一般道では見かけることもある車両牽引ですが、高速道路では特別な制限が設けられています。この記事では、高速道路での牽引走行の可否や例外、罰則まで詳しくご紹介します。
高速道路での牽引は原則禁止
道路交通法施行令第27条により、「故障車を他の車両がけん引する場合は、高速自動車国道および自動車専用道路を通行してはならない」と明確に定められています。
つまり、一般ドライバーが普通車で故障車を牽引して高速道路を走るのは違法であり、緊急避難的なケースでも通行できません。
唯一の例外:道路管理者または許可を受けた車両
JAF(日本自動車連盟)やNEXCO管理会社、レッカー業者などの「道路管理者が指定した特殊車両」に限っては、高速道路での牽引が許可されています。
これらの車両は「けん引許可車両」の標識や装備があり、非常用灯火器などの安全措置も備えています。
万が一の故障時はどうする?
故障車が高速道路上で動けなくなった場合、自力で牽引してはいけません。必ず以下の流れで対応しましょう。
- ハザードランプを点灯し、車両をできる限り路肩へ移動
- 発炎筒や三角表示板を設置し、安全確保
- 車外へ退避し、JAFや高速道路緊急ダイヤル(#9910)へ連絡
JAFは24時間対応で、会員であれば無料でけん引サービスが利用できます(距離制限あり)。
違反した場合の罰則
高速道路での無許可牽引行為は「通行禁止違反」に該当し、道路交通法違反で罰せられます。
具体的には、違反点数2点、普通車であれば反則金は9,000円です。さらに、事故を起こした場合は重大な過失とされる恐れがあります。
実例:自己判断での牽引によるトラブル
実際にSNSなどでは「エンストした車を友人の車で牽引して高速出口まで行こうとした」事例も見受けられますが、NEXCOや警察からの指導を受けたという報告も多数あります。
事故や火災のリスクも高まるため、牽引走行は必ず専門業者へ依頼するのが原則です。
まとめ
・高速道路では一般車による故障車の牽引は法律で禁止されており、罰則も伴います。
・牽引できるのはJAFなどの許可業者に限定されており、事故や故障時には専門業者を呼ぶことが最も安全です。
・万一の備えとして、JAF加入や緊急時連絡先の把握、高速道路での安全措置について事前に確認しておくと安心です。


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