祭りやイベント開催による交通規制では、路線バスが一部区間で運休になることがあります。その際、「乗客を乗せられない区間があるのに、バス車両自体はどのように移動するのか」と疑問に感じる方も多いでしょう。
この記事では、城下町しばた祭りのような交通規制時に路線バスが区間運休する場合、バス車両がどのように営業所や駅へ移動するのか、一般的なバス会社の対応方法について解説します。
路線バスの区間運休とはどのような状態なのか
路線バスの区間運休とは、路線全体を完全に休止するのではなく、交通規制などの影響を受ける一部区間だけを運休する対応です。
例えば、新発田営業所から新発田駅前までの区間が規制対象になった場合、その区間では乗客を乗せた通常運行を行わず、規制区間外で折り返し運行を行う形になります。
つまり「バスがその場所を通れない」という意味ではなく、安全確保や交通整理のために、旅客輸送を一時的に変更している状態です。
区間運休中のバス車両は回送扱いになる
交通規制によって乗客を乗せたバスが走れない場合でも、バス会社は車両を営業所へ戻したり、次の運行に備えて移動させたりする必要があります。
その場合、バスは「回送」という扱いで走行します。回送とは、乗客を乗せずに車庫や営業所、運行開始地点などへ移動することを指します。
例えば、新発田駅前付近が規制区域になっている場合でも、規制時間や警察・主催者の指示に従い、運行に必要な車両移動が可能な経路を使って営業所へ戻ることがあります。
回送ルートは通常の路線ルートとは異なる場合がある
路線バスは普段、決められた停留所を順番に結んで走っています。しかし回送の場合は、乗客を乗せる必要がないため、必ずしも通常の営業ルートを走るとは限りません。
交通規制区域を避けるため、別の道路を利用したり、営業所や車庫へ戻りやすい経路を選択したりします。
例えば祭り会場周辺で道路が封鎖されている場合、バス会社は事前に規制情報を確認し、運行管理者が乗務員へ回送経路を指示します。
路線バス会社は交通規制に合わせて事前準備を行っている
大規模な祭りやイベントによる交通規制では、バス会社は当日に突然対応するわけではありません。事前に主催者や警察などから規制情報を受け、運行計画を変更します。
具体的には、臨時の折り返し場所の設定、運転士への案内、車両の配置変更、利用者への告知などを行います。
そのため、区間運休中でもバスが安全に移動できるよう、営業所側であらかじめ回送方法や車両運用が決められています。
駅や営業所への移動方法は状況によって変わる
実際の回送方法は、交通規制の範囲、規制時間、道路状況によって変わります。必ず同じ道を使うわけではありません。
また、規制中でも警察や関係機関の許可・誘導によって通行できる場合もあります。公共交通機関であるバスは、地域の移動手段として一定の配慮がされるケースがあります。
ただし、安全が最優先となるため、規制状況によっては営業所へ戻る時間をずらしたり、別の待機場所で待機したりすることもあります。
まとめ|交通規制時のバスは回送や運行変更で対応している
祭りなどで路線バスが区間運休になる場合、バス車両そのものが動けなくなるわけではありません。乗客を乗せない回送運転や、規制を避けた経路変更によって車両を移動させています。
路線バス会社は事前に交通規制を確認し、営業所への回送方法や車両配置を調整しています。そのため、利用者から見ると運休している区間でも、裏側では安全な運行を維持するための準備が行われています。
イベント時の区間運休は不便に感じることもありますが、安全な運行を続けるために必要な対応の一つです。

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