HISで国際線航空券を予約したいものの、まだパスポートを申請していない場合、「パスポート番号がないと予約できないのか」「受領予定日だけ仮入力すればよいのか」と迷いやすいところです。
2026年8月時点のHIS公式案内では、多くの海外航空券はパスポート取得前でも予約可能で、旅券番号や有効期間満了日は空欄のまま申し込めます。取得後にHISのマイページ「旅行者情報」から登録する仕組みです。ただし、一部のLCCや中国系航空会社などは予約時点でパスポート情報が必須なので、利用する航空会社によって扱いが異なります。[参照:HIS「パスポート取得前/申請中でも予約できますか?」]
また「24時間以内にパスポート情報を登録しなければならない」というルールがHISの海外航空券すべてにあるわけではありません。HIS公式FAQでは、対象外の多くの航空券についてマイページからのパスポート情報入力は出発前日まで可能とされています。ここでは、予約時に何を入力すべきか、受領予定日をどう扱うのか、パスポートを早く取得する別の方法まで整理します。
- HISではパスポートをまだ持っていなくても航空券を予約できる場合が多い
- ただし一部の航空会社は予約時点でパスポート番号が必須
- 受領予定日は「おおよその日」を書けば航空券の代わりになる?
- パスポート未取得ならローマ字氏名を特に慎重に入力する
- 「24時間以内にパスポート情報を入力」はHIS全航空券共通ルールではない
- 航空券と海外ツアーではパスポート登録期限が違う
- マイナンバーカードがないとパスポートは申請できない?
- マイナンバーカードを1か月待ってからオンライン申請する必要はない
- 2026年はパスポート交付に通常より時間がかかる可能性がある
- オンライン申請と窓口申請の違い
- 具体例|10月中旬にパスポート受領予定の場合
- パスポート取得前に航空券を買う際の注意点
- 「受領予定日」と「有効期間満了日」を間違えない
- HISで予約する前に確認する順番
- まとめ|多くのHIS航空券はパスポート申請前でも予約可能。24時間ルールは一律ではない
HISではパスポートをまだ持っていなくても航空券を予約できる場合が多い
HISのオンライン予約では、海外航空券・海外航空券+ホテルについて、航空会社によってパスポート情報の入力条件が分かれています。
HIS公式FAQによると、予約時入力が必須となる航空会社などを除けば、旅券番号(Passport No.)や有効期間満了日(Date of expiry)が分からなくても空欄のまま予約できます。パスポート取得後、確認でき次第マイページの「旅行者情報」から速やかに入力するよう案内されています。[参照:HIS公式FAQ]
したがって「まだパスポート申請すらしていないから、航空券を取ること自体ができない」とは限りません。先に航空券を確保し、その後パスポートを取得できるケースは多数あります。
ただし一部の航空会社は予約時点でパスポート番号が必須
例外もあります。HISでは、WEB商品番号が「LC-」から始まるLCCのほか、タイガーエア台湾、中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空など中国の一部航空会社、アエロフロート、S7航空、ウズベキスタン航空などについて、予約時にパスポート番号や有効期間満了日などの入力が必要と案内しています。
これらの商品では、パスポート未取得のまま仮の番号や架空の日付を入力して予約する方法は避けるべきです。HISは、一度入力した旅券番号や有効期限について原則変更できない航空会社があることも注意事項として挙げています。
つまり「HISならパスポートなしで必ず予約できる」のではなく、予約画面でパスポート欄が必須になっているかを確認するのが最初のポイントです。
受領予定日は「おおよその日」を書けば航空券の代わりになる?
