3号・4号・5号の打ち上げ花火はいくら?30発前後の構成を単価と演出費込みで概算

祭り、花火大会

打ち上げ花火の費用を考えるときは、「花火玉そのものの価格」と「実際に花火大会・イベントとして打ち上げてもらう総額」を分けて考えることが重要です。3号玉1発が数千円という資料があっても、その金額だけを玉数に掛ければイベント総額になるわけではありません。

例えば、3号玉を単発・早打ちで合計15発、4号玉5発、5号玉10発、最後に3号玉3発を同時打ちする構成なら、合計は33発です。この規模になると、花火玉の代金に加えて打ち上げ作業、設営、運搬、安全管理などを含めて考える必要があります。

3号1万円・4号1万5,000円・5号2万円という想定は、花火玉だけの一般的な単価としては高めですが、打ち上げを含むイベント予算をざっくり考えるための単価としては極端に不自然な数字ではありません。実際の見積もりでは、同時打ちや早打ちなどの演出方法も含めて総額を見るのが適切です。

まず33発の構成を整理するとどうなる?

想定されているプログラムを号数別に整理すると、3号玉が合計18発、4号玉が5発、5号玉が10発となります。5号玉の「5発同時」も玉数としては5発なので、全体では33発です。

演出 号数 玉数
通常打ち 3号 10発
早打ち 3号 5発
通常打ち 4号 5発
通常打ち 5号 5発
同時打ち 5号 5発
ラスト3段雷・同時打ち 3号 3発
合計 33発

なお、「3段雷」が具体的にどのような製品・演出を指しているかによって見積もりは変わるため、ここでは3号玉3発として単純計算します。

3号・4号・5号の公開価格を見ると1万円・1.5万円・2万円は高め

公開されている花火協賛価格にはかなり幅があります。例えば小坂田公園納涼花火大会の募集資料では、3号玉5,000円、4号玉1万円、5号玉1万2,000円という設定例があります。[参照:小坂田公園納涼花火大会 打上花火協賛募集要項]

また別の公開例では、3号玉がおおむね3,000~5,000円程度、4号玉が5,000~1万円程度、5号玉が9,000~1万6,000円程度という価格帯も見られます。ただし、これは製造原価を示す統一価格表ではなく、公開されている販売・協賛価格などから見た参考値です。

したがって「3号=1万円、4号=1万5,000円、5号=2万円」を純粋な玉単価と考えると高めです。一方、実際のイベント費用には花火以外の経費が発生するため、総額を概算するために高めの単価を置く考え方には一定の合理性があります。

仮に3号1万円・4号1.5万円・5号2万円なら45万5,000円

提示された想定単価をそのまま使って計算すると非常に分かりやすくなります。3号玉18発×1万円=18万円、4号玉5発×1万5,000円=7万5,000円、5号玉10発×2万円=20万円です。

合計すると45万5,000円になります。したがって、約33発のこのプログラムについて「ざっくり45万円前後ではないか」という感覚になります。

ただし、この45万5,000円は各号数へ独自の想定単価を掛けただけの数字です。実際の業者見積もりが45万5,000円になるという意味ではありません。逆に、運搬・設営・人件費などまで含めると、この程度あるいはそれ以上になるケースも考えられます。

花火玉だけで計算するともっと安く見える理由

花火業者が公開している参考価格には、3号玉が3,000~4,000円程度、4号玉が5,000~7,000円程度、5号玉が9,000~1万1,000円程度という例があります。この水準を単純に33発へ当てはめれば、花火玉部分は20万円台程度になる計算も可能です。

ところが、実際に花火を打ち上げるには花火玉を用意するだけでは済みません。煙火業者による打ち上げでは、会場条件に応じた準備や安全管理などが必要となり、それらが料金へ反映されます。

実際、花火業者が公開しているプライベート花火の例では、3号玉10発を含むプランが16万5,000円、3号玉15発・4号玉5発などを含むプランが33万円という設定もあります。[参照:武舎煙火工業 プライベート打上げ花火]

早打ち・同時打ちは単純な「1発×単価」だけでは考えにくい

今回の構成でポイントになるのが、3号玉5発の早打ち、5号玉5発の同時打ち、そしてフィナーレです。単発を一定間隔で上げるだけの構成とは演出方法が異なります。

公開されている花火大会の価格表を見ると、早打ちを「基準単価×発数」の形で設定している例もあります。例えば涌谷町の2025年度花火大会では、3号玉の基準単価を7,000円として5連発3万5,000円、4号玉を8,700円として5連発4万3,500円としています。[参照:令和7年度わくや夏まつり・花火大会協賛金価格表]

一方、複数地点からの同時打ちなどでは設営条件が変わる場合があります。そのため「5号玉が1発1万円なら5発同時で5万円」と必ず単純計算できるわけではありません。具体的な演出を伝えて総額見積もりを取る必要があります。

33発なら30万~50万円台程度を最初の予算感にする考え方

公開価格を参考にしつつ、今回のように3~5号玉を33発使い、早打ちや同時打ち、フィナーレまで組むのであれば、まず30万~50万円台程度を予算検討の出発点にするとイメージしやすいでしょう。

花火大会の既存設備・打上場所・人員の中へ組み込む協賛花火なら安く収まる可能性があります。一方、個人イベントとして新たに会場を設定して業者へ一式依頼する場合には、玉代以外の割合が大きくなり、さらに高額になる可能性があります。

実際に沖縄の花火業者が公開している例では、3号玉10発について花火玉だけではなく許認可費、従事者費、諸費用を加え、税別7万2,900円という例が示されています。[参照:沖縄花火 打揚FAQ] 地域や条件は異なりますが、玉代以外の費用が無視できないことが分かります。

「花火はいくら?」では玉代と打上総額を分けて比較する

見積もりを見る際には「3号はいくらですか」と1発の価格だけを比較するより、希望する33発のプログラムをそのまま提示して総額を比較したほうが実用的です。

特に確認したいのは、提示額に花火玉、運搬、現場作業、安全管理などのどこまでが含まれているかです。既存の花火大会へ協賛する場合と、独立したプライベート花火として開催する場合でも費用構造は大きく異なります。

なお、打ち上げ花火は火薬類を扱うため、個人が花火玉だけを購入して打ち上げる前提ではなく、必要な資格・許認可や安全管理を扱える煙火業者へ依頼する前提で考えるのが適切です。

まとめ:提示の単価なら約45.5万円、実際の予算感も30万~50万円台から考えやすい

3号10発、3号5発早打ち、4号5発、5号5発、5号5発同時、最後に3号3発同時という構成は、合計すると3号18発・4号5発・5号10発の計33発です。

仮に3号1万円、4号1万5,000円、5号2万円という単価を使えば、18万円+7万5,000円+20万円=45万5,000円となります。この単価設定は花火玉単体の一般的な公開価格と比較すると高めですが、実際の打ち上げイベント全体の予算を考えるための数字としては大きく外れた発想ではありません。

今回の規模なら、既存大会への組み込みか独立イベントかによって差はあるものの、まず30万~50万円台程度を一つの現実的な検討レンジとして考え、希望する33発の構成をそのまま煙火業者へ伝えて総額を確認する方法が分かりやすいでしょう。特に5号5発同時やフィナーレの演出は条件による差が出やすいため、単純な玉単価だけではなく演出込みの見積もりで比較することが重要です。

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