温泉に入りたいものの、メイクや二重テープ・二重シールを崩したくないため、髪や顔を濡らしたくないということはあります。仕事の休憩中や勤務の合間に入浴する場合なら、入浴後にもう一度身支度をする手間も気になるところです。
温泉では浴槽へ入る前に体を清潔にすることが大切ですが、一般的な入浴マナーとして、毎回必ずシャンプーをして髪を洗わなければならないという決まりがあるわけではありません。髪を洗わずに入浴すること自体は可能です。
一方、長い髪を浴槽へ入れない、体を流してから入浴する、浴槽内へタオルを入れないといった配慮は必要です。またホテルや旅館ごとに独自の利用ルールがあるため、従業員利用の場合も勤務先の規則を優先しましょう。
温泉に入るとき髪の毛は必ず洗わなくてもよい
温泉に入るたびにシャンプーをする必要はありません。例えば自宅で朝に髪を洗い、昼に温泉へ入るのであれば、髪を濡らさず入浴するという選択もできます。
ただし髪が長い場合は、そのまま垂らして浴槽へ入るのではなく、ヘアゴムやヘアクリップなどで高い位置にまとめ、毛先までお湯へ入らないようにします。短い髪でも浴槽へ浸かりそうならまとめられる範囲で対応するとよいでしょう。
つまり「髪を洗うこと」と「髪を浴槽へ入れないこと」は別の話です。シャンプーを省略しても、共有する浴槽を清潔に利用するための配慮は必要です。
メイクや二重シールを残したまま入浴するなら顔を濡らさない
メイクを維持したい場合は、洗髪をせず、顔にもシャワーをかけない方法が現実的です。髪をしっかりまとめ、首から下を洗ってから湯船へ入れば、顔周辺を濡らす機会をかなり減らせます。
ただし温泉では湯気や汗が発生します。防水タイプの二重シールや化粧品でも、高温多湿の環境では粘着力が低下したりメイクが崩れたりする可能性があります。「顔を濡らさなければ絶対に取れない」とは考えないほうがよいでしょう。
例えば勤務の合間に短時間だけ温泉へ入りたいなら、髪をまとめる、首から下を洗う、顔を濡らさず短めに入浴する、上がった後に必要な部分だけメイクを直す、という流れなら負担を抑えやすくなります。
浴槽に入る前は体を流す・洗うのが基本
髪を洗わない場合でも、浴槽へ入る前にはシャワーやかけ湯を行い、汗や汚れを落とします。温泉は多くの人が利用する場所なので、自宅のお風呂とは違い、共有するお湯を汚さない意識が大切です。
特に仕事中は汗をかいていることもあります。体を石けんやボディソープで洗ってから入ればより清潔ですが、施設によって推奨される入浴方法が異なる場合があります。
また従業員が客用浴場を利用するホテルでは、「従業員が利用できる時間」「清掃中は利用不可」「営業開始前まで」など独自の決まりが設けられている可能性があります。チェックアウト後だから自由に利用できるとは限らないため、勤務先の責任者へ利用可能時間を確認しておくと安心です。
体に巻いたタオルのまま湯船に入るのは基本的に避ける
温泉で体を隠したい場合、脱衣所から洗い場までタオルで体を覆うことはできます。ただし、一般的な日本の温泉・公衆浴場では、タオルを浴槽のお湯へ入れないのが基本的なマナーです。
そのため「体に巻いたまま湯船へ入れるタオル」を探すより、移動するときに体を隠しやすく、浴槽へ入る直前に外しやすいタオルを選ぶほうが実用的です。浴槽に入ったらタオルは浴槽の外へ置きます。
テレビ番組などで出演者がタオルを巻いたまま温泉に入っていることがありますが、撮影用の特別な対応である場合もあります。通常利用時のルールとは分けて考えましょう。
おすすめは薄手のバスタオルと小さなフェイスタオル
体をなるべく隠しながら移動したいなら、薄手で乾きやすいバスタオルが便利です。厚手のホテルタオルより軽く、腰や胸元に巻きやすいものを選ぶと扱いやすくなります。
ただしバスタオルを浴室内へ持ち込まず脱衣所に置くルールの施設もあります。その場合は小さなフェイスタオルを浴室用に用意すると便利です。体を洗ったり、移動時に前を軽く隠したりする用途に使えます。
フェイスタオルも浴槽内には浸けず、入浴中は浴槽の縁の外側など施設が認める場所へ置きます。よく見かける「頭の上にタオルを載せる」という方法もありますが、無理にそうする必要はありません。
髪を濡らしたくないならシャワーキャップも便利
絶対に髪を濡らしたくない場合は、ヘアゴムだけでなくシャワーキャップも便利です。特に長い髪なら、先に高い位置でまとめてからシャワーキャップへ収めることで、シャワーの水滴や湯気による濡れを抑えられます。
ただし、シャワーキャップの使用についても施設独自のルールがあればそちらを優先します。また頭を浴槽へ浸けることはせず、あくまで髪をまとめて濡らさないために使います。
二重シールを維持することを優先するなら、洗髪なし・髪をまとめる・顔にシャワーを当てない・長湯をしないという組み合わせが比較的実践しやすいでしょう。
すっぴんを見られたくないなら入浴時間を工夫する方法も
共同浴場でメイクを完全に維持することには限界があります。湯気や汗でも化粧は崩れるため、すっぴんを見られることへの抵抗が強い場合は、人が少ない時間帯を選ぶ方法もあります。
ホテル従業員であれば、勤務先の許可を前提として、清掃時間と重ならず宿泊客が利用しにくい時間を確認してみるとよいでしょう。従業員専用風呂や貸切可能な時間帯が用意されている施設なら、さらに気兼ねなく利用できます。
ただし「チェックアウトが10時だから10時以降なら空いている」とは限りません。連泊客、日帰り入浴客、清掃スタッフなどが利用・作業している可能性もあるため、従業員として利用する場合は職場の運用ルールを確認することが最優先です。
まとめ:温泉では洗髪は必須ではないが髪を湯船に入れないことが大切
温泉に入る際、毎回必ず髪をシャンプーする必要はありません。メイクや二重シールを維持したい日なら、髪を高い位置でまとめ、必要に応じてシャワーキャップを使い、顔と髪を濡らさず首から下を洗って入浴する方法があります。
体を隠す目的なら薄手のバスタオルやフェイスタオルが便利ですが、一般的な温泉ではタオルを巻いたまま浴槽へ入ったり、タオルをお湯へ浸けたりするのは避けます。浴槽へ入る直前にタオルを外すのが基本です。
そしてホテル・旅館の温泉には施設独自のルールがあります。従業員が無料で利用できる場合でも、利用可能時間、清掃時間、タオルやシャワーキャップの扱いなどは勤務先の決まりを優先し、その範囲内で髪やメイクを濡らさない入り方を選ぶとよいでしょう。

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