静岡市にはかつて、個性的な品ぞろえでホビーファンに知られた「ホビーショップ ドロドロ」と「ホビーショップ総進撃」という店舗がありました。久しぶりに訪ねてみると店が見当たらず、「閉店したのか、それとも別の場所へ移転したのか」と気になっている人もいるようです。
2026年8月時点で公開情報を調査すると、ドロドロについては静岡市葵区音羽町で営業していた事実を複数の過去資料から確認できますが、現在は店舗情報サイトで「営業不明」とされ、閉店・閉業情報が寄せられた旨も掲載されています。一方、総進撃については静岡市葵区両替町で営業していたことが確認でき、現在もメーカーのパートナーショップ一覧に旧来の住所・電話番号が残っています。
ただし、両店について「○年○月に閉店した」「○○へ移転した」と確認できる公式な閉店・移転告知は、今回確認した公開情報からは見つけられませんでした。したがって、過去の店舗情報と現在の情報を区別しながら整理する必要があります。
静岡市の「ホビーショップ ドロドロ」はどこにあった?
ホビーショップ ドロドロは、静岡県静岡市葵区音羽町10-7で営業していた玩具・ホビーショップです。電話番号は054-209-6656として複数の電話帳・店舗情報サイトに記録されています。[過去の店舗情報参照]
2012年版の電話帳データにも、静岡市葵区音羽町の事業者として「ホビーショップドロドロ」が掲載されており、少なくとも当時この場所で営業していたことを確認できます。[2012年電話帳データ参照]
音羽町駅からも比較的近い場所だったため、当時を知る人にとっては「音羽町のホビーショップ」として記憶に残っている場合もあるでしょう。
ドロドロは現在「営業不明」とされている
現在の状況を判断するうえで参考になるのが、地域店舗情報サイト「なび静岡」の掲載です。同サイトではホビーショップドロドロについて「営業不明」と表示されています。
さらに、「閉店・閉業の情報をいただきましたが間違いの可能性もあります」という注意書きがあります。つまり、第三者から閉店情報が寄せられている一方、運営者自身が閉店を公式確認した情報ではないことも明示されています。[なび静岡の現在の掲載内容参照]
公開情報から判断する限り、音羽町10-7にあったドロドロは現在通常営業していると積極的に確認できる状態ではなく、閉店した可能性が高いものの、正式な閉店日までは確認できない、という表現が最も慎重です。
ドロドロが別の場所へ移転したという情報はある?
店舗が元の住所になければ、次に考えられるのが移転です。しかし今回、店名、電話番号、旧住所などを組み合わせて公開情報を調査した範囲では、「ホビーショップ ドロドロが静岡市内の別住所へ移転して営業している」と確認できる信頼性の高い情報は見つかりませんでした。
現在も電話番号検索サイトなどには音羽町10-7の情報が表示されますが、これは必ずしも現在営業中であることを意味しません。電話帳系サイトには過去に登録された店舗情報が長期間残ることがあります。
したがって、旧店舗がなくなった後の明確な移転先は、少なくとも一般公開されている検索可能な情報からは確認できないというのが現状です。
「ホビーショップ総進撃」は両替町にあった
もう一つの「ホビーショップ総進撃」は、静岡県静岡市葵区両替町2-1-9 アンビル4Fで営業していた店舗です。電話番号は054-251-3592として記録されています。
過去のグッドスマイルカンパニーのパートナーショップ資料には、2008年時点で「ホビーショップ総進撃」としてこの住所が掲載されています。[グッドスマイルカンパニー過去資料参照]
2010年ごろに実際に総進撃を訪れた個人ブログにも、店内に大量のフィギュアやホビー商品が並んでいた様子が記録されています。店舗が美容室などの入った建物の上階にあり、初めて訪れる人には少し見つけにくいタイプの店だったことも当時の記録からうかがえます。
総進撃は現在もメーカーサイトに掲載されている
総進撃について興味深いのは、2026年8月時点でも株式会社メガハウスの「パートナーショップリスト」に店舗名が残っている点です。
掲載内容は「ホビーショップ総進撃」「静岡県静岡市葵区両替町2-1-9アンビル4F」「054-251-3592」で、以前から知られている店舗情報と一致します。[メガハウス・パートナーショップリスト参照]
