エジプトe-Visaを30ドルで取得済みなら追加6ドルは必要?2026年8月開始の36ドルQRビザとの違いを解説

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2026年8月からエジプトの入国ビザが「36USドルになった」という情報を見て、すでに30USドルでe-Visaを取得している場合に、入国時に追加で6USドルを支払う必要があるのか不安になることがあります。

この36USドルという金額は、2026年8月1日からカイロ国際空港で試験導入されたデジタルVisa on Arrival(到着ビザ)のQRコード発行システムに関係するものです。現在の通常の観光e-Visaそのものについては、エジプト政府公式e-Visaポータルでシングルエントリー30USドル、マルチプルエントリー65USドルと案内されています。

したがって、公式e-Visaポータルで30USドルを支払い、すでに有効なe-Visaが正式に発給されている場合、36USドルとの差額6USドルを入国時に追加で支払う仕組みであるとは、2026年8月27日時点の公式情報からは確認できません。

36USドルは「30USドルのビザ料金+6USドルのデジタル発行手数料」という新しい到着ビザ方式の料金です。この記事では、従来のe-Visaと2026年8月開始のQRコード式Visa on Arrivalの違い、すでに取得済みのe-Visaで入国する場合の確認事項を整理します。

2026年現在のエジプト公式e-Visa料金は30USドル

エジプト内務省が運営する公式e-Visaポータルでは、観光用e-Visaの料金としてシングルエントリー30USドル、マルチプルエントリー65USドルと掲載されています。

日本国籍もe-Visa申請対象国として公式ポータルの一覧に含まれています。申請者はオンラインで必要事項を入力し、クレジットカードまたはデビットカードで支払い、承認後にe-Visaをダウンロードします。

つまり2026年8月27日時点でも、公式e-Visa制度そのものについて「シングルエントリーが36USドルへ値上げされた」という案内にはなっていません。

[参照] エジプト政府公式e-Visa Portal「FAQ・ビザ料金」

36USドルになったのは新しいデジタル到着ビザ

混乱の原因になっているのが、2026年8月1日からカイロ国際空港で始まった新しいデジタルVisa on Arrival制度です。

エジプト政府は従来の紙のビザステッカーに代わり、QRコードを使ったデジタル到着ビザシステムの試験運用をカイロ国際空港で開始しました。

このQRコード方式の料金は合計36USドルで、内訳は従来のビザ料金30USドル+QRコード発行・デジタル処理に関する6USドルの手数料です。

したがって「エジプトのビザ料金そのものが一律30ドルから36ドルへ値上げされた」と理解すると、既存のe-Visa制度との関係が分かりにくくなります。

e-VisaとデジタルVisa on Arrivalは別の仕組み

名前が似ていますが、事前取得するe-Visaと空港到着時に利用できるデジタルVisa on Arrivalは別の仕組みとして考えると分かりやすくなります。

項目 事前取得e-Visa デジタルVisa on Arrival
取得方法 公式e-Visa Portalで事前申請 専用Web・アプリ・空港端末など
シングル料金 30USドル 36USドル
追加料金 公式料金として30USドル 6USドルのデジタル発行手数料を含む
提示方法 発給済みe-Visaを印刷して提示 QRコードを提示
主な対象 旅行前に取得する人 到着ビザを利用する人

この違いを理解すると、「30USドルで取得したe-Visaに6USドルを追加しないと36USドルにならない」という考え方ではないことが分かります。

すでに発給済みのe-Visaは印刷して持参する

公式e-Visaポータルでは、申請が承認されたらe-Visaをダウンロードして印刷し、エジプト到着時に入国審査官へ提示するよう案内されています。

つまり、30USドルを支払っただけで申請中という状態ではなく、承認済みのe-Visaが実際に発行されていることが重要です。

出発前にはe-VisaのPDFをスマートフォンへ保存するだけでなく、紙でも印刷しておくと安心です。公式ポータルもe-Visa printoutを入国時の必要書類として挙げています。

[参照] エジプト政府公式e-Visa Portal「How To Apply」

30USドルで取得済みだからといって再申請する必要はない

有効なe-Visaがすでに発給されているのであれば、36USドルの新しいVisa on Arrivalを別途購入する必要があるとは公式情報では案内されていません。

