ロンドン・ヒースロー空港でBAからBAへ2時間30分の乗り継ぎは間に合う?ターミナル・保安検査・遅延時の注意点を解説

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ロンドン・ヒースロー空港(LHR)は世界有数の大規模空港で、乗り継ぎではターミナル間の移動や保安検査が必要になることがあります。そのため「到着19:50、次便22:20」のような2時間30分の乗り継ぎ時間を見ると、間に合うのか不安になるかもしれません。結論からいえば、British Airways(BA)からBritish Airwaysへの乗り継ぎが1つの予約・航空券として発券されているのであれば、2時間30分は通常、極端に厳しい乗り継ぎ時間ではありません。ただし、ヒースローではすべての乗り継ぎ客が保安検査を受ける必要があり、到着便の遅延、到着・出発ターミナル、次便が英国国内線か国際線かによって余裕は変わります。特に重要なのが「BA同士だから必ず同じターミナル」と思い込まないことと、「同じ予約の乗り継ぎ」と「別々に購入した航空券での自己乗り継ぎ」を区別することです。[参照:Heathrow Airport・Connecting flights]

到着19:50・出発22:20なら乗り継ぎ時間は2時間30分

19時50分にヒースローへ到着し、22時20分に次の便が出発する旅程なら、時刻表上の乗り継ぎ時間は150分、つまり2時間30分です。

ただし、この150分をすべて自由に使えるわけではありません。到着時刻は一般に飛行機が所定の位置に到着する時刻として設定されており、そこから降機します。さらにヒースローではFlight Connectionsへの移動、必要ならターミナル間移動、保安検査、出発ゲートへの移動が必要です。

またBAの案内では、乗客は出発予定時刻の少なくとも20分前までにゲートへ到着する必要があるとされています。そのため22時20分発なら、22時ちょうどまで空港内を移動していてよいという考え方ではなく、余裕をもってゲートへ向かう必要があります。[参照:British Airways・Connecting at Terminal 5]

BAのターミナル5からターミナル5なら目安は約60分

British Airwaysが案内しているヒースロー・ターミナル5の国際線乗り継ぎ資料では、ターミナル5からターミナル5への最低乗り継ぎ時間の目安は約60分とされています。[参照:British Airways・London Heathrow flight connections]

したがって、到着便も次便もターミナル5で、しかもBAが一連の乗り継ぎとして販売している航空券なら、2時間30分は60分の目安を大きく上回っています。到着便がほぼ定刻なら、通常は十分対応可能な範囲と考えられます。

例えば19時50分に到着し、20時10~20分ごろに機内から出てFlight Connectionsへ進み、保安検査を終えて21時台前半に出発エリアへ入れれば、22時20分発に対してまだ余裕があります。ただしこれはあくまでイメージであり、実際の所要時間は到着スポット、混雑、保安検査などによって変化します。

BA同士でもターミナルが同じとは限らない

ここで注意したいのが、「BA→BAだから両方ともターミナル5」とは限らないことです。British Airwaysはヒースローでターミナル5を主要拠点としていますが、便によって別ターミナルを利用する場合があります。

そのため乗り継ぎの余裕を正確に判断するには、航空会社名だけでなく「到着便の便名・到着ターミナル」と「次便の便名・出発ターミナル」を確認する必要があります。ヒースロー空港には4つの旅客ターミナルがあり、別ターミナルへの乗り継ぎでは空港内の無料シャトルバスなどを利用します。[参照:Heathrow Airport・Connecting flights]

ヒースロー空港によると、乗り継ぎで別ターミナルへ移動する場合の無料シャトルバスはおおむね10分間隔で運行されています。ターミナル5内だけの乗り継ぎより、当然ながら時間は必要になります。

ターミナルが違っても2時間30分なら十分可能性はある

British Airwaysの乗り継ぎ案内では、ターミナル5から別ターミナルへの乗り継ぎについて約90分という目安も示されています。ターミナル5内の約60分より長くなりますが、それでも2時間30分=150分なら60分ほど上回ります。[参照:British Airways・Heathrow connections]

そのためターミナル変更があるというだけで「2時間30分では無理」と判断する必要はありません。むしろ同一予約でBAが販売している正式な乗り継ぎ旅程なら、通常は空港の最低乗り継ぎ時間を満たした組み合わせとして販売されています。

