたす場合は専門機関への相談が推奨されます。
実例:どんなときに発症しやすいか
実例1:スマホの地図アプリで「3D表示」や「航空写真」に切り替えた瞬間、山の立体感にゾワっとしてすぐ閉じた。
実例2:地球儀や宇宙から撮影されたリアルな青い地球画像を見た瞬間、スケールの大きさに圧倒されて恐怖感を感じた。
実例3:学校の地理の教科書で山岳地帯の衛星写真を見て寒気がし、そのページを開けなくなった。
原因は脳の視覚処理や原始的な恐怖反応?
人間の脳は「未知」や「スケールの大きすぎるもの」に対して本能的に恐怖を覚える傾向があります。例えば、宇宙や深海、生物の集合体に不安を覚えるのも同じ原理です。
また、地図や人工衛星画像は普段目にしない情報密度があり、それが視覚的ストレスや自己の無力感とつながり、不安反応を引き起こすことがあります。
対処法と向き合い方
- 無理に見ない、またはイラスト風の簡略地図に切り替える
- 見なければいけない場面では、画面サイズを小さくする・明るさを調整する
- 人と一緒に見たり、気を紛らわせながら見ると症状が緩和されることもあります
- あまりに症状が強く、生活や仕事に支障がある場合は、心理カウンセラーや精神科医への相談を検討する
まとめ
地図やリアルな地球の画像を見て不快感や恐怖を感じる症状は、一種の感覚過敏や恐怖症と考えられます。日常的な支障がない限り病気とまでは言えませんが、症状が強い場合は専門家への相談が安心です。
また、無理に克服しようとせず、自分に合った地図の見方やツールを選ぶことで、ストレスを軽減できます。


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