一見すると現在も営業しているように見えますが、ここには注意が必要です。メーカーの取扱店・パートナー店リストが、すべての店舗について閉店や移転のたびに即時更新されているとは限りません。
現地で看板や店舗が確認できないという状況と、メーカーサイトに旧住所が残っているという情報が矛盾するため、メーカー一覧だけを根拠に「現在もアンビル4Fで営業中」と断定するのは避けたほうがよいでしょう。
総進撃が移転したという確実な情報も確認できない
総進撃についても、旧住所から別の場所へ移転したことを示す公式告知や、新しい店舗住所を今回の調査では確認できませんでした。
通常、店舗が移転して営業を継続していれば、新住所、電話番号、SNS、メーカー取扱店情報など何らかの痕跡が検索に現れることがあります。しかし総進撃について検索すると、現在も両替町2-1-9の旧来の情報が中心です。
そのため現時点では、「移転して別の場所で営業している」とするより、旧店舗の営業実態を現在確認できず、移転先を示す確実な公開情報も見つかっていないと整理するのが適切です。
ドロドロと総進撃にはつながりがあった?
この2店舗を一緒に覚えている人がいるのには理由がありそうです。2017年に掲載されたホビーショップ紹介記事では、ドロドロについて「ホビーショップ総進撃と同日に開業」と紹介されています。[ホビーショップ紹介記事参照]
つまり、単に静岡市に偶然存在した2軒のホビーショップというだけでなく、営業開始時期にも共通点があったことが確認できます。
ただし、同日に開業したことから直ちに「同じ経営者だった」「系列店だった」と断定することはできません。経営上の関係について確認できる一次資料がなければ、そこは分けて考える必要があります。
総進撃はフィギュア好きに印象の強い店だった
当時の訪問記録を見ると、総進撃は一般的な大型量販店とはかなり異なる雰囲気だったようです。
2010年の訪問ブログには、人が通れる幅を残して商品が並ぶほど在庫量が多く、ネット上では品切れや高値になっている商品が新品で残っていたという趣旨の記録があります。[2010年の訪問記録参照]
2011年には、静岡市清水区の別のフィギュアショップ運営者によるブログでも総進撃への訪問が記録されており、フィギュアメーカーのサンプルなどが置かれていたことが紹介されています。[2011年の記録参照]
こうした個人店ならではの濃い品ぞろえは、長く利用していた人ほど記憶に残りやすかったと考えられます。
古い店舗情報が検索結果に残っている理由
閉店した店について調べると、「地図では出てこないのに電話帳にはある」「メーカーサイトでは現役店扱いになっている」といったことが珍しくありません。
インターネット上には、電話帳、メーカーの販売店リスト、口コミサイト、個人ブログなど、更新の仕組みが異なる情報が混在しているからです。
| 情報の種類 | 分かること | 注意点 |
|---|---|---|
| 当時の電話帳 | その時期に存在していた根拠になる | 現在営業中とは限らない |
| メーカー取扱店一覧 | 取引・取扱店だったことを確認しやすい | 閉店後も旧情報が残る場合がある |
| 個人の訪問ブログ | 当時の営業状況や店内の様子が分かる | 記事掲載時点の情報 |
| 地域店舗情報サイト | 閉店報告が集まることがある | 第三者投稿で未確認の場合がある |
| 店舗公式SNS・公式サイト | 移転・閉店の確認に有力 | 削除されていると追跡できない |
そのため、2026年に検索結果へ店名が出てくることだけで現在の営業を判断することはできません。
現時点で確認できる情報を整理
今回確認できた情報をまとめると、次のようになります。
| 店舗 | 確認できた旧所在地 | 現在確認できる状況 |
|---|---|---|
| ホビーショップ ドロドロ | 静岡市葵区音羽町10-7 | 店舗情報サイトでは営業不明。閉店・閉業情報が寄せられているが、正式な閉店日や移転先は確認できない |
| ホビーショップ総進撃 | 静岡市葵区両替町2-1-9 アンビル4F | メガハウスのパートナー店一覧には旧住所・電話番号が残る。一方、現在の営業実態や移転先を裏付ける公開情報は確認できない |
少なくとも、現在確認できる公開情報の中には、ドロドロまたは総進撃が静岡市内の新しい住所へ移転し、そこで営業を続けていることを裏付ける明確な資料はありません。
閉店時期をさらに調べるなら何を追えばよい?