ただし別ターミナルの場合は、到着便が30~60分遅れただけでも余裕がかなり減ります。同じターミナルなら吸収できる程度の遅延でも、ターミナル移動があると慌ただしくなる可能性があります。

ヒースローの乗り継ぎでは保安検査をもう一度受ける

日本の空港などで国際線を乗り継いだ経験があると、「制限区域内にいるなら、そのまま次の搭乗口へ行けるのでは」と考えるかもしれません。しかしヒースローでは、乗り継ぎ客も保安検査を受ける必要があります。

ヒースロー空港は、乗り継ぎを行うすべての乗客がSecurity Checksを通過すると案内しています。飛行機を降りたら紫色の「Flight Connections」の案内表示に従って進み、必要に応じてターミナルを移動し、その後保安検査を受けて出発エリアへ進む流れです。[参照:Heathrow Airport・Connecting flights]

したがって2時間30分の乗り継ぎ時間には、この保安検査の待ち時間も含めて考える必要があります。混雑時にはここで時間を消費する可能性があるため、到着後に買い物や食事を先にするのではなく、まず乗り継ぎ手続きを完了させるのが基本です。

到着後は「Arrivals」ではなく紫色のFlight Connectionsへ

同一予約の通常の乗り継ぎであれば、ヒースロー到着後は英国へ入国する人について行くのではなく、空港内にある紫色の「Flight Connections」の標識を探します。

ヒースロー空港の公式案内でも、飛行機を降りたら紫色のFlight Connectionsの表示に従い、乗り継ぎ便がどのターミナルから出るのか案内画面で確認するよう説明されています。別ターミナルなら乗り継ぎ用の移動ルートへ進みます。[参照:Heathrow Airport・A guide to connections]

ヒースローは非常に大きな空港なので、自己判断で一般の到着出口へ進むより、「紫=乗り継ぎ」と覚えておくと分かりやすいでしょう。

預け荷物は通常、最終目的地までスルーになる

BAからBAへ一つの予約として乗り継ぐ場合、通常は出発地で預けた荷物が最終目的地までチェックインされ、ヒースローで自分で受け取る必要はありません。

ヒースロー空港も、一つの予約で乗り継ぐ多くの旅客について、預け荷物は航空会社によって次の便へ移されるため、乗り継ぎ地で受け取る必要はないと案内しています。ただし旅程によって例外もあるため、最初に荷物を預ける際、手荷物タグに印字された最終目的地の空港コードを確認するのが確実です。[参照:Heathrow Airport・Flight connections FAQs]

例えば最終目的地がパリなら、出発空港で荷物を預ける際に「LHR」ではなく最終目的地までタグが付いているか確認します。分からなければチェックインカウンターで「ヒースローで荷物を受け取る必要がありますか」と確認しておくと安心です。

次便が英国国内線なら手続きが少し増える

BAからBAへの乗り継ぎでも、次の便が英国国内線やアイルランド方面の場合は、国際線から国際線への単純な乗り継ぎとは流れが異なります。

ヒースロー空港によると、国際線から英国国内線へ乗り継ぐ場合は、保安検査へ進む前に生体認証などの手続きがあります。英国・アイルランド方面へ出発する乗客については、本人確認のため顔画像を利用する仕組みも導入されています。[参照:Heathrow Airport・Flying within the UK and Ireland]

例えば「東京→ロンドン→エディンバラ」のような旅程と、「東京→ロンドン→パリ」のような旅程では手続きが完全に同じではありません。そのため最終目的地まで含めて乗り継ぎ方法を確認しておくことが大切です。

一番重要なのは「同一予約」か「別切り航空券」か

2時間30分で大丈夫かを判断するとき、ターミナル以上に重要なのが航空券の購入方法です。同じBA便同士でも、一つの予約として購入した乗り継ぎ航空券なのか、2便を別々に購入したのかで意味が大きく変わります。

航空券 2時間30分の評価 主な違い
BA→BAを一つの予約で購入 通常は十分現実的 乗り継ぎ旅程として航空会社が販売、荷物も通常スルー
BA→BAだが別々に購入 慎重な判断が必要 自己乗り継ぎとなる可能性があり、入国・荷物受取・再チェックイン等が必要

