昭和50年代頃、デパートの屋上で開催されたスーパーカーショーを覚えている方は少なくありません。当時はスーパーカーブームの真っただ中で、子どもたちの憧れだったランボルギーニやフェラーリなどが身近な場所で展示されるイベントが各地で行われていました。この記事では、デパート屋上に本当に複数台のスーパーカーを展示できたのか、当時の展示方法や昭和のイベント事情について詳しく解説します。
昭和50年代はスーパーカーブームで展示イベントが全国開催された
昭和50年代半ばは、日本でスーパーカーブームが大きく盛り上がった時代です。漫画やテレビ番組の影響もあり、子どもたちの間でフェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェなどの人気が急上昇しました。
そのため、デパートや百貨店では集客イベントとしてスーパーカー展示会を開催することが多くありました。現在のような大型展示場だけではなく、屋上や催事スペースなど、当時のデパートの設備を活用してイベントが行われていました。
静岡の田中屋(現在の静岡伊勢丹)でも、時代背景を考えるとスーパーカー関連のイベントが開催されていた可能性は十分にあります。
デパートの屋上に車を運ぶことは可能だったのか
一見すると、車を屋上まで運ぶのは難しそうに感じます。しかし、昭和の百貨店では大型搬入口や荷物用エレベーター、屋上への搬入設備を備えている建物もありました。
ただし、一般的な乗用車をそのままエレベーターに載せるケースばかりではありません。建物の構造やイベント内容によって、クレーンを使用したり、搬入口から台車などを使って移動させたりする方法もありました。
また、展示する車両は必ずしも自走して屋上へ運ばれたわけではありません。展示専用車として搬入方法を工夫することで、屋上イベントは成立していました。
スーパーカーを分解して運んだという話は本当なのか
車両を分解して搬入する方法も技術的には可能ですが、実際のスーパーカー展示で一般的だったとは考えにくいです。高価で希少な車を分解すると、傷や故障のリスクが高くなるためです。
多くの場合は、車両をそのまま移動できる経路を確保したり、展示場所に合わせて搬入方法を考えたりしていました。
例えば、屋上に展示された車でも、建物完成時から屋上への搬入経路が設計されていた場合や、大型クレーンを使える立地であれば、実車展示は十分可能でした。
昔のデパート屋上は現在より設備が充実していた
現在では少なくなりましたが、昭和のデパート屋上は子ども向け施設として非常に活用されていました。屋上遊園地、ゲームコーナー、イベントスペースなどがあり、家族連れが長時間楽しめる場所でした。
屋上には一定の荷重に耐えられる設計がされている建物も多く、遊具や展示物を設置することを前提としていました。そのため、自動車展示のようなイベントが開催されることもありました。
現在の感覚では「屋上に車を置く」という発想は珍しく感じますが、昭和のデパート文化では特別珍しいことではありませんでした。
子どもの頃の記憶と実際のイベント内容が違っている可能性
幼少期の記憶では、場所や規模が少し変化して覚えられていることもあります。例えば、屋上だけではなく、屋上に近い階の催事場や駐車場スペースで開催されていたイベントを、屋上の記憶として残している可能性もあります。
また、スーパーカーショーでは常時複数台が展示されていたとは限らず、時間帯によって展示車両が入れ替えられていたケースもあります。
しかし、昭和50〜55年頃のスーパーカーブームという時代背景を考えると、デパートでスーパーカーを見たという記憶自体は十分現実的なものと言えます。
まとめ:昭和のデパート屋上スーパーカー展示は十分可能だった
昭和50年代のデパートでは、スーパーカーブームに合わせて全国各地で展示イベントが開催されていました。屋上に複数台の車を展示することも、搬入設備や建物構造によっては可能でした。
車両を分解して運んだというより、クレーンや搬入口、専用設備などを利用して展示していた可能性が高いです。
当時のデパート屋上は現在とは違い、子どもたちの夢が詰まった特別な場所でした。幼い頃に見たスーパーカーの記憶は、昭和の時代背景を考えると決して不思議なものではありません。


コメント