ルート66をレンタカーで一人旅すると費用はいくら?シカゴからロサンゼルス横断の予算を徹底試算

観光

アメリカの歴史的なルート66をレンタカーで一人旅する場合、気になるのが旅行全体でいくら必要になるかです。ルート66はシカゴからカリフォルニア州サンタモニカまで続く約2,400マイル(約3,900km)の長距離ルートで、レンタカー代だけでなくホテル、ガソリン、食費、乗り捨て料金なども考える必要があります。[米国国立公園局・Route 66参照]

特に一人旅ではホテル代とレンタカー代を同行者と割れないため、2人以上の旅行より1人あたりの負担が大きくなります。日本からの往復航空券を除いても、2週間ならおおむね40万~70万円程度を一つの現実的な予算として考え、レンタカー料金や保険が高い時期にはさらに余裕を持たせるのがおすすめです。

なお、費用は旅行時期、年齢、レンタカー会社、保険内容、ホテルのグレード、為替によって大幅に変動します。以下では2026年時点の情報をもとに、シカゴからサンタモニカまで約14日間で走るケースを中心に試算します。

ルート66は約2,400マイルのアメリカ横断ルート

米国国立公園局はルート66について、シカゴからサンタモニカまで約2,400マイルに及ぶ道路として紹介しています。イリノイ、ミズーリ、カンザス、オクラホマ、テキサス、ニューメキシコ、アリゾナ、カリフォルニアの8州を横断します。

ただし、現在のRoute 66は一つの国道として全区間が連続しているわけではありません。1985年に米国の国道指定から外れており、現在はHistoric Route 66として旧道、州道、一般道、インターステートなどを組み合わせて走ります。

観光しながら全区間を走るなら、14日程度が比較的現実的な日程です。2026年の旅行情報でも2週間程度が標準的なプランとして紹介されており、1日平均170~200マイル前後を進むイメージになります。[Route 66旅行日程の参考]

2週間の一人旅なら総額40万~70万円前後が目安

Route 66旅行の費用はかなり幅がありますが、14日間の一人旅なら次のような予算を考えておくと分かりやすいでしょう。

項目 14日間の概算
レンタカー・税金等 12万~25万円程度
レンタカーの補償 0~10万円超
ガソリン 4万~6万円程度
ホテル 14万~28万円程度
食費 6万~12万円程度
観光・駐車場・チップ等 3万~8万円程度
合計 約40万~70万円以上

これは日本~アメリカ間の航空券、ESTA、海外旅行保険、シカゴやロサンゼルスで追加滞在するホテルなどを含まない概算です。また1ドル約160円として大まかに円換算しています。

Route 66専門旅行情報では、レンタカーと航空券を除いた14日間の一人旅について、節約型で1,400~1,900ドル、中程度で2,600~3,800ドル程度という試算例もあります。[Route 66旅行費用の参考] 日本人旅行者の場合は、これに長期間のレンタカー代を加える必要があります。

最大のポイントはレンタカーの「乗り捨て」

Route 66を走破するときは、シカゴで車を借りてロサンゼルスまたはその周辺で返却する片道レンタルが便利です。同じ場所まで車を戻す必要がないため、Route 66旅行では非常に相性のよい方法です。

ただしレンタカー会社によって、片道利用では通常のレンタル料金とは異なる料金やドロップチャージが発生する場合があります。Enterpriseも米国内で異なる営業所への返却が可能な場合がある一方、乗り捨て料金や距離料金が発生するケースがあり、料金は場所や時期などによって変わると案内しています。[Enterprise・米国内ワンウェイレンタル参照]

Avisでは多くの営業所で乗り捨て料金が設定されない場合があるものの、料金は場所などによって異なるとしています。[Avis・One-Way Car Rental参照] そのため「1日50ドル×14日」のような単純計算ではなく、Chicagoで借りてLos Angelesで返す条件を入力した最終見積額で比較する必要があります。

走行距離無制限のプランを選ぶことが重要

約2,400マイルを走る旅行では、レンタカーの走行距離制限にも注意が必要です。Route 66から観光地へ寄り道すれば、実際の走行距離は2,500~3,000マイル程度になる可能性があります。

Enterpriseでは米国・カナダの多くの車種でUnlimited Mileage(走行距離無制限)が利用できますが、大型車や特殊車種などでは距離制限が設定される場合があります。[Enterprise・走行距離について]

Route 66横断では「安いレンタカー」だけでなく、「乗り捨て可能・走行距離無制限」という2条件を優先して探すのがポイントです。

ガソリン代は4万~6万円程度を見込む

例えば総走行距離を2,700マイル、燃費を1ガロンあたり30マイルとすると、必要なガソリンは約90ガロンです。1ガロン3.5ドルなら約315ドルになります。

1ドル約160円なら約5万円です。実際には州によってガソリン価格がかなり異なり、特にカリフォルニアへ入ると高くなる可能性があります。そのため4万~6万円程度を一つの目安にするとよいでしょう。

大型SUVやスポーツカーを借りれば燃料費は増えます。一人旅なら荷物を積めるコンパクト~ミドルサイズのセダンや小型SUV程度にすると、レンタカー代と燃料代の両方を抑えやすくなります。

