大阪でたこ焼きを食べるなら、外側がカリカリに焼かれたタイプではなく、箸や爪楊枝で持つと形が崩れそうな「ふにゃふにゃ」「ふわとろ」系を食べたいという人もいるでしょう。
実は大阪のたこ焼きはすべてが外カリ系というわけではありません。店によって生地の水分量、焼き方、鉄板、焼き時間が異なり、外側までやわらかいものから「外は少し焼けているけれど中はトロトロ」というものまで食感にはかなり違いがあります。
完全な「ふにゃふにゃ」を求めるなら昔ながらのやわらかいタイプを探し、観光地で探しやすさも重視するなら「中がとろとろ」の店を選ぶのがポイントです。大阪で候補にしやすい店と、好みのたこ焼きを見つける方法を紹介します。
大阪のたこ焼きは「カリカリ」だけではない
全国的には「外はカリッ、中はトロッ」という表現がたこ焼きの褒め言葉として定着していますが、大阪では必ずしも外側を揚げ焼きのようにカリカリにしたものだけが主流ではありません。
昔ながらのタイプには生地そのものを楽しむ比較的やわらかいたこ焼きもあります。焼きたては非常に熱く、中の生地がトロッとしているため、箸で強くつかむと形が崩れるようなものもあります。
そのため店を探すときは「人気店」という条件だけでなく、口コミや店の公式説明で「ふんわり」「とろとろ」「やわらかい」「だしの効いた生地」といった表現が使われているかを見ると好みに近づきやすくなります。
まず候補にしたい「会津屋」|昔ながらの大阪たこ焼きを味わえる
昔ながらの大阪らしいたこ焼きを食べてみたいなら「会津屋」は候補の一つです。会津屋は1933年創業で、その後たこ焼きを生み出した店として公式サイトでも紹介されています。[参照:元祖たこ焼き 会津屋]
会津屋の特徴は、一般的なたこ焼きのように上から大量のソースやマヨネーズをかけるのではなく、味の付いた生地をそのまま食べるスタイルです。生地とタコそのものの味を楽しめるので、「大阪の昔ながらのたこ焼きとはどんなものか」を体験したい人にも向いています。
本店は大阪市西成区玉出西にあり、大阪メトロ四つ橋線の玉出駅からアクセスできます。大阪駅を利用する旅行なら、梅田のKITTE大阪店も便利です。また難波にはナンバ店やなんばウォーク店があります。店舗については公式サイトで最新情報を確認できます。[参照:会津屋 店舗一覧]
難波なら「わなか」|中がとろとろの王道タイプ
難波・道頓堀周辺を観光する予定なら「たこ焼道楽 わなか」も有力候補です。特に千日前本店は、なんば周辺で立ち寄りやすい有名店です。
ただし、わなかは完全な「外までふにゃふにゃ」というより、外側と中身の食感差を楽しむタイプと考えたほうがよいでしょう。公式サイトでも、熱伝導率の高い銅板を使い強火で焼くことで「外はカリっと、中はとろりとろける食感」に仕上げると説明されています。[参照:たこ焼道楽 わなか公式サイト]
そのため「表面が少し焼けている程度なら大丈夫、とにかく中がトロトロのものを食べたい」という人には向いています。一方、外側のカリッと感も一切ないものを求めている場合は、より昔ながらのやわらかい店を優先するとよいでしょう。
「ふにゃふにゃ」と「ふわとろ」は分けて考えると店を選びやすい
たこ焼きの食感は文章だけでは伝わりにくいため、好みを3タイプに分けると店選びが簡単になります。
| 好み | 特徴 | 店選びのポイント |
|---|---|---|
| やわやわ・ふにゃふにゃ | 表面も比較的やわらかい | 昔ながらの大阪たこ焼きを探す |
| ふわとろ | 表面は焼けているが中が非常にやわらかい | 「中とろとろ」を特徴にする店を探す |
| カリとろ | 外側をしっかり焼き、中はトロッとしている | 強火・銅板・外カリを特徴にする店 |
「カリカリが嫌」という場合でも、どこまで表面の焼き目を許容できるかでおすすめ店は変わります。外側まで完全にやわらかいものが好きなら、「外カリ」を売りにしている店を避けるだけでも失敗を減らせます。
逆に「銀だこのような表面がかなりカリッとしたタイプではなく、大阪らしい中が柔らかいもの」という意味なら、選択肢はかなり広くなります。
大阪駅・梅田周辺で探すならどうする?
新幹線や飛行機などで大阪を訪れ、大阪駅・梅田を中心に観光する場合、たこ焼きだけのために遠くまで移動する必要はありません。会津屋にはJR大阪駅に近いKITTE大阪の店舗があります。
会津屋公式の店舗情報では、KITTE大阪店は大阪市北区梅田3丁目のKITTE大阪地下1階にあります。大阪駅・梅田駅・西梅田駅などからアクセスできるため、大阪到着後や帰る前にも利用しやすい立地です。[参照:会津屋 店舗アクセス]
一方、難波・道頓堀・黒門市場など大阪ミナミを観光するなら、わなかや会津屋など複数の店を比較できます。時間に余裕があるなら1店舗で大量に注文するより、少量ずつ食べ歩いて好みを探すのも大阪ならではの楽しみ方です。
注文してすぐ食べると「とろとろ感」を楽しみやすい
やわらかいたこ焼きを楽しむなら、できるだけ焼きたてを店頭で食べるのがおすすめです。たこ焼きは焼き上がってから時間が経つことで水分の状態や表面の食感が変化します。
特に中がトロトロのたこ焼きは非常に熱くなっています。焼きたてを丸ごと一口で食べると口の中をやけどすることがあるため、最初の一個は割るなどして温度を確認すると安心です。
また、持ち帰って時間が経った結果として柔らかくなったたこ焼きと、最初から柔らかく焼き上げられたたこ焼きは食感が違います。大阪らしい生地の食感を楽しむなら、可能であれば焼きたてをその場で味わってみてください。
「外カリ」が苦手なら注文前に聞いてみるのもおすすめ
口コミサイトで「ふわふわ」と書かれていても、人によって食感の表現はかなり違います。ある人には「柔らかい」たこ焼きでも、別の人には「外側がカリカリ」と感じられることがあります。
個人店などであれば、注文前に「外がカリカリではなく、柔らかいタイプですか?」と聞いてしまうのも一つの方法です。大阪では珍しい質問ではありません。
また同じ店でも焼きたて直後なのか、焼き置きなのかなどによって食感が変わる場合があります。口コミの一件だけで判断せず、店が公式に説明している焼き方や生地の特徴も合わせて確認すると選びやすくなります。
まとめ:大阪にはカリカリではない柔らかいたこ焼きもある
大阪でたこ焼きを食べるからといって、必ず外側がカリカリのタイプを選ぶ必要はありません。昔ながらのやわらかいタイプや、中身が非常にとろとろしたタイプなど、店によって食感は大きく異なります。
昔ながらの大阪たこ焼きを体験したいなら会津屋は一度試してみる価値があります。難波観光の途中で「表面に多少のカリッと感はあっても、中がとろとろならOK」という場合には、わなかも立ち寄りやすい選択肢です。
完全な「ふにゃふにゃ」が好みなら、店を探す際に「外カリ」ではなく「やわらかい」「昔ながら」「ふんわり」と表現されるたこ焼きを選ぶのがコツです。大阪では店ごとの差も楽しみの一つなので、少量ずつ食べ比べて自分好みの一軒を見つけるのもおすすめです。


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