在留特別許可の手続きでは、入管への出頭後に長期間連絡がないケースも珍しくありません。特に、日本人配偶者や子どもがいる場合は、家庭状況や生活実態について詳しく確認されることが多く、長時間の事情聴取が行われるケースもあります。
しかし、事情聴取後に追加資料の連絡が来ないと、『もう審査は終盤なのか』『それともまだ途中なのか』と不安になる方も多いでしょう。
ここでは、在留特別許可における一般的な流れや、事情聴取後によくある状況、実際に多いケースについて整理して解説します。
在留特別許可では事情聴取が重要視される
在留特別許可は通常の在留資格申請とは異なり、法務大臣の裁量判断によって許可される制度です。
そのため、単純に書類だけで判断されるのではなく、本人や家族の事情、生活状況、反省状況、家族関係などを総合的に確認されます。
特に以下のような点は重点的に確認されやすい傾向があります。
- 夫婦関係が実態を伴っているか
- 同居実績があるか
- 子どもの養育状況
- 生活費や収入状況
- これまでの在留経緯
- 今後の生活見込み
- 反省状況や再発防止
長時間の事情聴取が行われるのは、それだけ慎重に判断しているためとも言えます。
事情聴取後に連絡が来ないケースは珍しくない
事情聴取後、数週間から数か月連絡が来ないというケースは比較的よくあります。
実際、在留特別許可は通常のビザ申請以上に内部確認や決裁に時間がかかることが多く、聴取後すぐ結果が出るとは限りません。
特に追加資料の指示がその場でなかった場合、『現時点で必要な情報は概ね揃っている』と考えられるケースもあります。
もちろん案件ごとの差はありますが、事情聴取後に一定期間連絡がないからといって、直ちに悪い意味とは限らないと言われています。
追加資料の提出が後日求められることもある
一方で、事情聴取が終わった後に追加資料提出を求められるケースも実際には存在します。
例えば以下のような内容です。
| 追加で求められやすい資料 | 例 |
|---|---|
| 家族関係資料 | 写真・LINE履歴・住民票など |
| 生活実態資料 | 公共料金・賃貸契約書 |
| 収入関係 | 給与明細・課税証明書 |
| 子ども関連 | 学校関係書類・母子手帳など |
また、追加聴取が行われる場合もありますが、必ずしも珍しいことではありません。
特に事実確認に時間がかかるケースや、説明内容の確認が必要な場合には、後日再度呼ばれることもあります。
事情聴取後は内部審査や決裁段階に入ることが多い
一般的には、事情聴取後は担当審査官による整理や上席確認、さらに内部決裁に進む流れになると言われています。
在留特別許可は判断の影響が大きいため、複数段階で確認されるケースもあります。
特に日本人配偶者や日本で生活する子どもがいる場合は、人道的事情も含めて慎重に検討される傾向があります。
そのため、『何も連絡がない=放置』ではなく、内部審査中である可能性も十分あります。
実際によく聞かれる待機期間の目安
在留特別許可では、案件によって期間差がかなり大きいです。
ただ、経験談などでは以下のようなケースが比較的見られます。
- 事情聴取後2〜3週間で連絡
- 1〜2か月後に追加資料依頼
- 数か月連絡なし後に結果通知
- 半年以上かかるケース
つまり、『事情聴取後1か月連絡なし』という状況自体は、特別異例というほどではありません。
夫婦関係や子どもの存在は重要な判断材料になりやすい
在留特別許可では、日本人配偶者との婚姻実態や、日本で生活している子どもの存在は大きな要素として見られることがあります。
特に子どもが日本で生活基盤を持っている場合、教育環境や家族維持の観点も考慮されることがあります。
そのため、事情聴取でも家族との関係性について細かく確認されるケースは少なくありません。
不安な時は行政書士や弁護士に相談する人も多い
在留特別許可は非常に個別性が高く、ネット上の経験談がそのまま当てはまるとは限りません。
そのため、長期間不安が続く場合には、入管業務に詳しい行政書士や弁護士へ相談する人もいます。
特に追加資料提出の準備や、今後想定される流れについて専門家から説明を受けることで安心につながるケースもあります。
まとめ
在留特別許可では、長時間の事情聴取後にしばらく連絡がないケースは比較的よく見られます。
事情聴取時に追加資料の指示がなかった場合、一定程度必要資料が揃っており、内部審査や決裁段階に進んでいる可能性もあります。
ただし、後日追加資料提出や再度の事情聴取を求められるケースもあるため、『連絡がない=確定』とは言い切れません。
在留特別許可は案件ごとの差が非常に大きいため、不安になり過ぎず、必要に応じて専門家へ相談しながら対応していくことが大切です。


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