三鷹駅から石和温泉駅へ直通の特急はある?あずさ・かいじの停車駅と乗り換え方法を解説

鉄道、列車、駅

JR中央線の三鷹駅から山梨県の石和温泉駅へ行く場合、「あずさ」や「かいじ」で乗り換えなしに行けそうに感じます。しかし、2026年8月現在のJR東日本の定期ダイヤを確認すると、三鷹駅と石和温泉駅の両方に停車する定期の中央本線特急はありません。

ポイントは石和温泉駅ではなく三鷹駅です。石和温泉駅には「かいじ」を中心に一部の「あずさ」も停車しますが、現在の中央線特急「あずさ」「かいじ」は三鷹駅には停車しません。そのため、三鷹から石和温泉まで特急を利用したい場合は、立川駅や八王子駅など特急停車駅まで普通・快速列車で移動し、そこから石和温泉に停車する特急へ乗り換えるのが基本です。[参照] JR東日本「あずさ・かいじ・富士回遊」

結論を先にまとめると、「三鷹から石和温泉まで直通する定期特急はない」「石和温泉に停車する特急自体はある」「三鷹からなら立川などで乗り換える」という3点を押さえておけば分かりやすいでしょう。

三鷹駅と石和温泉駅の両方に停まる定期特急はない

2026年8月現在、JR東日本の中央線・中央本線を走る主な特急は「あずさ」「かいじ」「富士回遊」です。このうち、三鷹駅と石和温泉駅の両方に停車する定期特急は設定されていません。

現在の特急列車は新宿から西へ向かうと、主に立川、八王子、大月などに停車します。「かいじ」はその先の塩山、山梨市、石和温泉などにも停車する列車が多く設定されていますが、三鷹は通過します。

したがって、三鷹駅のホームで石和温泉行きの「あずさ」や「かいじ」を待つという利用方法はできません。特急を使うなら、まず三鷹から中央線快速などで特急停車駅へ移動します。

石和温泉駅には「かいじ」が停車する

石和温泉へ向かう際に覚えておきたい特急が「かいじ」です。かいじは東京・新宿方面と山梨県の甲府・竜王方面を結ぶ中央線特急で、石和温泉駅にも停車する列車があります。

例えば2026年9月のJR東日本時刻表では、上りの「かいじ40号」が甲府16時11分発、石和温泉16時16分着・16時17分発、大月16時45分着、八王子17時14分着、立川17時26分着、新宿17時58分着として設定されています。[参照] JR東日本「かいじ40号 停車駅一覧」

この停車駅を見ると、石和温泉には停まる一方、三鷹には停まらないことが分かります。下りについても同様に、石和温泉へ停車する「かいじ」を立川・八王子などから利用する方法が基本となります。

一部の「あずさ」も石和温泉駅に停車する

「石和温泉へ行くなら、かいじしか使えない」というわけではありません。松本方面まで走る「あずさ」の中にも石和温泉へ停車する列車があります。ただし、あずさは列車によって停車駅の差が大きいので注意が必要です。

例えば2026年9月の「あずさ3号」は、千葉から新宿方面を経由して松本へ向かい、山梨市8時58分発の次に石和温泉へ9時02分着・9時03分発、甲府へ9時08分着という設定です。[参照] JR東日本「あずさ3号 停車駅一覧」

一方、「あずさ1号」は新宿、立川、八王子、大月、甲府と進み、石和温泉には停車しません。[参照] JR東日本「あずさ1号 停車駅一覧」 つまり「あずさだから石和温泉に停まる・停まらない」と一括りにはできず、利用する列車ごとの停車駅確認が必要です。

三鷹から石和温泉なら立川で乗り換える方法が分かりやすい

三鷹駅から石和温泉駅へ特急を利用する場合、分かりやすい方法の一つが三鷹→立川を中央線快速、立川→石和温泉を特急という組み合わせです。

三鷹と立川は中央線快速で直接移動できます。立川は「あずさ」「かいじ」の主要停車駅なので、三鷹からいったん東京都心側の新宿へ戻る必要はありません。

例えば「三鷹→新宿→石和温泉」と移動すると一度東へ戻る形になりますが、「三鷹→立川→石和温泉」であれば全体として山梨方面へ進みながら乗り換えられます。実際の旅行では、出発時刻に合わせてJR東日本の経路検索やえきねっとで接続のよい列車を選ぶとよいでしょう。

八王子駅で特急へ乗り換える方法もある

利用したい特急との接続によっては、立川ではなく八王子で乗り換えることもできます。八王子も中央線特急の主要停車駅で、多くの「あずさ」「かいじ」が停車します。

例えば三鷹から中央線快速で八王子まで行き、八王子から石和温泉に停車する「かいじ」へ乗るというルートです。立川で乗り換える場合より普通列車区間が長くなりますが、列車の待ち時間次第では八王子乗り換えのほうが便利になる場合があります。

「絶対に立川で乗り換える」と決める必要はありません。出発する時間帯によって、立川と八王子のどちらで特急へ乗り換えると早いかを検索するのがおすすめです。

石和温泉に停まるかは列車番号まで確認する

中央線特急を利用するときに注意したいのが、同じ「あずさ」という列車名でも停車駅が異なることです。「あずさは石和温泉に停まる」と覚えてしまうと、実際には通過する列車を選んでしまう可能性があります。

2026年9月の例では「あずさ44号」は石和温泉17時07分着・17時08分発ですが、「あずさ54号」は甲府から八王子まで石和温泉を含む途中駅を通過します。[参照] JR東日本「あずさ44号」 [参照] JR東日本「あずさ54号」

石和温泉を利用する場合は「かいじか、あずさか」だけではなく、利用する○号が石和温泉に停車するかまで確認することが重要です。

「あずさ」と「かいじ」は何が違う?

