上野動物園のパンダがいた場所は今どうなっている?「パンダのもり」と旧東園パンダ舎の現在を解説【2026年9月版】

動物園、水族館

上野動物園では、ジャイアントパンダの「シャオシャオ」と「レイレイ」が2026年1月に中国へ返還され、現在はジャイアントパンダを飼育・展示していません。では、以前パンダがいた展示場には別の動物が入っているのでしょうか。実は上野動物園には、近年まで使われていた西園の「パンダのもり」と、シャンシャンなどが暮らした東園の旧パンダ舎があり、現在の状況がそれぞれ異なります。2026年9月時点では、ジャイアントパンダが使っていた展示場そのものに別の大型動物が代わって入った、という公式発表はありません。一方、「パンダのもり」というエリアでは、もともと一緒に展示されてきたレッサーパンダや中国のキジ類を見ることができます。[参照]

現在、上野動物園にジャイアントパンダはいない

上野動物園で最後まで飼育されていたジャイアントパンダは、双子のシャオシャオとレイレイです。2頭の一般観覧は2026年1月25日に終了し、1月27日に上野動物園を出発して中国へ向かいました。[参照]

上野動物園の公式パンダページでも、2026年9月時点で「現在、上野動物園ではジャイアントパンダは展示しておりません」と案内されています。[参照]

つまり、上野へ行けば別のパンダが同じ場所に入っている、という状態ではありません。現時点ではジャイアントパンダは不在です。

シャオシャオとレイレイがいた「パンダのもり」に別の動物が入ったわけではない

シャオシャオとレイレイが最後に暮らしていたのは、西園にある「パンダのもり」です。2020年9月に開設された比較的新しい施設で、中国四川省のジャイアントパンダの生息環境をイメージして造られています。[参照]

2026年9月時点の公式施設案内では、ジャイアントパンダについて「現在は飼育していません」と明記されています。パンダが使っていた展示場に、例えばクマや別の大型哺乳類を移して展示しているという案内はありません。[参照]

そのため、「パンダの代わりに何の動物が入ったのか」という意味であれば、現時点ではパンダの展示場そのものに代わりの動物が入ったとは確認されていない、というのが正確です。

「パンダのもり」にはレッサーパンダとキジ類がいる

ただし、「パンダのもり」全体から動物がいなくなったわけではありません。このエリアは最初から、ジャイアントパンダだけでなく、その生息地域に暮らす動物も一緒に紹介する施設として造られています。

2026年9月時点の上野動物園公式ページでは、「パンダのもり」で展示している生き物として、次の動物が掲載されています。[参照]

  • レッサーパンダ(シセンレッサーパンダ)
  • キンケイ
  • ギンケイ
  • ベニジュケイ

つまり現在の「パンダのもり」を訪れると、ジャイアントパンダはいませんが、レッサーパンダや色鮮やかな中国のキジ類を見ることができます。なお動物の体調や工事などによって展示状況が変わることがあるため、来園直前には公式の展示休止情報を確認すると確実です。

返還直後にはパンダ展示場の観覧通路も期間限定で開放された

シャオシャオとレイレイが中国へ返還された直後の2026年2月には、上野動物園が「パンダのもり」のジャイアントパンダ観覧通路を期間限定で開放しました。

公式案内では、ジャイアントパンダがいなくなった後も、エリア内にある足跡や糞のレプリカ、解説パネルなどを見ながら散策できるようにしていました。また、その案内でも「エリア内では、ジャイアントパンダと同じ生息地に暮らすレッサーパンダやキンケイなども飼育」と説明されています。[参照]

このことからも、ジャイアントパンダ展示場をすぐ別種の動物用に転用したのではなく、「パンダのもり」というテーマ自体を残しながら活用していることが分かります。

昔シャンシャンなどがいた「東園パンダ舎」は現在どうなっている?

もう一つ注意したいのが、東園正門近くにあった旧パンダ舎です。こちらは「パンダのもり」が完成する以前に長年使われた施設で、ランラン、カンカンからシャンシャンまで、初代施設を含め計13頭のジャイアントパンダが暮らしてきました。

東園パンダ舎では、シャンシャンの展示が終了した2023年2月以降、ジャイアントパンダの飼育展示は行われていませんでした。[参照]

そして施設の老朽化に伴い、2026年8月17日から2027年2月ごろまでを予定して解体工事が進められています。したがって、こちらの旧パンダ舎についても「別の動物が入っている」という状況ではありません。

「パンダがいたところ」がどちらを指すかで答えが変わる

上野動物園のパンダ展示について話す際は、「昔の東園パンダ舎」と「西園のパンダのもり」が混同されやすいため、整理すると分かりやすくなります。

場所 以前いた主なパンダ 2026年9月時点
西園「パンダのもり」 リーリー、シンシン、シャオシャオ、レイレイなど ジャイアントパンダは不在。エリアではレッサーパンダ、キンケイ、ギンケイ、ベニジュケイなどを展示
東園・旧パンダ舎 歴代パンダ、シャンシャンなど 2023年以降パンダ展示なし。2026年8月から解体工事中

最近までいたシャオシャオ・レイレイの場所を指しているなら西園の「パンダのもり」、シャンシャンが昔いた正門近くの場所を指しているなら東園の旧パンダ舎です。

今後またジャイアントパンダが来るかは現時点では未定

上野動物園の「パンダのもり」には、もともとジャイアントパンダの飼育を目的とした設備が整っています。しかし、2026年9月時点で上野動物園の公式ページは「現在ジャイアントパンダは飼育していません」と案内しており、新しいジャイアントパンダの展示開始について確定した公式情報は示されていません。[参照]

そのため、「空いた展示場に別の動物を恒久的に入れるのか」「将来的に再びパンダを受け入れるのか」については、今後の東京都や上野動物園の発表を待つ必要があります。

ニュースではパンダ貸与や受け入れをめぐるさまざまな報道が出ることがありますが、実際に見られる動物については上野動物園・東京ズーネットの公式発表を基準に確認するのが確実です。

まとめ:パンダの展示場には別の大型動物は入っておらず、周辺ではレッサーパンダなどを見られる

2026年9月時点では、上野動物園にジャイアントパンダはいません。最後に展示されていたシャオシャオとレイレイは2026年1月に中国へ返還されています。[参照]

西園「パンダのもり」のジャイアントパンダ展示場に、代わりとなる別の大型動物が入ったという公式情報はありません。ただし「パンダのもり」エリアでは現在もレッサーパンダ、キンケイ、ギンケイ、ベニジュケイなどが展示されています。[参照]

一方、昔シャンシャンなどが暮らしていた東園の旧パンダ舎は、2026年8月から老朽化による解体工事が始まっており、こちらにも別の動物は入っていません。[参照]

したがって現在の状況を簡単にまとめると、「パンダがいた展示場そのものは空いており、パンダのもり周辺ではレッサーパンダや中国のキジ類を見られる。昔の東園パンダ舎は解体工事中」となります。

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