「あなたの渡航履歴に問題がある」や「警察のオガタと申します」などと名乗る電話、近年このような“なりすまし詐欺”が増えています。本記事では、実際に報告されているケースをもとに、警察や公共機関を名乗る電話詐欺の特徴や見分け方、そして被害を未然に防ぐための対処法を解説します。
警察や公的機関を名乗る電話詐欺の増加
「北海道警察」「金融庁」「国税庁」などを名乗る不審な電話が全国的に確認されています。共通しているのは“驚かせて冷静な判断を奪う”点にあります。たとえば「不正利用の疑いがある」「海外渡航歴が不審だ」といった理由で、個人情報の確認や現金振り込みを促されるケースがあります。
警察が電話でいきなり渡航歴や口座情報を確認することは通常ありません。特に、国際番号(+80など)や非通知・変則的な番号からの電話は注意が必要です。
電話番号の特徴と見分け方
「+8088〜0110」のような番号は、国内番号を偽装した国際番号である可能性があります。0110は日本の警察相談専用電話番号として知られていますが、発信専用ではありません。つまり、「0110」が入っていたとしても信用できる根拠にはなりません。
詐欺師は、あたかも本物の警察からの電話であるように装うため、実在の名前や所属、さらには正しい部署名まで使うことがあります。
実際にあった類似の詐欺事例
例:東京在住の40代女性に「あなたの名義で銀行口座が不正に使われている」と警察を名乗る人物から連絡が入り、現金を封筒に入れて預けるよう指示された。
例:高齢者に対し「国際的な犯罪捜査の一環で本人確認が必要」として、免許証や口座番号を聞き出そうとするケースも報告されています。
もし不審な電話を受けたら
- 電話を切る。会話を続けない。
- 相手の名前や所属をメモする。
- 一度電話を切ったあと、自分で各自治体や警察署の代表番号を調べて問い合わせる。
- 情報を提供しない。特に口座番号や生年月日、マイナンバーは伝えない。
- 迷ったら警察相談ダイヤル「#9110」に連絡。
電話番号を公開してもいい?
電話番号をネット上で晒すことには注意が必要です。事実確認が取れない段階で公開してしまうと、名誉毀損や風評被害の可能性もあるため、基本的には控えましょう。詐欺の可能性が高い場合は、最寄りの警察署に通報するのが正しい対応です。
まとめ:怪しい電話には「出ない」「答えない」「信じない」が鉄則
警察や公的機関をかたる詐欺はますます巧妙化しています。個人情報や金銭のやり取りを促されるような電話は、まず詐欺を疑いましょう。そして、不安になったら自分だけで判断せず、必ず家族や警察に相談するようにしましょう。
「念のため」の対応が、被害を防ぐ第一歩になります。


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