九州で昭和レトロな街歩きを楽しむならどこ?古い街並みと今の賑わいが共存するおすすめ繁華街・商店街7選

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下関駅周辺、門司、小倉、久留米、別府のような街を歩いていると、古いアーケード、年季の入った雑居ビル、昔ながらの市場や喫茶店、細い飲み屋街などに独特の魅力を感じることがあります。単に保存されたレトロ観光地ではなく、少し古びた街並みの中で今も人が買い物をし、飲食店が営業し、夜になると繁華街がにぎわうという「現役の昭和感」が好きなら、九州には相性のよい街がいくつもあります。特におすすめしやすいのは佐世保、鹿児島、長崎、宮崎、熊本です。ここでは「古い建物が残っていること」だけでなく、「歩いて楽しい」「現在も人の生活や繁華街として機能している」という観点から九州の街を紹介します。

下関・門司・小倉・久留米・別府に昭和の風情を感じるのはかなり自然

昭和らしさは、昭和に建てられた建物が何棟あるかだけでは決まりません。古い商店街、駅前の雑居ビル、昔から続く飲食店、看板、路地、市場、歓楽街、商業地と住宅地の近さなどが重なることで、その街ならではの雰囲気が生まれます。

例えば門司港には華やかな観光地の「門司港レトロ」だけでなく、栄町銀天街や中央市場など生活感の残るエリアがあります。JR九州も栄町銀天街について、昔ながらの商店、食堂、喫茶店などが並ぶ門司港のメイン商店街として紹介しています。[参照]

小倉にも旦過市場をはじめ、商店街と繁華街が密集した街路があり、別府では駅前から竹瓦温泉周辺にかけて古い商店街、路地、飲食店、温泉街が連続します。こうした「歴史的建造物を展示している街」ではなく「古い街を今も普通に使っている街」に魅力を感じる人は珍しくありません。

最もおすすめしやすいのは長崎県佐世保市|戸尾市場から四ヶ町まで歩く

下関・門司・小倉・久留米・別府が好きな人に一つだけ別の街を挙げるなら、かなり有力なのが佐世保市中心部です。

JR佐世保駅から徒歩圏に「戸尾市場街・とんねる横丁」があります。大正時代から佐世保市民の台所として親しまれてきた市場で、とんねる横丁は戦時中の防空壕を利用して造られました。佐世保観光公式サイトも「古き良き昭和のにおい」がする人情味のある商店街として紹介しています。[参照]

しかも佐世保がおもしろいのは、戸尾市場だけを見て終わらないところです。少し歩けば四ヶ町商店街・三ヶ町商店街から成る長大なアーケード「さるくシティ4〇3」へつながります。公式観光サイトによると160店以上が並ぶ商業エリアで、現在も買い物客が行き交います。[参照]

つまり佐世保では、古びた市場→昔ながらの商店街→現在も人通りのある大型アーケード→飲食街→港町を徒歩で連続して楽しめます。「寂れて見える場所もあるのに、そのすぐ横は意外なほど人がいる」というコントラストが好きなら非常に相性がよい街です。

鹿児島市の名山堀~天文館|古い路地と九州有数の繁華街が隣り合う

もう一つ強くおすすめできるのが鹿児島市です。特に「古いものだけではなく活気も欲しい」という条件なら、名山堀と天文館をセットで歩くと楽しめます。

鹿児島市役所近くの名山堀は、小さな古い建物と細い路地が残る下町エリアです。鹿児島県公式観光サイトも、昭和の歴史を色濃く感じるレトロな町並みとして紹介しており、現在では昔ながらの店に加えて、古民家や古いビルを活用したカフェ、居酒屋、雑貨店なども入っています。[参照]

名山堀そのものは巨大繁華街ではありませんが、徒歩で天文館方面へ移れば一気に人通りが増えます。そのため「本当に古い路地」と「県都の現役繁華街」を一度の散歩で味わえる点が魅力です。

