1985年以前のスケルトンボディ路線バスで最も近代的なデザインは?日野ブルーリボン登場前の名車を比較解説

バス、タクシー

1985年の日野ブルーリボン(P-HT/HU23系)登場以前、日本の路線バスはスケルトンボディ化によって大きくデザインが変化した時代でした。従来の箱型ボディから、より大型ガラス、低い腰高感、直線的で洗練されたスタイルへ進化し、各メーカーやボディメーカーが独自の近代的なデザインを追求していました。

この記事では、1985年8月の日野ブルーリボン路線バスへのモデルチェンジ以前に存在したスケルトンボディの路線バスを比較し、その中でも特に近代的な印象を持っていた車両について詳しく紹介します。

1980年代前半の路線バスデザインとスケルトンボディ化

1970年代後半から1980年代前半にかけて、日本の路線バスは大きな転換期を迎えました。それまで主流だったフレーム構造のボディから、車体全体で強度を確保するスケルトンボディへ移行していきました。

スケルトンボディの特徴は、窓を大きく取れること、車内空間を広くできること、外観を自由に設計できることです。その結果、1980年代の路線バスは以前よりも未来的で都会的なデザインになっていきました。

特に前面ガラスの大型化や角形ライトの採用は、当時としては非常に先進的な印象を与えました。

日野P-HT/HU23系ブルーリボン最初期車のデザイン

1985年に登場した日野ブルーリボンP-HT/HU23系は、それまでの日野RE系などから大きくイメージを変えたモデルでした。

角張ったボディライン、大型の前面窓、整理されたライト配置などにより、1980年代後半の路線バスらしい modern な雰囲気を持っていました。

ただし、1985年登場という時期を考えると、完全に新しいデザインというより、それ以前から続いていたスケルトンボディ路線の発展形と見ることもできます。

近代的なデザインとして評価される富士重工業製ボディ

1980年代前半のスケルトンボディ路線バスで、特に近代的な印象を持つものとして挙げられるのが富士重工業製ボディです。

富士重工業のバスボディは、直線的でシャープなデザインが特徴で、特に1980年代の7E以前につながる流れの中で、都会的な雰囲気を持つ車両が多く存在しました。

大型の側面窓やすっきりした前面デザインは、当時の他メーカーと比較しても未来的な印象があり、現在見ても古さを感じにくいスタイルでした。

三菱自動車・呉羽ボディの先進的な路線バス

三菱ふそう系では、呉羽自動車工業製のボディを架装した車両にも特徴的なデザインが見られました。

特に1980年代前半のエアロスター登場前の車両では、角形でシンプルながらも機能美を感じさせるデザインが採用されていました。

大型のフロントウインドウや低く見える車体構成は、当時としてはかなり近代的で、都市部のバス事業者にも多く導入されました。

いすゞキュービック登場前の川重・アイケイ系ボディ

いすゞでは1984年登場のキュービック以前にも、スケルトン構造を取り入れた車両が存在しました。

川崎重工やアイ・ケイ・コーチなどのボディメーカーによる車両は、角型デザインと大きな窓を採用し、従来型バスとは異なる現代的な雰囲気を持っていました。

特に都市部向け車両では、広告や塗装との相性も良く、1980年代らしい未来感のあるスタイルとして評価されています。

最も近代的に見えるスケルトンボディ路線バスはどれか

1985年以前のスケルトンボディ路線バスの中で「最も近代的」と感じる車両は、個人の好みによっても変わりますが、総合的には富士重工業製ボディを架装した車両や、末期型のいすゞ・三菱系スケルトン車が候補になります。

特に富士重工業製ボディは、直線的で無駄の少ないデザイン、大型窓による開放感、都市型バスらしい雰囲気から、1985年の日野ブルーリボン登場直前の時代を代表する近代的なデザインと言えます。

一方で、日野P-HT/HU23系最初期車も登場時点では非常に新鮮であり、1980年代後半の路線バスデザインへ橋渡しをした重要な存在でした。

まとめ|1985年以前のスケルトンボディは日本の路線バス進化を象徴する存在

1985年以前の日本の路線バスは、スケルトンボディ化によって大きくデザインが進化した時代でした。

富士重工業製ボディ、三菱ふそう系呉羽ボディ、いすゞ系のスケルトン車などは、それぞれ異なる方向性で近代的なスタイルを追求していました。

その中でも特に未来的で洗練された印象を持つ車両としては富士重工業製ボディを評価する声が多く、1985年の日野ブルーリボン登場へ続く、日本の路線バスデザイン発展の重要な一時代を築いた車両と言えるでしょう。

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