都道府県名と県庁所在地名が違うのはどこ?一覧でわかる県庁所在地と覚え方

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日本の47都道府県には、それぞれ行政の中心となる都道府県庁所在地があります。「青森県=青森市」「京都府=京都市」のように都道府県名と所在地の市名が一致するところがある一方、栃木県=宇都宮市、山梨県=甲府市のように名称が異なるところも少なくありません。

学校の地理や一般常識の問題では、むしろ名称が一致しない都道府県のほうが迷いやすいポイントです。そこで、都道府県名と都道府県庁所在地の市名が異なる地域を一覧にし、間違えやすい例や名称が異なる背景についても整理します。

都道府県名と都道府県庁所在地名が違う地域の一覧

都道府県の名称と都道府県庁所在地の市名が一致しないものを整理すると、次のようになります。なお、ここでは東京都を「東京都=新宿区」と数える一般的な学習上の整理を含めています。

都道府県 都道府県庁所在地
北海道 札幌市
岩手県 盛岡市
宮城県 仙台市
茨城県 水戸市
栃木県 宇都宮市
群馬県 前橋市
埼玉県 さいたま市
東京都 新宿区
神奈川県 横浜市
山梨県 甲府市
石川県 金沢市
愛知県 名古屋市
三重県 津市
滋賀県 大津市
兵庫県 神戸市
島根県 松江市
香川県 高松市
愛媛県 松山市
沖縄県 那覇市

この整理では19都道府県が該当します。反対に、「福岡県=福岡市」「長野県=長野市」「広島県=広島市」などは名称が一致しています。

地方別に見ると覚えやすい

19都道府県を一度に暗記するより、地方ごとに分けると整理しやすくなります。北海道・東北では「北海道=札幌市」「岩手県=盛岡市」「宮城県=仙台市」が該当します。

関東では「茨城県=水戸市」「栃木県=宇都宮市」「群馬県=前橋市」「埼玉県=さいたま市」「東京都=新宿区」「神奈川県=横浜市」と、不一致の地域が多くあります。特に北関東3県の水戸・宇都宮・前橋はセットで覚えておくと便利です。

中部では「山梨県=甲府市」「石川県=金沢市」「愛知県=名古屋市」、近畿では「三重県=津市」「滋賀県=大津市」「兵庫県=神戸市」です。中国・四国では「島根県=松江市」「香川県=高松市」「愛媛県=松山市」、九州・沖縄では「沖縄県=那覇市」が該当します。

なぜ都道府県名と県庁所在地の名前が違うのか

「県庁所在地なら県名と同じ都市にすればよいのでは」と感じるかもしれません。しかし、現在の都道府県は明治時代の廃藩置県や、その後に行われた府県の統廃合などを経て形成されています。県の名称と行政の中心都市の名称が必ず一致する仕組みではありません。

たとえば石川県の県庁所在地は金沢市です。金沢は江戸時代に加賀藩の城下町として発展した都市ですが、現在の県名は「金沢県」ではなく「石川県」です。このように歴史的な行政区域の変化を知ると、名称の違いも理解しやすくなります。

また、都道府県の名称が決まった経緯は地域ごとに異なります。「県名と県庁所在地名が違う県はすべて同じ理由で決められた」と単純化することはできません。個別の地域史を確認することが大切です。

「埼玉県=さいたま市」は同じ名前ではないの?

少し迷いやすいのが埼玉県です。読み方だけなら「埼玉」と「さいたま」は同じですが、都道府県名は漢字の「埼玉県」、県庁所在地はひらがなの「さいたま市」で、正式名称の表記が異なります。

さいたま市は2001年に浦和市・大宮市・与野市の合併によって誕生し、その後、岩槻市も編入されています。埼玉県庁はさいたま市浦和区にあります。

したがって、「都道府県名と都道府県庁所在地の正式名称が異なるところ」を問う問題では、埼玉県とさいたま市を不一致として扱うことができます。ただし、問題集などでは出題基準が異なる場合があるため、設問の説明も確認すると確実です。

東京都だけは「市」ではなく新宿区

47都道府県を覚える際にもう一つ注意したいのが東京都です。東京都庁の所在地は東京都新宿区西新宿であり、一般的な都道府県庁所在地一覧では「東京都=新宿区」と表記されます。

東京都には「東京市」という現在の自治体はありません。かつて東京市は存在しましたが、1943年の東京都制施行によって東京府と東京市が廃止され、東京都が設置されました。

そのため、「県庁所在地の市名が県名と違うところ」という条件を文字どおり「市」に限定する場合、東京都は少し特殊です。一方、「都道府県名と都道府県庁所在地名が異なるところ」という意味なら東京都も含めて整理すると分かりやすいでしょう。

間違えやすい県庁所在地を覚えるコツ

県名と県庁所在地名が一致する地域より、不一致の地域だけを重点的に覚える方法が効率的です。たとえば「栃木=宇都宮」「群馬=前橋」「茨城=水戸」のように、近隣県をセットにします。

都市そのものの知名度を利用する方法もあります。「宮城=仙台」「愛知=名古屋」「兵庫=神戸」「石川=金沢」のように、その地域を代表する大都市・観光都市と結び付ければ記憶しやすくなります。

また、三重県の津市は名称が非常に短いため、クイズなどでも印象に残りやすい県庁所在地です。「三重=津」「滋賀=大津」と近畿地方の2つを並べて覚えるのもよいでしょう。

県庁所在地と「県で一番大きな都市」は同じとは限らない

県庁所在地は行政の中心となる都市ですが、必ずしも現在の人口が県内最多の都市になるとは限りません。この点も県庁所在地を理解するときの重要なポイントです。

代表的なのが群馬県です。県庁所在地は前橋市ですが、県内には高崎市という大きな都市もあります。「一番有名そうな都市」「人口が多そうな都市」を推測しても、必ず県庁所在地になるわけではありません。

県庁所在地を覚える場合は、都市の規模だけではなく、実際に都道府県庁が置かれている自治体として覚えるのが確実です。

まとめ|名称が違う都道府県庁所在地はセットで覚えよう

都道府県名と都道府県庁所在地の名称が異なる地域には、北海道・札幌市、岩手県・盛岡市、宮城県・仙台市、茨城県・水戸市、栃木県・宇都宮市、群馬県・前橋市、埼玉県・さいたま市、東京都・新宿区、神奈川県・横浜市、山梨県・甲府市、石川県・金沢市、愛知県・名古屋市、三重県・津市、滋賀県・大津市、兵庫県・神戸市、島根県・松江市、香川県・高松市、愛媛県・松山市、沖縄県・那覇市があります。

こうした違いには、廃藩置県以降の行政区域の変遷や都市の歴史などが関係しています。単純な暗記だけでなく、「宮城と仙台」「愛知と名古屋」「兵庫と神戸」のように都道府県と都市をペアで整理すると覚えやすくなります。

なお、埼玉県とさいたま市は読みが同じでも正式な表記が異なり、東京都は所在地が新宿区という特殊なケースです。クイズや試験では「名称」「読み方」「市名」など設問の条件によって数え方が変わる可能性があるため、その条件まで確認するのがポイントです。

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