昼は名山堀の古い建物や路地を眺め、夕方から天文館へ向かう歩き方がおすすめです。別府で路地を歩いたあと飲食街へ入っていく感覚が好きな人にはかなり近い楽しみ方ができます。

長崎市の浜町・銅座・思案橋|古い街の密度と人通りの両方が濃い

「古い街だけれど人が多い」という条件を重視するなら、長崎市中心部も外せません。浜町アーケードから銅座、思案橋、丸山方面は、それぞれ性格の違う街が徒歩圏に密集しています。

思案橋は古くから丸山の花街へ向かう人々でにぎわった場所で、現在も長崎を代表する繁華街の一つです。長崎市公式観光サイトも「長崎随一の繁華街」と紹介しています。[参照]

その周辺には古い喫茶店、細い路地、小規模な飲食店、古いビルなどが点在しています。長崎市公式観光サイトも昭和レトロをテーマにした街歩き特集を公開しており、純喫茶など昭和期の雰囲気を残すスポットが市街地に残っています。[参照]

特に浜町アーケード→銅座→思案橋→丸山という順番で歩くと、大型商店街から雑多な繁華街、細い飲み屋街、歴史ある路地へ雰囲気が少しずつ変わっていきます。「街そのものを観察しながら何時間も歩く」のが好きな人には非常に向いています。

宮崎市ニシタチ|昭和っぽい飲み屋街なのに夜はしっかり賑やか

建築そのものより「昭和の繁華街らしさ」を求めるなら、宮崎市のニシタチもおすすめです。

ニシタチとは西橘通りを中心に、中央通り、恵比寿通り、高松通り、西銀座通りなどを含めた宮崎最大の飲食店街です。宮崎市公式観光サイトによると1,500軒以上の飲食店が集まり、赤提灯が並ぶ街路にはレトロな雰囲気があります。[参照]

古い低層ビルやスナック、居酒屋、バーが密集し、その間に新しい店も混ざっているため、完全に保存された昭和ではありません。むしろ何十年も更新されながら繁華街として現役を続けてきた感じがあります。

昼間より夕方以降に歩く方が魅力を感じやすい街です。「寂れた路地かと思ったら夜になると提灯が灯り、人がどんどん出てくる」という雰囲気が好きなら候補に入れてよいでしょう。

熊本市の新市街~下通|古さより「昔から続く繁華街の活気」を楽しむ

熊本市中心部は、佐世保の戸尾市場や鹿児島の名山堀ほど強烈な昭和路地ではありませんが、「昔から続く商業地が今も非常ににぎわっている」という意味ではおすすめできます。

特にサンロード新市街は1903年に整備され、映画館や飲食店などが集まる繁華街として発展してきました。現在も下通商店街と接続し、熊本中心部の娯楽・飲食エリアとして機能しています。[参照]

下通から新市街、さらに周辺の路地へそれると、小さな飲食店や古い雑居ビルが増えます。小倉の魚町・旦過周辺が好きな人なら、「アーケードから一本脇道に入って街の表情が変わる感じ」を楽しみやすいでしょう。

ただし熊本中心部は再開発された場所も多いため、昭和度だけなら佐世保や鹿児島名山堀の方が上です。人の多さ・都市としての活気を重視するなら熊本という位置付けです。

佐賀市中央マーケット周辺|派手ではないが本物の昭和感が濃い

人混みより「昔の地方都市の中心街そのもの」を歩きたい場合は、佐賀市中心部も候補です。

佐賀市の中央マーケットは、佐賀市公式サイトによると1946年ごろにできたとされる屋根付き商店街で、現在も昭和レトロな外観を残しています。[参照]

佐賀は「人が多く賑やか」という条件では佐世保・長崎・熊本・鹿児島に及びません。その代わり、街の規模がコンパクトで、昭和の地方都市らしい商店街や古い建物をじっくり観察できます。

