予約サイト経由で航空券を購入した場合のフライト変更手続きと注意点

旅行予約サイトを通じて航空券を購入した場合、フライトに変更が生じた際の対応に戸惑うこともあります。特に欠航や時間変更により日程調整が必要になった場合、どこに連絡すれば良いのか、直接航空会社のサイトで操作して良いのかなどの判断は悩みどころです。本記事では、予約経路別の変更方法や注意点を解説します。

旅行予約サイト経由の航空券は「予約元」が基本対応

booking.comやExpediaなどの旅行予約サイト経由で購入した航空券は、原則としてその予約サイトが窓口となります。つまり、航空会社ではなく「販売者」としての予約サイトが旅程変更の責任を持っているため、変更・キャンセルも予約元を通すのが基本です。

ただし例外もあり、LCCや一部の航空会社は公式サイトへ移行して手続きできる場合があります。実際にAir Franceなどのフルサービスキャリアでは、予約番号を入力することで公式サイトに表示されるケースも多くあります。

Air Franceなどの航空会社では、予約がGDS（航空券の共通予約システム）を介していれば、旅行サイト経由でも公式サイトで変更可能な場合があります。画面上に変更ボタンが出るようであれば、技術的には処理が可能です。

ただしこの場合、booking.com側と手続きが齟齬をきたす恐れがあります。たとえば、払い戻しや差額精算に関して責任の所在が不明確になる、または予約情報に不整合が生じる可能性があるため、自己責任で行うことになります。

フライトが欠航になった場合、多くの航空会社では「無償変更」や「払い戻し」のオプションを提供しています。特に自然災害やストライキ、機材不良など航空会社都合の欠航では柔軟な対応が取られることがほとんどです。

Air Franceでも欠航時には、Web上で変更手続きが可能な専用ページが開設されたり、電話・チャットサポートでも変更手続きが可能です。ただし、旅行サイト経由での予約は「まずは予約元へ」が原則のため、公式サイト上でも連絡先として代理店名が出てくる場合があります。

あるユーザーは、booking.com経由でAir Franceのチケットを購入後に欠航が発生。公式サイト上に変更可能な予約として表示されたため、直接日程変更を完了。航空会社からEチケットも再発行され、問題なく搭乗できたと報告されています。

このように、ケースバイケースで「公式サイトでの変更が実質可能な場合」も多いため、試してみる価値はあります。ただし、後日トラブルが発生した場合には、自らの判断で行った操作となる点は留意が必要です。

旅行予約サイト経由の航空券でも、状況に応じて航空会社公式サイトからの変更が可能なことがあります。ただし、トラブル回避を重視するならば、まずは予約元である旅行サイトに連絡を取るのがセオリーです。

一方で、急を要する場合や、公式サイトで手続きが可能なUIが用意されているなら、自己責任の上で公式から変更するのも選択肢となるでしょう。情報確認と慎重な判断がカギとなります。