日本の永住者として生活しているベトナム国籍の方の中には、ベトナムのパスポートを所持しておらず、日本への出入国で再入国許可や査証免除証明書を利用しているケースがあります。そのような状況で、ベトナム大使館からパスポートの新規発給ができないと言われると、今後の海外渡航や身分証明について不安を感じることがあります。
この記事では、日本在住のベトナム国籍者がパスポートを取得する際の基本的な考え方、手続き先、確認すべきポイントについて解説します。なお、国籍や個別事情によって対応が変わるため、最終的にはベトナム大使館や領事機関への確認が必要です。
日本在住のベトナム国籍者がパスポートを取得する基本的な考え方
ベトナムのパスポートは、原則としてベトナム国籍を有する本人が、ベトナム当局へ申請して発給を受けるものです。日本に長期間住んでいる永住者であっても、ベトナム国籍を保持している場合は、通常はパスポート取得の対象になります。
ただし、過去にベトナムの身分証明書類を失った場合や、出生・国籍確認が必要な場合などは、単純な更新や新規申請として扱われないことがあります。
例えば、日本で生まれたベトナム系の方や、長期間ベトナムへ帰国していない方の場合、ベトナム側で国籍確認の手続きが必要になるケースがあります。
ベトナム大使館で新規発給できないと言われる主な理由
ベトナム大使館で「新規発給はできない」と案内された場合、必ずしも永久的にパスポートが取得できないという意味とは限りません。申請区分や必要書類が不足している可能性もあります。
特に、以前にベトナムのパスポートを持っていたかどうか、ベトナム国籍を証明できる書類があるか、現在の国籍状態が明確かによって手続きが変わります。
具体例として、以前のパスポート番号や出生証明書、ベトナムの戸籍関連書類などが確認できない場合、通常の窓口申請では処理できず、追加確認が必要になる場合があります。
日本に住んだままパスポート申請できる場合
日本に居住しているベトナム国籍者の場合、一般的にはベトナムへ帰国しなくても、日本国内のベトナム大使館や総領事館で手続きを行える可能性があります。
ただし、申請者の状況によっては、ベトナム国内の公安機関や行政機関で国籍確認などを行う必要がある場合があります。
そのため、窓口へ問い合わせる際には「永住者であること」「現在パスポートを所持していないこと」「再入国許可や査証免除証明書を利用していること」を具体的に伝え、自分の場合に必要な手続きを確認することが重要です。
パスポート取得に向けて準備しておきたい書類
パスポート申請では、本人確認や国籍確認のために複数の書類が求められることがあります。一般的には、現在の在留カード、写真、申請書類、過去のベトナム関連書類などが確認対象になります。
過去にベトナムのパスポートを取得した経験がある場合は、期限切れのパスポートやコピーでも手続きの助けになる場合があります。
例えば、古い旅券、出生証明書、ベトナムの家族関係を証明できる書類などが残っている場合は、申請前に整理しておくと確認がスムーズになる可能性があります。
パスポートがない状態で注意すべきこと
パスポートを所持していない状態でも、日本国内で永住者として生活すること自体は可能ですが、海外渡航や国際的な手続きでは不便が生じる場合があります。
例えば、第三国への旅行、海外での身分確認、航空会社での搭乗手続きなどでは、有効な旅券を求められることがあります。
また、再入国許可制度を利用している場合でも、渡航先や航空会社の規定によって必要書類が異なる場合があるため、旅行前には必ず確認することが大切です。
まとめ|ベトナム国籍の永住者でもパスポート取得の可能性はある
日本の永住者であるベトナム国籍者がパスポートを取得する場合、単純な新規発給ではなく、国籍確認や本人確認の手続きが必要になることがあります。
大使館で一度「新規発給できない」と言われた場合でも、理由を詳しく確認し、自分の状況に合った申請方法を確認することが重要です。
必要書類や手続き方法は個人の経歴によって大きく異なるため、ベトナム大使館・総領事館へ具体的な事情を説明したうえで、必要な対応を進めることが最も確実な方法です。

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