そのため「活気7:レトロ3」ではなく「レトロ8:活気2」でも構わない人向けです。古い看板、商店街、建物の細部を見るのが好きなら楽しいでしょう。

豊後高田「昭和の町」は別府とは少し違うタイプ

大分県なら豊後高田市の「昭和の町」も有名です。昭和30年代の商店街をテーマに街づくりが行われており、レトロ好きには一度は訪れる価値があります。

ただし、別府に感じるような「観光向けに作り込まれていない日常の雑多さ」を期待すると、少し方向性が違うかもしれません。豊後高田は昭和そのものを観光資源として楽しむ街という性格が比較的強いからです。

建築・看板・商店のレトロ感を集中して見たいなら豊後高田、古い街並みの中に現役の繁華街や生活感も欲しいなら佐世保・長崎・鹿児島という選び方が分かりやすいでしょう。

「古いのに賑やか」という条件でおすすめ順を比較

昭和感は主観的なので厳密な順位を付けることはできませんが、下関・門司・小倉・久留米・別府が好きという前提で、相性を整理すると次のようになります。

昭和・レトロ感 現在の賑わい おすすめエリア
佐世保 ★★★★★ ★★★★☆ 戸尾市場・とんねる横丁・四ヶ町
長崎 ★★★★☆ ★★★★★ 浜町・銅座・思案橋・丸山
鹿児島 ★★★★☆ ★★★★★ 名山堀・天文館
宮崎 ★★★★☆ ★★★★☆ ニシタチ
熊本 ★★★☆☆ ★★★★★ 下通・新市街と周辺路地
佐賀 ★★★★☆ ★★☆☆☆ 中央マーケット周辺
豊後高田 ★★★★★ ★★★☆☆ 昭和の町

「古い建物が多く、一見少し寂れて見えるのに、歩いていくと急に人通りの多い商店街や繁華街へ出る」という条件なら、佐世保が最もおすすめしやすいです。

昭和の街を楽しむなら駅前だけで判断しないのがコツ

こうした街は、有名観光地を目的地に設定するより、駅から繁華街まで歩いて脇道へ入る方がおもしろいことがあります。

例えば佐世保なら佐世保駅から戸尾市場を通り、四ヶ町方面へ。長崎なら浜町から銅座・思案橋・丸山へ。鹿児島なら市役所付近の名山堀から天文館へ。宮崎なら橘通からニシタチの細い路地へ入る、といった歩き方です。

また、商店街は昼、飲み屋街は夕方から夜というように時間帯でも雰囲気が大きく変わります。市場や個人商店を見るなら午前から夕方、ネオンや提灯の昭和感を楽しみたいなら日没前後がおすすめです。

まとめ|下関・門司・小倉・久留米・別府が好きなら佐世保、鹿児島、長崎が特におすすめ

九州には、単なる「昭和レトロ観光施設」ではなく、昔からの街並みを残しながら現在も生活や商売が続いている場所が数多くあります。

中でも下関駅周辺、門司、小倉、久留米、別府のような雰囲気が好きなら、まず佐世保市の戸尾市場~四ヶ町商店街を歩いてみるのがおすすめです。防空壕を利用した市場、大正・昭和から続く商店街、現役でにぎわう長いアーケードが徒歩圏にまとまっており、「古いのに街が生きている」という感覚を味わいやすい場所です。[参照]

次に、路地の昭和感と大都市の活気を同時に求めるなら鹿児島の名山堀~天文館、古い街の密度と繁華街らしい人通りなら長崎の浜町~思案橋、夜の昭和的な飲み屋街なら宮崎のニシタチが向いています。

熊本はレトロそのものより「昔から続く現役繁華街」の活気が強く、佐賀や豊後高田は逆に人混みよりも古い街並みをじっくり味わいたい人向けです。保存された昭和ではなく、令和の日常の中に昭和がそのまま残っている街を探すと、九州の街歩きはかなり面白くなります。

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