日本で航行距離が長いフェリー航路ランキング|太平洋フェリーに次ぐ2番目はどこ?【2026年版】

フェリー、港

日本国内の長距離フェリーには、北海道と本州を結ぶ航路や、東京と九州を結ぶ航路などがあります。その中でも太平洋フェリーの苫小牧~仙台~名古屋航路は約1,330kmに達し、日本を代表する長距離フェリー航路です。では、その次に長い航路はどこなのでしょうか。国土交通省が公表した長距離フェリー航路の航海距離資料と、2026年現在の各社の運航状況を照合すると、太平洋フェリーに次ぐ長距離航路として挙げられるのは、オーシャン東九フェリーの東京~徳島~北九州航路で、航海距離は約1,163kmです。現在も東京・有明、徳島・沖洲、北九州・新門司を結ぶ定期フェリーとして運航されています。[参照]

日本最長クラスは太平洋フェリーの苫小牧~仙台~名古屋航路

太平洋フェリーは北海道の苫小牧、宮城県の仙台、愛知県の名古屋を結んでいます。公式サイトでは、この3港を結ぶ航路の総航海距離を約1,330kmと明記しています。[参照]

苫小牧から名古屋まで通して乗船する場合は仙台港を経由し、所要時間は名古屋発で約40時間、苫小牧発で約39時間30分です。[参照]

単に北海道から本州へ渡るだけではなく、東北を経由して中京圏まで一つの航路で結ぶため、国内フェリーの中でも特にスケールの大きな航海になります。

太平洋フェリーに次ぐのはオーシャン東九フェリーの東京~徳島~北九州

太平洋フェリーに次ぐ長距離航路として挙げられるのが、オーシャン東九フェリーの東京~徳島~北九州航路です。

国土交通省・国土技術政策総合研究所がまとめた長距離旅客フェリーの資料では、北九州港~徳島港~東京港の航海距離は1,163kmとされています。[参照]

2026年現在もオーシャン東九フェリーは東京(有明)~徳島(沖洲)~北九州(新門司)の3港間を運航しています。公式サイトでも東京~北九州、東京~徳島、徳島~北九州の各区間について乗船・運賃設定が確認できます。[参照]

距離を比較すると太平洋フェリーとは約167km差

代表的な長距離航路を比較すると、太平洋フェリーが約1,330km、オーシャン東九フェリーが約1,163kmです。

航路 運航会社 航海距離の目安
苫小牧~仙台~名古屋 太平洋フェリー 約1,330km
東京~徳島~北九州 オーシャン東九フェリー 約1,163km
敦賀~新潟~秋田~苫小牧 新日本海フェリー 約1,074km
舞鶴~小樽 新日本海フェリー 約1,061km
敦賀~苫小牧 新日本海フェリー 約948km

国土交通省系資料の数値で比較すると、太平洋フェリーとオーシャン東九フェリーとの差は約167kmです。[参照]

つまり「太平洋フェリーの次に長い国内長距離フェリー」と考える場合、オーシャン東九フェリーが有力な答えになります。

新日本海フェリーの舞鶴~小樽も1,000kmを超える長距離航路

長距離フェリーとして知名度が高い新日本海フェリーにも、1,000km級の航路があります。代表的なのが京都府の舞鶴と北海道の小樽を結ぶ航路です。

国土交通省系の資料では舞鶴~小樽航路は約1,061kmとされており、国内屈指の長距離航路です。[参照]

新日本海フェリーの2026年の公式時刻表では、舞鶴発23時50分、小樽着翌日20時45分で、所要時間は約21時間と案内されています。高速性の高い大型フェリーを使用するため、1,000kmを超える距離を比較的短時間で航海するのが特徴です。[参照]

「航行時間が長い」と「航行距離が長い」は一致しない

フェリーを比較するときには、航海距離と所要時間を分けて考える必要があります。距離が長い航路でも船の速度が速ければ所要時間は短くなりますし、途中港での停泊時間が長ければ距離の割に旅行時間は長くなります。

例えば舞鶴~小樽は1,000kmを超えますが所要時間は約21時間です。一方、太平洋フェリーの苫小牧~名古屋は仙台を経由し、約40時間かけて運航します。[参照]

オーシャン東九フェリーも徳島へ寄港するため、東京から北九州まで一気に直行するわけではありません。公式時刻表では東京を出港した翌日に徳島へ到着し、その後北九州へ向かうダイヤが組まれています。[参照]

オーシャン東九フェリーは現在も東京から北九州まで通して乗船できる

過去の航路ランキングを見る際には「昔は存在したが、現在は廃止された航路」が含まれていることがあるため注意が必要です。

オーシャン東九フェリーについては2026年現在も東京~徳島~北九州を運航しており、公式サイトでは東京~北九州の旅客運賃や車両航送運賃が設定されています。[参照]

つまり、歴史上の航路ではなく、現在実際に旅客が東京から北九州まで乗船できる現役の長距離フェリー航路です。

航路ランキングは「どこからどこまでを1航路とするか」で変わることがある

長距離フェリーの順位を調べる際に注意したいのが、航路の数え方です。例えば太平洋フェリーは「苫小牧~仙台」と「仙台~名古屋」をそれぞれ利用することもできますが、苫小牧~仙台~名古屋を一つの航路として見れば約1,330kmです。

同様にオーシャン東九フェリーも東京~徳島、徳島~北九州という区間利用ができますが、東京~徳島~北九州を通して利用すると約1,163kmの長距離航路になります。

そのため、「寄港地を含む一連の定期フェリー航路としての総航海距離」という基準で比較することが重要です。直行便だけに限定する、区間ごとに分割するなど条件を変えると順位も変わる可能性があります。

国土交通省の長距離フェリー資料ではどのように並んでいる?

国土交通省の国土技術政策総合研究所が公表した長距離旅客フェリー資料では、航海距離500km以上の航路として国内の主要長距離フェリーが整理されています。

同資料では、名古屋~仙台~苫小牧が1,330km、北九州~徳島~東京が1,163km、敦賀~新潟~秋田~苫小牧が1,074km、舞鶴~小樽が1,061kmとされています。[参照]

資料自体は過去に作成されたものなので、現在のランキングを判断するときは、そこで示された距離だけでなく各航路が現在も運航しているかを最新の船会社公式サイトで確認する必要があります。2026年現在、太平洋フェリー、オーシャン東九フェリー、新日本海フェリーはいずれも該当する主要航路を運航しています。[参照][参照][参照]

まとめ:太平洋フェリーに次ぐ長距離航路は東京~徳島~北九州

日本国内の現役長距離フェリーを、寄港地を含む一連の航路の航海距離で比較すると、太平洋フェリーの苫小牧~仙台~名古屋が約1,330kmで最長クラスです。太平洋フェリー自身も公式サイトで1,330kmと明記しています。[参照]

そしてその次に挙げられるのが、オーシャン東九フェリーの東京~徳島~北九州航路で、航海距離は約1,163kmです。東京・有明から徳島・沖洲を経由して北九州・新門司へ向かい、2026年現在も旅客・車両を運ぶ定期航路として運航されています。[参照]

さらにその次の1,000km級には、新日本海フェリーの敦賀~新潟~秋田~苫小牧や舞鶴~小樽があります。したがって「日本で太平洋フェリーに次いで航行距離が長いフェリー航路はどこか」という観点では、オーシャン東九フェリーの東京~徳島~北九州航路と考えるのが適切です。

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