ヒースロー空港は、別々に予約した便を乗り継ぐ場合は通常のconnecting passengerとは扱われず、英国への入国、預け荷物の受け取り、再チェックイン、荷物預け、保安検査を行う必要があると明確に案内しています。[参照:Heathrow Airport・Self-connecting flights]

同じBritish Airwaysというだけでは「同一予約」とは限りません。予約確認画面を見て、一つの旅程・予約番号として購入しているか確認しましょう。

別切り航空券なら2時間30分はおすすめしにくい

自己乗り継ぎの場合は話が大きく変わります。到着後にFlight Connectionsへ直接進む通常の乗り継ぎではなく、英国へ入国して荷物を受け取り、到着ロビーへ出て、再び出発客として手続きをする必要があります。

さらにターミナルが異なれば移動時間も加わります。入国審査や手荷物受取が混雑していれば、それだけでかなり時間を使います。

この条件で2時間30分しかない場合、到着便の少しの遅延でも次便へ間に合わなくなる可能性があります。しかも別々の航空券では、前便の遅延によって後便に乗れなかった場合の取り扱いが、一つの予約で保護された乗り継ぎとは異なる可能性があります。そのため自己乗り継ぎなら、より長い時間を確保する方が安全です。

到着便が遅れたらどうなる?

同一予約の乗り継ぎで最も心配なのは、予定では2時間30分あるのに最初の便が遅延するケースです。

例えば19時50分到着予定の便が21時に到着すると、時刻表上の残り時間は1時間20分です。ターミナル5内の乗り継ぎなら間に合う可能性は残りますが、保安検査やゲートまでの移動を考えると急ぐ必要があります。別ターミナルならさらに厳しくなるでしょう。

ヒースロー空港は、到着便の遅延で乗り継ぎが難しくなった場合には、着陸後すぐ航空会社または空港スタッフへ相談するよう案内しています。乗り継ぎ便へ間に合わなかった場合には航空会社のデスクで次の利用可能な便への変更などを相談できます。[参照:Heathrow Airport・Connecting flights]

同一予約なら「乗り遅れ=自腹で全部買い直し」とは限らない

BAが一つの乗り継ぎ旅程として発券しており、前便の遅延などによって接続できなかった場合は、自分で勝手に次の航空券を購入する前にBAへ相談することが重要です。

ヒースロー空港も、到着便の遅延によって次便に乗れなかった場合は航空会社のデスクへ行き、航空会社スタッフから再予約の選択肢について案内を受けるよう説明しています。

一方、自己乗り継ぎでは同様の保護を当然に期待できません。だからこそ「BA→BA」という航空会社名だけを見るのではなく、最初から最後まで一つの予約として購入した旅程かどうかが重要になります。

ターミナル5はA・B・Cゲート間の移動にも時間がかかる

ターミナル5同士なら安心と思いがちですが、ターミナル5自体も非常に大きな施設です。メインターミナルのAゲートだけでなく、B・Cゲートがあります。

ヒースロー空港は、ターミナル5のB・Cゲートへ移動する場合にはトランジット列車を利用できると案内しています。つまり「保安検査を抜けた=搭乗口まであと数分」とは限りません。[参照:Heathrow Airport・Connections guide]

ゲート番号が表示されたら、買い物を続けるより先に場所と所要時間を確認するのがおすすめです。特にCゲートなど遠い場所が指定された場合は、早めに移動を開始しましょう。

2時間30分の乗り継ぎを成功させる当日の動き方

ヒースローでBAからBAへ2時間30分で乗り継ぐなら、事前準備と到着後の行動をシンプルにしておくと安心です。

  1. 出発前に到着便・出発便のターミナルを確認する
  2. 最初の空港で次便の搭乗券を受け取れるか確認する
  3. 預け荷物が最終目的地までスルーか確認する
  4. ヒースロー到着後は紫色の「Flight Connections」に従う
  5. 別ターミナルなら乗り継ぎ用シャトルへ進む
  6. 保安検査を通過する
  7. 出発案内でゲートを確認する
  8. 買い物や食事より先に搭乗口までの所要時間を把握する
  9. 遅延している場合は早い段階でBAスタッフへ相談する