HISでは個人情報の取り扱い項目として「パスポート受領予定日」を扱う場合があり、ツアー等の申込書でも申請中の人に受領予定日を記入してもらう運用があります。しかし、受領予定日はパスポート番号の代わりになる情報ではありません。
予約画面に「パスポート受領予定日」の入力欄が表示されている場合は、現時点で見込んでいる日を入力することになります。ただし、まだ申請しておらず正式な交付予定日が決まっていないなら、根拠なく確定日として扱うのではなく、その商品の入力案内に従うのが安全です。
より重要なのは、予約時に入力する氏名のローマ字表記です。HISは「渡航時のパスポートと同じ表記のお名前・性別・年齢区分で予約してください」と明記し、予約後の氏名スペル等は原則変更できないとしています。
パスポート未取得ならローマ字氏名を特に慎重に入力する
航空券で最も取り返しがつきにくいのは、パスポート番号より氏名のスペルです。パスポート番号は後から登録できる航空券が多い一方、航空券の搭乗者名は発券後に変更できない、または再予約が必要になるケースがあります。
例えば「斉藤」をSAITOで申請するつもりなのに、航空券をSAITOHで予約してしまった場合、後でパスポートとの不一致が問題になります。ヘボン式以外の表記を希望するケースや、過去の旅券と表記を合わせるケースでは特に注意が必要です。
パスポートをこれから申請する場合は、「新しいパスポートにどのローマ字表記を載せるか」を決めてから航空券を予約すると安全です。HIS公式FAQも、未取得の場合は申請予定のつづりで入力するよう案内しています。[参照:HIS「旅行参加申込書ご登録のお願い」]
「24時間以内にパスポート情報を入力」はHIS全航空券共通ルールではない
インターネット上には「予約後24時間以内にパスポート情報を入力する」といった体験談がありますが、2026年7月更新のHIS公式FAQでは、多くの海外航空券についてそのような一律の24時間ルールは示されていません。
予約時入力が必須でない海外航空券の場合、HISはパスポート情報を取得後できるだけ早く登録するよう求めつつ、マイページからは出発前日まで入力可能と案内しています。[参照:HIS「パスポート情報はいつまでに登録が必要ですか?」]
なおHISには「正規割引航空券は原則24時間以内に発券する」という案内があります。この「24時間」は航空券の発券時期に関する説明であり、すべての旅行者が24時間以内にパスポート番号を登録しなければ予約取消になる、という意味ではありません。[参照:HIS「海外航空券を予約しました。発券はいつされますか?」]
航空券と海外ツアーではパスポート登録期限が違う
HISでは「航空券単体」と「海外ツアー」でルールが異なるため、ネット上の情報が混ざりやすくなっています。
| 商品 | パスポート未取得時の基本的な扱い |
|---|---|
| 海外航空券・航空券+ホテル | 多くの商品は予約時空欄可。取得後入力。マイページは原則出発前日まで |
| 一部LCC・中国系航空会社等 | 予約時にパスポート番号・有効期限等が必須 |
| 海外ツアー | 予約時空欄可の場合が多いが、利用航空会社などにより出発1か月前等の登録期限あり |
| 添乗員同行ツアー | 原則として出発40日前までの登録を案内 |
したがって、「誰かがHISで3日以内だった」「1か月前だった」という情報も、その人がツアーを予約していたのであれば正しい場合があります。航空券単体の予約条件とは分けて確認する必要があります。
マイナンバーカードがないとパスポートは申請できない?
ここには大きなポイントがあります。マイナンバーカードがなくても、パスポート自体は申請できます。マイナンバーカードが必要なのは、マイナポータルを利用してオンライン申請をする場合です。
外務省によると、パスポートのオンライン申請には、署名用電子証明書が搭載されたマイナンバーカード、対応スマートフォン、マイナアプリが必要です。[参照:外務省「国内からオンライン申請する」]
一方、従来どおり紙の申請書を使ってパスポート窓口で新規申請する方法も残っています。新規申請では一般旅券発給申請書、戸籍謄本、写真、本人確認書類などが必要で、マイナンバーカードだけが唯一の本人確認方法というわけではありません。[参照:外務省「パスポート申請に通常必要な書類」]
マイナンバーカードを1か月待ってからオンライン申請する必要はない
マイナンバーカード総合サイトによると、新規カードの申請から市区町村が交付通知書を発送するまでの期間は通常おおむね1か月です。自治体での受取準備などにさらに時間がかかる場合もあります。[参照:マイナンバーカード総合サイト]
そのため「マイナンバーカードを約1か月待つ→受領後にパスポートをオンライン申請する」という順番では、確かに合計で1か月半以上になる可能性があります。
しかし海外渡航の日程が迫っているのであれば、オンライン申請にこだわらず、自治体のパスポート窓口へ紙で申請する方法を検討できます。これならマイナンバーカードが発行されるのを待つ必要がありません。
2026年はパスポート交付に通常より時間がかかる可能性がある
外務省によると、2025年3月24日以降の新しいパスポートは国立印刷局で集中的に作成されるため、日本国内では通常でも申請から交付まで2週間程度かかります。
さらに2026年7月1日の旅券手数料改定後は申請増加が見込まれ、外務省は3週間~1か月程度かかる可能性があるとして、余裕を持った申請を呼びかけています。[参照:外務省「旅券についてのよくあるお問い合わせ」]
