3人旅行でも飛行機で3席並びにできない?2席並び・30席前後の小型機で座席指定するときの考え方

飛行機、空港

3人で飛行機に乗るとき、「3人なら横一列に並んで座ればいい」と考える人は少なくありません。しかし、飛行機の座席配置はすべて同じではなく、機材によっては最初から横3席の並びが存在しないことがあります。

特に地方路線や需要の少ない路線などでは、小型のプロペラ機やリージョナル機が使われ、客室が左右2席ずつの「2-2配列」になっている場合があります。この場合、3人が横一列に並んで座ることは構造上できません。

知人が「3人なら3席並びがいい」と話すのは、必ずしも座席表を確認したうえでの発言ではなく、普段よく乗る大型機や中型機の「3-3配列」などを無意識に想定している可能性があります。飛行機の座席は人数だけでなく、実際の機材とシートマップを見て考える必要があります。

飛行機の座席はすべて「3席並び」ではない

国内線や国際線でよく見かけるボーイング737やエアバスA320系などでは、普通席が「3席+通路+3席」の3-3配列になっていることがあります。そのため、飛行機と聞くと「窓側・中央・通路側の3席が1セット」という印象を持つ人も多いでしょう。

一方、小型機では客室幅が狭いため「2席+通路+2席」の2-2配列になることがあります。さらに機材によっては「1席+通路+2席」の1-2配列などもあります。

つまり「3人で旅行する=3人横並び」という考え方は、3席並びが存在する機材にしか当てはまりません。

30席前後しかない飛行機なら小型機の可能性が高い

座席指定画面に30席前後しか表示されず、左右とも2席並びになっているなら、比較的小型の航空機が使われている可能性があります。

小型機は地方空港同士を結ぶ路線、離島路線、短距離路線などで使われることがあります。需要に合わせて機材を小さくすることで、便そのものを維持しやすくするメリットがあります。

大型機より座席数が少ないから異常というわけではなく、その路線に適した機材として運航されているケースがあります。

2-2配列なら3人はどう座るのが自然?

2-2配列の飛行機で3人が旅行する場合、一般的には「2人+1人」に分かれて座ります。

例えば10列目のA・B席に2人、通路を挟んだ10列目のC席に1人という配置なら、完全な横一列ではありませんが3人とも同じ列に座れます。機材によって座席記号は異なりますが、考え方は同じです。

別の方法として、10列目に2人、11列目に1人という前後配置もあります。会話のしやすさを重視するなら同じ列、窓側希望など個人の好みを優先するなら前後に分かれる方法もあります。

3人なら「同じ列の2席+通路反対側1席」が近い

2-2配列の場合、3人でできるだけ近くに座りたいなら、同じ列の左右に分かれる方法が分かりやすいでしょう。

例えば座席が「A・B|通路|C・D」と並んでいるとします。3人ならA・B・Cを指定すれば、2人は隣同士、もう1人は通路を挟んですぐ横です。

「3人横並び」という言葉を厳密に考えれば通路が入るので横一列3席ではありませんが、距離としてはかなり近い座り方です。

なぜ知人は「3列並びがいい」と言ってしまうのか

最も単純な理由は、飛行機の座席配置を毎回確認している人ばかりではないからです。

普段利用する航空機が3-3配列なら、「3人で旅行=3席セットを取る」という経験則ができます。その経験を別の路線にもそのまま当てはめているだけかもしれません。

座席数30席程度の小型機にあまり乗ったことがない人なら、2-2配列の飛行機があること自体を意識していない場合もあります。

航空券を予約しただけでは機材を詳しく見ない人も多い

航空券を購入するとき、多くの人が確認するのは出発時刻、到着時刻、運賃、預け荷物などです。航空機の型式まで確認する人はそれほど多くありません。

そのため同じ航空会社でも、ある便は大型機、別の便は小型機という違いを意識していないことがあります。

旅行に慣れている人でも、路線や運航会社が変われば座席配置を勘違いすることはあります。「知らない」というより、その便の機材まで確認していないだけと考える方が自然でしょう。