こうした昔の個人店は、公式サイトやSNSが残っていない場合、閉店日をインターネット検索だけで確定するのが難しいことがあります。
より詳しく追跡するなら、旧電話番号を手掛かりにした古い電話帳、Internet Archiveなどに保存された過去のホームページ、当時の模型・フィギュア関連ブログ、Xの過去投稿などを時系列で追う方法があります。
例えば「2015年には訪問記録があるが、2016年以降に閉店したという投稿が見つかる」となれば、おおよその時期を絞り込めます。ただし第三者の投稿だけから閉店理由まで断定するのは避けるべきです。
また旧店舗と同じ建物で長年営業している別店舗があれば、当時の状況を知っている可能性があります。ただし問い合わせる場合は、現在の営業を妨げない範囲にとどめる配慮も必要です。
「潰れた」と「閉店」は同じ意味ではない
店がなくなっていると日常会話では「潰れた」と表現することがありますが、調査記事では区別しておく必要があります。
閉店には、店主の引退、店舗契約の終了、通販への移行、移転、事業内容変更などさまざまな理由があります。経営破綻したことを示す情報がないのに「倒産した」「潰れた」と断定することはできません。
ドロドロ、総進撃についても、今回確認した資料から閉店理由や経営上の事情は分かりません。したがって、確認できる範囲では「旧店舗で現在の営業が確認できない」「閉店・移転の公式情報が見つからない」と表現するのが適切です。
まとめ|ドロドロは閉店の可能性が高く、総進撃は旧情報が残るものの現在の営業状況は確認困難
静岡市にあったホビーショップ ドロドロは、静岡市葵区音羽町10-7で営業していたことが過去の電話帳などから確認できます。現在は地域店舗情報サイトで「営業不明」とされ、閉店・閉業情報が寄せられているため、少なくとも昔と同じ形で営業している可能性は低いとみられます。一方で、正式な閉店日や移転を知らせる公式資料は今回確認できませんでした。
ホビーショップ総進撃は、静岡市葵区両替町2-1-9 アンビル4Fで長年営業していたことが複数の過去資料から確認できます。2026年8月現在もメガハウスのパートナーショップ一覧には店名、旧住所、電話番号が掲載されていますが、この掲載だけでは現店舗が営業中と断定できず、別住所への移転を示す確実な情報も見つかっていません。
したがって現時点で最も正確に整理すると、「ドロドロは閉店した可能性を示す情報があるが正式な閉店時期・移転先は不明。総進撃も旧店舗がなくなっているのであれば、移転先を確認できる公開情報はなく、メーカーサイトには古い店舗情報が残っている状態」となります。
両店は少なくとも2000年代から2010年代に静岡のフィギュア・ホビー文化を支えていた個人店であり、特に総進撃については当時の訪問記録からも独特の品ぞろえだったことが分かります。今後、元店主による告知や当時の利用者が保存している閉店案内など一次情報が見つかれば、閉店時期やその後の経緯がさらに明らかになる可能性があります。


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