ヒースロー空港の公式アプリでは、到着便と出発便を登録すると乗り継ぎに合わせた案内やゲート、搭乗情報などを確認できます。初めてヒースローを利用する場合には便利です。[参照:Heathrow Airport・Heathrow app]

2時間30分なら空港でゆっくり食事できるとは限らない

乗り継ぎ時間が150分あると「2時間以上暇になる」と感じるかもしれませんが、実際にはそうならない可能性があります。飛行機を降りるまでの時間、徒歩移動、ターミナル間移動、保安検査、搭乗開始前の移動時間を差し引く必要があるからです。

例えばターミナル変更があり、保安検査も混雑している場合、出発エリアへ到達した時点で次便まで1時間を切っていることも考えられます。その場合はレストランで長時間食事をするより、軽食を購入してゲートへ向かう方が安心です。

反対に到着便が早着し、ターミナル5内の乗り継ぎで保安検査も空いていれば、かなり余裕が残ることもあります。2時間30分という数字だけではなく、乗り継ぎ手続きを終えた後の残り時間で行動を決めましょう。

ヒースロー空港の外へ出るのはおすすめしない

2時間30分の乗り継ぎでロンドン市内へ出ることは現実的ではありません。ヒースロー空港自身も、長い乗り継ぎ時間があっても空港外へ出ることを推奨していません。[参照:Heathrow Airport・Connecting flights]

空港外へ出れば英国への入国手続きが必要になり、戻ってきた際には通常の出発客として再度保安検査を受けます。ロンドン中心部への往復時間まで考えると、2時間30分では選択肢になりません。

乗り継ぎ時間はすべて空港内で使い、手続きが早く終わった場合だけ出発エリアで食事や買い物を楽しむと考えるのが安全です。

条件別に見る「2時間30分」の安心度

条件 2時間30分の目安
BA→BA・同一予約・T5→T5 比較的余裕あり
BA→BA・同一予約・ターミナル変更あり 通常は現実的だがT5内より余裕は減る
BA→BA・同一予約・到着便が30分程度遅延 対応可能性は高いが早めに移動
BA→BA・同一予約・到着便が1時間以上遅延 接続条件によってかなり慌ただしくなる
BA→BAでも航空券が別々 2時間30分は余裕が小さくおすすめしにくい
別切り+預け荷物あり+ターミナル変更 乗り遅れリスクを考えて長い時間を確保したい

特に安心度が高いのは、BAが一つの予約として販売したT5→T5の乗り継ぎです。逆に同じBAでも自己乗り継ぎなら条件はまったく異なるため注意してください。

まとめ:BA同士・同一予約なら2時間30分は通常それほど厳しくない

ロンドン・ヒースロー空港で、到着19時50分、次のBritish Airways便が22時20分なら、予定上の乗り継ぎ時間は2時間30分です。BAからBAへ一つの予約として発券されている旅程であれば、通常は「かなり無理のある乗り継ぎ」と考える必要はありません。

British Airwaysの案内では、ターミナル5からターミナル5への乗り継ぎ時間の目安は約60分です。またターミナル5から別ターミナルへの乗り継ぎについては約90分という案内があります。そのため150分の乗り継ぎ時間は、定刻到着を前提にすれば一定の余裕があります。[参照:British Airways・Connecting at London Heathrow]

ただしヒースローでは乗り継ぎ客も保安検査を受けます。またBA便同士でも必ず同じターミナルとは限らず、ターミナル5の内部でもA・B・Cゲート間の移動が発生する場合があります。到着後は紫色の「Flight Connections」の表示に従い、寄り道せずにまず保安検査と乗り継ぎを済ませることがポイントです。

そして最も重要なのが航空券の発券方法です。BA→BAを一つの予約で購入しているなら2時間30分は通常十分現実的ですが、2便を別々に購入した自己乗り継ぎなら同じ評価にはなりません。別切りでは英国への入国、荷物受取、再チェックイン、保安検査などが必要になるため、2時間30分では余裕が少なくなります。

出発前にはBAの予約画面で便名とターミナルを確認し、最初のチェックイン時に「荷物が最終目的地まで預けられているか」「次便の搭乗券が発行されているか」を確認しておけば、ヒースローでの乗り継ぎはかなり分かりやすくなります。

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