アメリカへ旅行する際、タバコを持ち込む場合には関税申告が必要になることがあります。特に免税範囲を超える場合は、適切な手続きを行う必要があります。本記事では、アメリカへのタバコ持ち込みに関するルールや関税申告の方法を詳しく解説します。
アメリカへのタバコ持ち込みのルール
アメリカへ入国する際、タバコの持ち込みには以下のルールが適用されます。
- 21歳以上の旅行者は、1カートン(200本の紙巻タバコ)まで免税で持ち込み可能。
- 電子タバコ(アイコスなど)についても、紙巻タバコと同様の扱いとなる。
- 1カートンを超える場合は、関税申告が必要であり、課税対象となる。
関税申告の方法
タバコを1カートン以上持ち込む場合は、アメリカ税関(U.S. Customs and Border Protection, CBP)に対して申告を行う必要があります。申告手順は以下の通りです。
1. 税関申告書(CBP Form 6059B)の記入
機内で配布される税関申告書(CBP Form 6059B)に、持ち込むタバコの情報を記入します。裏面の「Tobacco」欄に、超過分のタバコの数量と推定価値(例:「Tobacco|40$」)を記入します。
2. 申告のための口頭確認
入国審査後、税関で職員から「申告するものはありますか?」と尋ねられた際に、「タバコを2カートン持っています」と伝えます。係員の指示に従い、必要に応じて関税を支払います。
3. 関税の支払い
免税範囲を超えた分(例:1カートン超過分)は、関税(Duty)+ 連邦税(Federal Excise Tax)が課せられます。具体的な税額は州によって異なりますが、1カートンあたり$10~$20程度が一般的です。
タバコ持ち込み時の注意点
- 開封済みのタバコは原則として持ち込み不可。
- 未成年者(21歳未満)はタバコの持ち込み自体が禁止されている。
- 電子タバコ(アイコスなど)を持ち込む場合、リチウム電池の規制にも注意。
- 各州ごとに異なるタバコ規制があるため、旅行先の州の法律も事前に確認する。
まとめ
アメリカへのタバコ持ち込みは、1カートンまでが免税対象で、それを超える場合は関税申告が必要となります。申告の際は、税関申告書に記入し、係員に口頭で伝え、必要に応じて関税を支払いましょう。違反すると没収や罰金の対象になる可能性があるため、ルールを守って安全に旅行を楽しんでください。
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