CAは身長が高いほど採用に有利?180cmなら受かりやすいのか・身長制限と本当に見られるポイントを解説

飛行機、空港

CA(キャビンアテンダント・客室乗務員)を目指す際、よく話題になるのが身長です。機内では頭上の収納棚を扱ったり、非常時に保安業務を行ったりするため、身長が高いほうが有利なのではないかと考える人もいるでしょう。

しかし、CA採用は単純に身長が高ければ高いほど有利になる仕組みではありません。180cmの人にも業務上のメリットはありますが、身長だけで採用が決まるわけではなく、航空会社が定める応募資格、健康状態、語学力、コミュニケーション能力、保安要員としての適性などを総合的に考える必要があります。

この記事では、CA採用と身長の関係、180cmの場合の考え方、日系・外資系航空会社で確認しておきたいポイント、身長以外に重要な条件を整理します。

CAは身長が高いほど採用に有利なのか

結論からいえば、身長が高ければ高いほど採用で有利になるとはいえません。CAはモデルのように外見や身長そのものを競う職業ではなく、航空機内の安全を守る保安要員であると同時に、乗客へのサービスを担当する仕事だからです。

確かに、ある程度身長があれば頭上の収納棚などへ手を伸ばしやすいという実務上のメリットは考えられます。一方、それは採用選考で「170cmより180cmの人を高く評価する」という意味ではありません。

例えば160cmの応募者と180cmの応募者がいたとしても、180cmだから自動的に高評価になるわけではありません。接客能力、英語力、健康状態、状況判断力、協調性などを含め、航空会社が求める人物像に合っているかが重要になります。

180cmならCA採用は楽勝なのか

身長180cmであれば、少なくとも「身長が低くて機内設備へ手が届くか心配」という問題は起こりにくいでしょう。しかし、180cmだからCA採用が楽勝になる、ということはありません。

実際、ANAの2027年度新卒客室乗務職の応募資格では、身長についての数値条件は示されていません。航空機乗務に必要な体力や健康状態、矯正視力、英語力などが応募資格として示されています。JALの2027年度新卒客室乗務職についても、応募資格には健康状態、視力、勤務条件、英語力などが記載されており、身長の数値条件は記載されていません。

さらにANAウイングスは客室乗務職の採用FAQで身長制限について「ありません」と明記し、人物重視の採用を行っていると説明しています。したがって、少なくとも現在の日系航空会社を考える場合、「180cmだから非常に有利」というより、身長以外の応募資格と選考対策のほうが重要と考えたほうが現実的です。

募集条件は年度によって変更される可能性があるため、応募時には必ず各航空会社の最新募集要項を確認してください。

なぜCAには身長が必要というイメージがあるのか

CAに一定の身長が必要だと思われやすい理由の一つが、航空機特有の業務環境です。客室乗務員は乗客への飲食サービスだけではなく、機内設備の確認や収納棚への対応、緊急時の安全確保など幅広い業務を担当します。

また、航空会社によっては身長そのものではなく、一定の高さまで手が届くことを意味する「アームリーチ」を条件にする場合があります。特に海外の航空会社を受験する場合は、日系航空会社と同じ条件だと思い込まないことが重要です。

つまりCAに必要なのは「できるだけ背が高いこと」ではなく、その航空会社で求められる業務を安全かつ確実に行える身体的条件を満たしていることと理解すると分かりやすいでしょう。

身長180cmの場合に確認しておきたいポイント

180cmは日本人の平均から考えれば高身長ですが、CAを目指すうえで「高すぎるから絶対に無理」と考える必要も、「高いから絶対に有利」と考える必要もありません。まず応募予定の航空会社が公開している身体条件を確認します。

特に外資系航空会社の場合は、最低身長、アームリーチなど独自の条件が設定されることがあります。反対に、航空会社や使用機材によって事情が異なるため、インターネット上で見かけた特定の数値をすべての会社へ当てはめるのは避けましょう。

例えば「CAは160cm以上必要」「170cm以上なら有利」といった情報を見つけても、それだけで判断するのではなく、自分が応募する会社の最新の公式募集要項を基準にすることが大切です。

CA採用で身長以上に確認したい条件

日系大手航空会社の募集要項を見ると、身長より明確に示されている応募条件があります。CAを本気で目指すのであれば、こちらを優先的に確認したほうがよいでしょう。

項目 確認したい内容
健康状態 航空機への乗務に支障がなく、必要な体力があるか
視力 裸眼またはコンタクトレンズによる矯正視力など、会社の基準を満たすか
英語力 TOEICなど航空会社が示している目安を確認する
勤務条件 早朝・深夜、土日祝日などを含む勤務に対応できるか
学歴・卒業時期 募集年度ごとの応募資格を満たしているか
身体条件 身長・アームリーチ等の条件がある会社では基準を満たすか

例えばJALは2027年度新卒客室乗務職について、TOEIC600点以上または同程度の英語力を有することが望ましいとしています。ANAの2027年度新卒客室乗務職でも、TOEIC600点程度または所定のGTECスコア程度以上の英語力が望ましいとされています。

そのため、身長180cmの人が「身長は十分だから大丈夫」と考えて英語や面接の準備を後回しにするのは得策ではありません。身長は自分で大きく変えられませんが、語学力や企業研究、面接での受け答えなどは準備によって伸ばせる部分です。

CAを目指すなら身長より「保安要員として働けるか」を意識する

CAというと接客や華やかなイメージが先行しがちですが、航空会社が客室乗務員に求める重要な役割の一つは機内の安全確保です。ANAも客室乗務職について、機内の安全を守りながら高品質なサービスを提供する仕事として紹介しています。

そのため選考を考えるときも、「背が高いから向いている」という発想だけでは不十分です。緊急時にも冷静に行動できること、周囲と連携できること、乗客と適切にコミュニケーションを取れることなど、CAという仕事そのものへの適性が重要になります。

身長に問題がなさそうであれば、その後は英語資格の取得、航空会社ごとの企業研究、面接対策、健康管理などへ時間を使うほうがCA採用への具体的な準備になります。

日系と外資系では応募条件が違うことにも注意

CAを目指す場合、「CA全体の身長基準」を探すより、応募したい航空会社を数社決めて募集要項を比較する方法がおすすめです。航空会社ごとに採用条件が異なるからです。

日系航空会社では身長の数値条件を募集要項に設けていないケースが見られる一方、海外の航空会社では身長やアームリーチなどを明確に指定する場合があります。外資系を志望する場合は特に注意が必要です。

また募集条件は将来変更されることがあります。過去の合格者の体験談は参考にはなりますが、応募資格についてはSNSや掲示板ではなく、応募する年度の航空会社公式採用ページを最終確認することが重要です。

まとめ:180cmは問題になりにくいが「高身長=CA採用で有利」ではない

CAは身長が高ければ高いほど採用されやすい職業とはいえません。身長180cmであれば高さが必要な機内作業では困りにくいと考えられますが、180cmだから選考が楽勝になるわけではありません。

現在の日系大手航空会社の客室乗務職募集要項では、健康状態、視力、英語力などの条件が示されています。ANAウイングスのように身長制限がないことを明記している航空会社もあります。一方、外資系を含めれば身体条件やアームリーチを設定する会社もあるため、応募先ごとの確認が欠かせません。

CAを目指すなら、身長という一つの数字にこだわるより、語学力、健康・体力、コミュニケーション能力、保安要員としての適性、企業研究などを総合的に準備することが重要です。採用条件は変更されることがあるため、実際の応募時にはJAL・ANAをはじめとする各航空会社の公式採用情報で最新の応募資格を確認しましょう。

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