Visa on Arrivalは、文字通り到着時にビザを取得するための制度です。すでに入国に使用できるe-Visaを持っている旅行者が、同じ入国のためにさらに到着ビザを購入することを前提とした制度ではありません。

したがって、「料金が変わったらしいから、念のため6ドルだけ払う」「36ドルのビザをもう一度買う」といった対応を自己判断でする必要は通常ありません。

むしろ二重に申請すると余分な費用が発生する可能性があります。公式e-Visaポータルでは処理手数料は返金不可とされています。

6USドルだけを追加で払う窓口があるわけではない

新しい36USドルという料金について重要なのは、「既存の30ドルビザに6ドルを追徴する」という仕組みではない点です。

36USドルは新しいQRコード式Visa on Arrivalを新規取得する際の一体的な料金です。

そのため、すでに取得済みのe-Visaを持つ旅行者が、入国審査場で「不足している6ドルだけ支払う」という一般的な手続きは、現在公表されている制度からは確認できません。

30ドルで正式発給されたe-Visaと、36ドルで新規発行するQRコード式到着ビザを混同しないことがポイントです。

2026年8月1日の変更はまずカイロ国際空港で始まった

2026年8月1日に開始されたデジタルVisa on Arrivalは、最初の試験段階としてカイロ国際空港の到着ターミナルで導入されました。

エジプト観光当局は、その後ほかの空港にも段階的に拡大する方針を示しています。

したがって、2026年9月にカイロ以外の空港から入国する場合には、その時点でどの空港まで新制度が拡大しているかを確認する必要があります。

ただし、すでに正式なe-Visaを取得済みであれば、そもそもVisa on Arrivalを新規購入する旅行者とは手続きが異なります。

なぜ「30ドルから36ドルへ値上げ」という情報が広がったのか

新制度について旅行会社や旅行情報サイトでは、「ビザが36USドルになった」と簡略化して案内されることがあります。

実際には、新しいデジタルVisa on Arrivalの総額が36USドルで、その中に6USドルの発行手数料が含まれています。

一方、エジプト政府の従来のe-Visa Portalでは2026年8月27日時点でもシングルエントリー30USドルと表示されています。

そのため情報を見る際には、「e-Visaの話なのか」「空港で取得するVisa on Arrivalの話なのか」を確認することが重要です。

2026年8月以前に取得したe-Visaでも重要なのは有効期限

ビザ料金よりも出発前に確認しておきたいのが、取得したe-Visaの有効性です。

発給されたe-Visaには、入国可能期間などの情報が記載されています。9月の入国予定日がその期間内であることを確認してください。

また、申請時に入力したパスポート番号と現在使用するパスポート番号が一致していることも重要です。e-Visa取得後にパスポートを更新した場合などは注意が必要です。

「30ドルか36ドルか」だけを見るのではなく、実際のe-Visaに記載された氏名、パスポート番号、有効期間などを出発前にチェックしておきましょう。

パスポートの残存有効期間にも注意

エジプト政府公式e-Visaポータルでは、到着日から少なくとも6か月以上有効なパスポートを入国要件として挙げています。

例えば2026年9月15日にエジプトへ到着する場合は、その日から6か月以上の残存有効期間があるかを確認します。

ビザが有効でもパスポート側の入国条件を満たしていなければ問題になる可能性があります。

海外旅行ではビザの有効性とパスポートの有効性をセットで確認することが重要です。

入国時にはe-Visa以外の書類も準備しておく

公式e-Visaポータルでは、到着時に提示を求められる可能性がある資料として、e-Visaの印刷物だけでなく旅行日程なども挙げています。

観光目的の場合にはホテル予約の詳細や滞在場所の情報を確認される可能性もあります。

そのため、ホテルの予約確認書、帰国または第三国へ出国する航空券、旅行日程などをスマートフォンへ保存しておくと便利です。

通信環境がなくても確認できるよう、重要な資料はオフライン保存または紙で用意しておくと安心です。

e-Visaを持っていても入国が絶対に保証されるわけではない

エジプト政府公式e-Visa Portalは、e-Visaを所有していることだけで最終的な入国権が保証されるわけではないと明記しています。

最終的な入国判断は到着時の入国審査当局が行います。これはエジプトだけに特有の仕組みではなく、多くの国でビザの取得と最終的な入国許可は別のものとして扱われています。

