インドネシア入国時のE-CD申告と荷物の申告についての注意点

インドネシアへの入国時には、E-CD（電子カスタム申告）の提出が必要となります。特に家族での渡航や荷物申告に関して、どこまでが対象になるのか疑問に思うことが多いでしょう。本記事では、E-CDの申告方法や荷物の数え方について詳しく解説します。

1. E-CD申告の基本情報

インドネシアに入国する際には、E-CD（Electronic Customs Declaration）を事前に申請する必要があります。この申告は、税関に持ち込む商品や現金、貴重品の詳細を伝えるものです。インドネシアの税関は、特に金銭や高額な商品を持ち込む場合、詳細な申告を求めることがあります。

家族全員分の申告が必要かどうかは気になるポイントですが、通常は代表者一人分の申告があれば問題ない場合が多いです。家族全員分を一度にまとめて申告することができるため、申請者は1名で済むことが一般的です。

E-CD申告を行う際、どの荷物が対象になるのかも重要なポイントです。荷物については、スーツケースの数を申告することはもちろん必要ですが、機内持ち込み荷物や手荷物なども「荷物」として数に含める必要があります。

例えば、スーツケース1個と機内持ち込みのバックパックがあった場合、スーツケースの数だけでなく、バックパックも含めた数を申告しなければなりません。この点については、申告時に確認を怠らないようにしましょう。

具体的な例として、家族4人でインドネシアに向かう場合を考えてみましょう。代表者1名がE-CDを申告する際、スーツケース4個と機内持ち込み用バッグが各1つずつであれば、スーツケース4個に加えて、機内持ち込みのバッグ4個も申告対象になります。つまり、合計8個の荷物が申告内容に含まれることになります。

また、現金や貴重品についても申告が必要です。持ち込む金額が一定額を超える場合（例えば、USD 10,000以上など）、その旨をしっかりと記入する必要があります。

申告内容に間違いがないようにするためには、出発前に申告の詳細を再確認することが重要です。特に、荷物の数や持ち込む商品についての誤解を避けるために、事前に計画を立て、申告書に記入する情報を整えておくとスムーズに進みます。

また、家族での渡航の場合でも、必ず代表者1名の申告で済ませることができますが、詳細な情報については、インドネシアの税関や航空会社の案内を確認することをお勧めします。

インドネシアへの入国時、E-CD申告は家族全員分の詳細を一括で申請できることが多いですが、荷物についてはスーツケースだけでなく機内持ち込み分も含めて申告することが求められます。事前に申告内容を確認し、必要な情報をしっかり記入することで、入国手続きがスムーズに進むでしょう。

渡航前にしっかりと荷物や申告内容を整理して、誤りのない申告を心掛けましょう。