「高速道路の真ん中に、等間隔に横断歩道のような白線があった」という目撃情報を受け、東名高速道路・秦野市あたりで見られるこの線が、実は何のために設けられているのかを整理しました。高速道路で“歩道”的な線があるように見えると疑問を感じる方も多いはずです。そこで、設置目的や安全対策などをわかりやすく解説します。
設置されている線の正体とは?
高速道路上で等間隔に引かれた横断歩道のような線は、実は「遮音壁補修のための作業目印」や「緊急停止帯(非常帯)へのアクセス誘導用マーカー」である可能性があります。
高速道路の路面には定期的な点検・補修が必要で、特に騒音対策のための遮音壁設置・補強工事が多くあります。こうした工事の際、車線を一時的に限定して「この付近で作業します」という印として等間隔にマークを設けることがあります。
なぜ横断歩道のように見えるのか、デザインの誤解
一般道路では横断歩道として用いられる白い横線が、高速道路でも似たデザインで用いられているため、誤解されやすいです。高速道路における「横断歩道風」の白線は、歩行者用ではなく、車両/工事用の視認マークという点に注意が必要です。
例えば、東名高速の設計・維持管理に関する資料では、「走行景観・線形設計・路面標示等を通じてドライバーの視線移動を抑制する」工夫が記載されています。 [参照]
高速道路ならではの安全目的と補助機能
こうしたマークには以下のような役割が想定されます。
- 車線維持の促進:長距離・高速移動の際、規則的なマークがドライバーの視界に入ることで集中力を維持する効果があります。
- 非常時誘導:作業車両や非常停車時において、あらかじめマークされた位置を目安に停車・作業場を設定できるようにしています。
上記のように、歩行者が渡るための横断歩道ではなく、高速道路という特性を踏まえた補助的な標示です。
秦野付近でこのような線が多く見られる理由
秦野市~伊勢原市付近の東名高速は山岳・丘陵地帯を抜ける区間で、トンネル・橋梁・遮音壁・吹き下ろし坂など、工事や補修が頻繁に発生する区間です。 [参照]
そのため、路面・構造物の維持管理を行いやすくするための視認マーカーが、等間隔で設置されているケースが目撃されやすい傾向があります。
まとめ
高速道路・東名高速道路秦野付近で見かけた「横断歩道のように等間隔で引かれた線」は、歩行者用横断線ではなく、車線維持・工事誘導・視線安定用の視認マーカーとして設置されたものと考えられます。高速道路上では歩行者横断は禁止であるため、その意図を誤解しないよう注意しましょう。
もし気になるマークをまた見かけたら、「非常帯・作業帯・視認マーカーかな」と意識しながら観察すると、少しだけ高速道路の“裏側”に触れた知識が得られるかもしれません。


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