フェリー業界では、船員がラッシング作業を行うかどうかは、会社や航路、契約形態によって異なります。本記事では、ラッシング作業の実態と、船員がこの作業を担当しないフェリー会社の例を紹介します。
ラッシング作業とは
ラッシング作業は、船内で車両や貨物を固定する作業で、航行中の安全を確保するために重要です。通常、甲板員が担当し、専用の器具を使用して車両をしっかりと固定します。
この作業は、船の揺れや波の影響で貨物が動かないようにするため、非常に重要な役割を果たします。
船員がラッシング作業を行う場合
多くのフェリー会社では、船員がラッシング作業を担当しています。例えば、鹿児島の芙蓉海運株式会社では、乗組員がハッチカバーの開閉や掃除、オンデッキ搭載コンテナの連結金物の設置、ラッシング作業を行っています。
また、フェリー船「はいびすかす」では、甲板員が入出航港スタンバイ、航海当直、船内巡視、船内での車輌誘導、ラッシング作業などを担当しています。
船員がラッシング作業を行わない場合
一部のフェリー会社では、ラッシング作業を専門の荷役会社が担当し、船員がこの作業を行わないケースもあります。例えば、丸三海運株式会社では、乗組員がハッチカバーの開閉や掃除、オンデッキ搭載コンテナの連結金物の設置、ラッシング作業を行っていますが、荷役作業は荷役会社が担当しています。
このように、会社によって船員の業務範囲が異なるため、就職や転職を考える際には、事前に確認することが重要です。
労働環境と安全性の観点から
国際運輸労連(ITF)では、船員の労働環境や安全性を重視し、ラッシング作業を港湾労働者の職域とすることを推奨しています。これは、船員の過重労働を防ぎ、安全な航行を確保するためです。
また、国土交通省も、船員の労働時間を削減し、安定的な内航輸送を確保するために、荷役作業の一部を陸側で行うことを推奨しています。
まとめ
フェリー業界におけるラッシング作業の担当は、会社や航路によって異なります。船員がこの作業を行う場合もあれば、専門の荷役会社が担当する場合もあります。労働環境や安全性の観点から、ラッシング作業の担当範囲を明確にし、適切な労働分担を行うことが重要です。就職や転職を考える際には、各社の業務内容を事前に確認し、自分に合った職場を選ぶことをおすすめします。


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