一人旅で意外に高いのがホテル代

Route 66一人旅ではホテル代を割り勘できません。例えば1泊80ドルのモーテルに13泊すれば1,040ドル、1泊120ドルなら1,560ドルです。

さらに宿泊税などが加算されることがあります。1ドル160円で単純換算すれば、1,040ドルで約16万6,000円、1,560ドルなら約25万円になります。

節約するなら高級ホテルではなく、Route 66沿線のモーテルや郊外型ホテルを組み合わせる方法があります。ただし、単独旅行では価格だけで治安の悪い地域を選ばないことも重要です。口コミ、駐車場、フロント営業時間、周辺環境を確認して予約しましょう。

食費は1日30~80ドル程度で大きく変わる

食費は旅行スタイルによって調整しやすい部分です。スーパーやファストフードを利用して1日30~40ドル程度に抑える方法もあれば、Route 66沿いのダイナーやステーキ店を楽しんで1日60~80ドル以上使うこともできます。

14日間なら、1日40ドルで560ドル、1日70ドルなら980ドルです。現在の為替水準なら約9万~16万円程度になる計算ですが、ホテル朝食などを利用すればもう少し節約できます。

アメリカではレストランでチップが必要になる場面もあるため、メニュー価格だけで予算を計算しないことが大切です。

レンタカーの保険・補償は削りすぎない

一人で約4,000kmを運転する旅行では、レンタカーの補償内容も重要です。CDW・LDWなど車両損害に関する補償、対人・対物に関する補償、ロードサービスなどについて、予約したプランに何が含まれているか確認します。

予約サイトで「保険込み」と表示されていても補償内容は同じとは限りません。免責額や補償上限、タイヤ・ガラスなどの扱いも確認しておくと安心です。

補償を追加すると1日あたりのレンタル料金が大きく上がる場合がありますが、数千kmを一人で走る旅行で、料金を安くするためだけに必要な補償を削るのはおすすめできません。

25歳未満ならレンタカー代が高くなる可能性がある

旅行者の年齢も費用を左右します。米国のレンタカーでは25歳未満にYoung Renter Feeなどの追加料金が設定される場合があります。Enterpriseも25歳未満では営業所によって若年運転者料金が必要になると案内しています。

例えば追加料金が毎日発生する契約なら、2週間では大きな金額になります。20代前半でRoute 66旅行を計画している場合は、通常のレンタル料金だけでなく年齢を入力した状態で見積もりを取ることが重要です。

日本人旅行者の場合は、日本の運転免許証に加えて国際運転免許証など必要書類についても事前に確認しておきましょう。レンタカー会社が要求する書類も予約前に確認する必要があります。

日本から行くなら航空券を含めて60万~100万円程度も想定する

Route 66旅行ではシカゴから出発し、ロサンゼルス側で終了するため、日本からの航空券も通常の単純往復とは少し異なります。東京などからシカゴへ入り、帰りはロサンゼルスから日本へ戻るオープンジョー旅程が便利です。

仮に現地のロードトリップ部分が40万~70万円、日本~米国の航空券が10万~25万円程度、海外旅行保険やESTA、前後泊などに数万円かかれば、旅行全体では60万~100万円程度になることも十分考えられます。繁忙期や円安、高いレンタカー料金が重なると100万円を超える可能性もあります。

反対に航空券の安い時期を選び、コンパクトカーと手頃なモーテルを早めに予約すれば、かなり圧縮できます。Route 66ではレンタカーとホテルの予約時期が総額に大きく影響します。

10日間に短縮すれば安くなるが観光はかなり忙しい

費用を下げるため10日程度で走破する方法もあります。宿泊数とレンタカー日数が4日減るため、ホテルと車だけでもかなり節約できます。

しかしRoute 66は移動そのものを楽しむ道路です。10日間では1日の走行距離が長くなり、小さな町、歴史的なガソリンスタンド、ダイナーなどへ立ち寄る時間が減ります。2026年の旅行情報でも、10日程度は全区間を走る場合のかなり速いペース、14日程度がバランスのよい日程として紹介されています。[Route 66所要日数の参考]

初めてのアメリカ長距離運転を一人でするなら、費用だけを理由に日程を詰めすぎないほうが安全です。疲労した状態で毎日長時間運転するより、14~18日程度確保するほうが余裕を持って旅行できます。

まとめ|一人でRoute 66を走破するなら現地費用40万~70万円程度を一つの目安に

シカゴからサンタモニカまでRoute 66をレンタカーで一人で走るなら、14日間程度が比較的組みやすい日程です。現地費用は旅行スタイルによって大きく変わりますが、レンタカー、ガソリン、13~14泊程度の宿泊、食費、観光費などを合わせて40万~70万円程度を一つの目安として考え、余裕資金も準備しておくとよいでしょう。

日本からの航空券、ESTA、海外旅行保険、前後泊まで含めれば60万~100万円程度になることもあります。特に費用を左右するのはレンタカーの片道料金、補償、ホテル代、為替です。

予約するときは「シカゴ借り・ロサンゼルス返却」「走行距離無制限」「必要な補償込み」という同一条件で複数のレンタカー会社を比較するのが重要です。Route 66は約4,000kmに及ぶ大旅行なので、単純な最安値より、十分な日数と安全性を確保した予算を組むことが、アメリカ横断を楽しむための大切なポイントです。

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