会社への通勤経路には複数の選択肢がある場合がありますが、その中で「どちらを申請すべきか」と悩むことは少なくありません。特に、時間は短縮されるものの距離が長くなるルートと、距離は短いが時間がかかる正規ルートが存在する場合、どちらが適切なのかを明確にしておくことは、通勤手当の正確な支給やトラブル回避のためにも重要です。
通勤経路の申請は「合理的経路・方法」が基本
多くの企業では、通勤手当を支給する際に「合理的かつ経済的な通勤経路および手段であること」を条件としています。つまり、単に「最短距離」や「最安値」ではなく、実際の利便性や安全性、混雑度、通勤時間などを総合的に見て決定されることが一般的です。
例として、Aルートが距離10kmで60分、Bルートが11kmで40分という場合、時間効率や運行本数、乗換え回数などを考慮し、Bルートの方が合理的と判断されることもあります。
1キロ長くても時間短縮されるルートはOK?
通勤手当の制度では「距離」よりも「利便性」や「経済性」が重視されます。よって、わずか1キロの差であっても、時間や安全面で大きな差がある場合は、距離の長いルートの方が合理的な経路として認められる可能性があります。
ただし、会社によっては距離ベースの通勤費計算を行っているケースもあるため、実際の運用は就業規則や経理担当者に確認する必要があります。
マップアプリに表示されない通勤ルートは使えない?
GoogleマップやNAVITIMEなどの経路検索で表示されないルートであっても、実際に存在し利用可能であれば、それを理由に却下されるわけではありません。ただし、通勤経路申請の際には、乗車駅・降車駅、所要時間、定期代などの説明を明記しておくと、社内承認が得やすくなります。
また、経路検索でカスタムルートが作成できるアプリを使い、申請書に添付すると説得力が増します。
通勤ルートを選ぶ際のチェックポイント
- 混雑度:満員電車を避けられるか
- 所要時間:業務時間への影響はあるか
- 料金:定期代に大きな差が出るか
- 運行本数:遅延時のリスクが少ないか
- 安全性:通行環境や人通りの有無
例えば「地下鉄1本で行けるルート」と「バス+電車を乗り継ぐルート」があれば、多少距離があっても前者の方が合理的と評価されることが多いです。
まとめ:通勤経路の選択は事前相談が鍵
「正規ルート」とされる道があっても、それよりも合理的なルートがある場合は、必ずしもそれに固執する必要はありません。ただし、会社にとっての“合理性”の基準は就業規則や制度で異なるため、申請前に総務・経理に相談し、書類上での確認を行うのがベストです。
無理なく快適に通勤できるルートを選ぶことが、心身の健康にもつながります。制度に沿ったうえで、柔軟な選択を心がけましょう。


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