そのため10月中旬の受領を希望するなら、「10月中旬に取れればいい」とぎりぎりまで待つより、必要書類が用意できるなら早めに窓口申請する方が安心です。
オンライン申請と窓口申請の違い
| 項目 | オンライン申請 | 窓口申請 |
|---|---|---|
| マイナンバーカード | 必要 | 必須ではない |
| 対応スマートフォン | 必要 | 不要 |
| 申請方法 | マイナポータル | パスポート申請窓口 |
| 戸籍 | 新規申請では電子連携可能 | 原則戸籍謄本を用意 |
| 受取 | 原則本人が窓口で受取 | 原則本人が窓口で受取 |
マイナンバーカードを今後も利用する予定なら申請しておく価値はありますが、海外旅行のパスポート取得だけを急ぐのであれば、「マイナンバーカード完成を待ってオンライン申請」だけが選択肢ではありません。
具体例|10月中旬にパスポート受領予定の場合
例えば8月末時点でパスポートを持っておらず、10月中旬に受領したいとします。希望するHISの航空券がパスポート情報を予約時に要求しない商品なら、航空券は先に予約できます。
予約時には実際にパスポートへ記載する予定の氏名スペル、生年月日、性別を正確に入力します。旅券番号や有効期限は入力不要なら空欄にしておき、パスポートを受け取ったらすぐHISマイページへ登録します。
一方、予約画面で旅券番号と有効期限が必須になっている商品なら、適当な数字や架空の日付を入力せず、パスポート取得後に予約するか、パスポート未取得でも予約可能な別航空会社・商品を検討する必要があります。
パスポート取得前に航空券を買う際の注意点
パスポート未取得での予約自体よりも注意したいのは、氏名と旅行日程です。航空券発券後に氏名のスペルが違うと、単純な修正では済まず、取消・再予約になる場合があります。
- パスポートに載せる予定のローマ字氏名を確定してから予約する
- 予約画面でパスポート番号が必須か確認する
- 仮のパスポート番号・架空の有効期限は入力しない
- 取得後はすぐHISの旅行者情報へ登録する
- 渡航先が要求するパスポート残存有効期間も確認する
- ESTA・ETA・ビザなどが必要ならパスポート取得後の申請時間も確保する
特に渡航認証やビザはパスポート番号を使って申請することが多いため、「航空券さえ予約できれば出発直前までパスポートがなくてもよい」という考え方はおすすめできません。
「受領予定日」と「有効期間満了日」を間違えない
入力画面では似た日付項目が出てくるため注意が必要です。「受領予定日」はまだパスポートを持っていない人がいつ受け取る予定かを示す情報です。
一方、「Date of expiry」「有効期間満了日」は実際に発行されたパスポートに記載される有効期限です。まだパスポートが発行されていない段階では正確な日付を確定できません。
有効期限の入力が必須の商品で、まだ旅券がない場合に「だいたい10年後の日付」を推測して入力するのは避けてください。入力必須商品では、正式なパスポート取得後の予約が基本です。
HISで予約する前に確認する順番
パスポート未取得の状態でHISの航空券を確保したい場合は、次の順番で確認すると分かりやすくなります。
- 希望する便・航空会社を検索する
- 予約画面で旅券番号・有効期限が必須か確認する
- 必須でなければ正式な予定ローマ字氏名で予約する
- パスポートを早めに申請する
- 取得後、HISマイページへ旅券番号・有効期限等を登録する
- ビザ・電子渡航認証などの手続きを行う
予約後にHISから個別にパスポート情報登録期限の案内が届いた場合は、一般的なFAQよりその予約固有の案内を優先してください。
まとめ|多くのHIS航空券はパスポート申請前でも予約可能。24時間ルールは一律ではない
HISの海外航空券は、多くの商品でパスポート未取得・申請前でも予約できます。予約時に旅券番号や有効期間満了日の入力が必須でない商品なら、それらを空欄にして航空券を予約し、パスポート取得後にマイページの「旅行者情報」へ登録できます。HIS公式FAQではマイページからの登録は原則として出発前日まで可能です。[参照:HIS公式FAQ]
一方、LCCの一部、タイガーエア台湾、中国系航空会社の一部など、予約時点でパスポート番号・有効期限が必要な商品もあります。その場合は仮の番号や推測した期限を入力するのではなく、正式な旅券を取得してから予約するか別の商品を選ぶ必要があります。
「24時間以内」という情報についても、HISの海外航空券すべてにパスポート情報を24時間以内に登録するという共通ルールはありません。HISには正規割引航空券を原則24時間以内に発券するという案内があり、これとパスポート登録期限を混同しないことが重要です。[参照:HIS「海外航空券の発券時期」]
また、マイナンバーカードを持っていない場合でもパスポートの窓口申請は可能です。マイナンバーカードが必須なのはマイナポータルからオンライン申請するときです。カード交付まで約1か月待ってからパスポートをオンライン申請するより、渡航予定が決まっているなら紙の窓口申請を検討した方が早く取得できる可能性があります。[参照:外務省「パスポート申請に必要な書類」]
2026年は旅券申請の混雑によって交付まで3週間~1か月ほど要する可能性も外務省から案内されています。10月中旬の取得を想定しているなら、航空券の予約可否とは別に、パスポート申請そのものはできるだけ早く進めるのが安全です。航空券については「パスポート番号より、まず搭乗者氏名のローマ字を絶対に間違えない」ことを最優先にしましょう。


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