どちらもE353系を中心に運転される中央線特急ですが、役割には違いがあります。「あずさ」は主に新宿方面と松本方面を結ぶ長距離タイプで、「かいじ」は主に新宿方面と甲府・竜王方面を結ぶ山梨県内へのアクセスを担います。

列車 主な運行区間 石和温泉 三鷹
あずさ 新宿方面~松本・白馬方面 一部列車が停車 定期列車は通過
かいじ 東京・新宿方面~甲府・竜王方面 多くの列車が停車 定期列車は通過
富士回遊 新宿方面~河口湖方面 基本的に経由しない 定期列車は通過

石和温泉は甲府の一つ東京寄りに位置しているため、観光で利用するなら「かいじ」が分かりやすい選択肢です。ただし時間帯によっては石和温泉停車の「あずさ」が便利になることもあります。

三鷹に特急が停まっていた時代はある

「以前、三鷹から中央線特急に乗った気がする」という記憶がある場合、それは必ずしも間違いではありません。過去には三鷹駅に停車する中央線特急が設定されていた時期があります。

例えばJR東日本の2008年の資料には、臨時列車で三鷹に停車し、さらに石和温泉にも停車する列車が確認できます。当時の臨時「あずさ」では三鷹8時47分発、石和温泉10時44分発などの設定例がありました。

しかし鉄道の停車駅はダイヤ改正によって変わります。過去の時刻表や旅行記を検索すると「三鷹から特急に乗れた」という情報が出てくる可能性がありますが、2026年現在の定期ダイヤとは分けて考える必要があります。

臨時特急なら三鷹停車の可能性はある?

JR東日本は行楽シーズンやイベント時に臨時特急を設定することがあります。過去には三鷹停車の臨時列車が運転された実績があるため、将来も臨時列車が絶対に停まらないとは言い切れません。

ただし、通常の旅行計画を「臨時列車が三鷹に停まるかもしれない」という前提で立てるのはおすすめできません。臨時列車は運転日・停車駅が個別に設定されるためです。

特定の日に三鷹から石和温泉へ行きたい場合は、JR東日本の最新時刻表でその日の列車を検索してください。臨時列車が設定されている場合も、列車ごとの停車駅一覧で三鷹と石和温泉の両方が表示されているか確認するのが確実です。

普通列車だけで三鷹から石和温泉へ行くこともできる

特急料金を節約したい場合は、普通・快速列車を乗り継いで石和温泉へ向かう方法もあります。三鷹から中央線快速で高尾方面へ進み、高尾などで中央本線の普通列車へ乗り換える形が基本です。

ただし中央本線の普通列車は東京側の中央線快速と運行体系が分かれており、時間帯によって乗り換え駅や接続が異なります。特急利用より所要時間が長くなるため、旅行時間と料金のどちらを優先するかで選ぶとよいでしょう。

石和温泉への観光で荷物が多い場合や移動時間を短縮したい場合には、三鷹から立川または八王子まで快速、そこから特急という組み合わせが使いやすいでしょう。

特急「あずさ」「かいじ」は全車指定席が基本

現在の「あずさ」「かいじ」は、普通車について全席で座席指定が可能なシステムです。指定席特急券のほか、座席を指定しない「座席未指定券」で空いている席を利用する仕組みもあります。

石和温泉への旅行日が決まっているなら、えきねっとなどであらかじめ座席を指定しておくと安心です。特に土休日、連休、桜や紅葉、ぶどう・桃など山梨の観光シーズンは混雑することがあります。

なお料金や列車の運転時刻、停車駅はダイヤ改正や臨時運転によって変わる可能性があります。乗車日が決まった段階で最新情報を確認してください。

まとめ|三鷹と石和温泉の両方に停まる定期特急はない

2026年8月現在、三鷹駅と石和温泉駅の両方に停車する定期の中央線特急「あずさ」「かいじ」はありません。石和温泉駅には「かいじ」を中心として特急が停車しますが、三鷹駅は現在の定期中央線特急の停車駅ではないためです。

三鷹から石和温泉へ特急を使うなら、三鷹から中央線快速などで立川または八王子へ行き、そこから石和温泉に停車する「かいじ」または一部の「あずさ」へ乗り換える方法が基本です。

特に分かりやすいのは「三鷹→立川を快速・普通列車、立川→石和温泉を特急」というルートです。ただし時間帯によっては八王子乗り換えのほうが接続がよいこともあるため、実際の乗車日時で経路検索するのがおすすめです。

また「あずさ」は列車によって石和温泉を通過します。「あずさなら大丈夫」と判断せず、○号まで含めて停車駅を確認してください。一方、「かいじ」は山梨方面への利用を主目的とする特急なので、石和温泉への旅行では候補にしやすい列車です。

過去には三鷹に停車する中央線特急や臨時列車も存在したため、古い情報では三鷹停車が見つかることがあります。旅行時には過去の時刻表ではなく、JR東日本が公開している乗車日当日の時刻表・停車駅一覧を確認するのが確実です。

※本記事は2026年8月30日時点で確認できるJR東日本の2026年9月時刻表および公式列車案内をもとに作成しています。臨時列車、ダイヤ改正、運休などによって停車駅・時刻が変更される場合があるため、実際の乗車前にはJR東日本の最新情報をご確認ください。

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