そのため、ビザを印刷して持参するだけでなく、宿泊先や旅行目的などを聞かれた場合に説明できるようにしておくとよいでしょう。

[参照] エジプト政府公式e-Visa Portal「Disclaimer」

不安なら公式e-Visa Portalへ照会できる

すでに発行されたe-Visaについて個別に確認したい場合には、エジプト政府公式e-Visa Portalに問い合わせフォームがあります。

問い合わせフォームでは氏名、メールアドレス、国・地域、Reference Numberなどを入力し、英語で問い合わせる仕組みです。

例えば「I obtained and paid USD 30 for an approved single-entry e-Visa before August 2026. I will enter Egypt in September 2026. Is any additional USD 6 fee required at immigration?」のように、発給済みであることと入国予定月を明確に伝えると確認しやすいでしょう。

旅行直前に制度変更があった場合には、SNSの情報よりも公式窓口からの回答を優先するのが安全です。

[参照] エジプト政府公式e-Visa Portal「Contact Us」

「36ドル」という数字だけで新しいビザを買わない

旅行制度が変わった際にありがちなのが、「金額が変わったらしいから以前のビザは無効になった」と思い込んで再購入してしまうケースです。

今回のケースでは、2026年8月からカイロ空港で新しいデジタルVisa on Arrivalが始まった一方、従来の政府e-Visa Portalも稼働しており、シングルエントリー料金は30USドルと表示されています。

したがって、有効なe-Visaをすでに保有している場合に、36USドルの到着ビザを重複して購入する理由は通常ありません。

制度変更の情報を見る際は「新規取得者向けの変更なのか」「既存ビザにも適用される変更なのか」を区別しましょう。

9月の出発直前には公式情報をもう一度確認する

2026年8月27日時点では、公式e-Visa Portalのシングル観光ビザ料金は30USドルです。一方、新しいQRコード式Visa on Arrivalはカイロ国際空港で36USドルとして運用されています。

ただし、新制度は試験導入から段階的に拡大される予定であるため、9月の旅行までに手続きが変更される可能性を完全に否定することはできません。

そのため出発の数日前に、公式e-Visa Portalと利用する空港・航空会社からの案内を確認しておくと安心です。

特に「すでに持っているe-Visaの扱いが変更された」という公式告知が出ていないかを確認すれば、不要な二重支払いを避けられます。

まとめ|発給済み30ドルe-Visaに6ドルを追加する制度は確認できない

2026年8月から話題になっている「エジプトビザ36USドル」は、従来のe-Visa料金が一律36USドルへ変更されたという話ではありません。

2026年8月1日にカイロ国際空港で試験導入されたデジタルVisa on Arrivalは、30USドルのビザ料金に6USドルのデジタル発行手数料を加えた合計36USドルで利用する仕組みです。

一方、エジプト政府公式e-Visa Portalでは2026年8月27日時点でも、観光用シングルエントリーe-Visaを30USドル、マルチプルエントリーを65USドルと案内しています。

したがって、30USドルを支払い、すでに正式に承認・発給された有効なe-Visaを持っている場合、入国時に差額6USドルだけを追加で支払わなければならないという制度は、現在の公式情報では確認できません。

入国時には発給済みe-Visaを印刷して持参し、パスポート番号、氏名、有効期間、9月の入国予定日が条件内にあることを確認しておきましょう。パスポートについても到着日から少なくとも6か月の残存有効期間が求められています。

なお、制度は変更される可能性があります。特に2026年8月から始まったQRコード式Visa on Arrivalは試験・段階導入中なので、9月の出発直前にエジプト政府公式e-Visa Portalを再確認し、不安が残る場合はReference Numberを添えて公式問い合わせフォームから確認するのが最も確実です。

[参照] エジプト政府公式e-Visa Portal「料金・入国要件」

[参照] エジプト政府公式e-Visa Portal「申請・印刷方法」

[参照] エジプト政府公式e-Visa Portal「問い合わせ」

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