「2列並び」という表現にも注意

航空機の座席を説明するとき、「2列並び」という言い方は少し曖昧です。「1列に2席しかない」という意味にも、「左右に2席ずつある」という意味にも聞こえるからです。

一般的には「2-2配列」と表現すると分かりやすくなります。これは窓側から2席、通路を挟んで反対側にも2席ある座席配置です。

知人に説明するときも、「この便は3-3じゃなくて2-2配列だから、3人連続の席自体がない」と言えば誤解されにくいでしょう。

座席指定画面に30席しかなくても機内全体が30席とは限らない

予約画面に表示されている座席数が約30席でも、それが必ず航空機の総座席数とは限りません。

航空会社は一部の座席を事前指定不可にしている場合があります。非常口付近、上級会員向け、空港調整用、幼児連れなどへの対応用として座席をブロックしていることもあります。

そのため「座席指定画面に30席=30席の飛行機」とは限りません。ただし、シートマップそのものが2-2配列なら、少なくとも横3席が存在しないという判断はできます。

座席指定できない席がある理由

シートマップでグレーになっていたり選択できなかったりする席は、すでに他の乗客が指定済みとは限りません。

航空会社が運航上の理由で一時的に座席をブロックしている場合があります。また搭乗日が近づいたりオンラインチェックインが開始されたりすると、選択可能な座席が増えることもあります。

ただし、2-2配列の機材が突然3席並びになるわけではありません。解放されるのは座席の「場所」であって、機内の構造そのものが変わるわけではありません。

機材変更で座席配置が変わる場合はある

航空会社では、整備、需要、機材繰り、天候などの理由によって、予約時とは違う航空機へ変更されることがあります。

例えば予約時は2-2配列の小型機だったものが、運航当日に別の機材へ変更される可能性はゼロではありません。逆に3-3配列の予定だった便が小型機になることもあります。

そのため航空会社も一般に、事前指定した座席番号や座席位置が機材変更によって変わる可能性を案内しています。座席指定は可能な限り希望を反映する仕組みであり、機材変更時まで絶対に同じ位置が保証されるとは限りません。

コードシェア便では運航会社の機材を見る

国際線や一部国内線では、航空券を販売した航空会社と実際に飛行機を運航する航空会社が異なるコードシェア便があります。

この場合、購入した航空会社のイメージだけで座席配置を想像すると間違えることがあります。実際の座席は「運航会社」が使用する機材によって決まります。

予約詳細に「Operated by」「運航会社」などの表示がある場合は、その会社の機材情報やシートマップを確認すると正確です。

3人旅行でおすすめの座席配置は目的によって変わる

2-2配列なら、3人の誰を隣同士にするかを考える必要があります。

座り方 メリット 向いているケース
同じ列で2席+反対側1席 3人の距離が近い 会話しやすさを重視
2席+すぐ後ろ1席 窓側などの希望を合わせやすい 個人の座席希望を優先
前後2列に分ける 希望席が少ない場合でも取りやすい 満席に近い便

小型機では中央席がないため、2人側でも必ずどちらかが窓側、どちらかが通路側になります。これは3-3配列と比べた場合のメリットともいえます。

3人全員が窓側を希望するなら分かれて座る必要がある

2-2配列では1列につき窓側席は左右に1席ずつです。そのため3人全員が窓側を希望するなら、最低でも2列に分かれる必要があります。

例えば10A、10D、11Aのように座れば3人とも窓側にできますが、全員が隣接することはできません。

家族や友人旅行でも、必ず一緒に座ることが最優先とは限りません。景色を見たい、通路側がいい、すぐ降りたいなど、それぞれの希望から決める方法もあります。

小型機の2-2配列にはむしろメリットもある

「3人並びにできない」と聞くと不便に思えますが、2-2配列にはメリットもあります。

最大の特徴は中央席がないことです。どの乗客も基本的に窓側または通路側になり、「知らない人に両側を挟まれる中央席」がありません。

また機体が小さいため搭乗人数も少なく、路線や空港によっては搭乗・降機が比較的スムーズに感じられることもあります。

座席選びは「人数」より先にシートマップを確認する

飛行機の座席を決めるとき、「3人だから3席並び」「4人だから2人ずつ」と人数から決めるより、最初にシートマップを見る方が確実です。

同じ3人旅行でも、3-3配列ならABCの3席、2-2配列ならAB+C、1-2配列なら1席側+2席側というように最適な配置が変わります。

またビジネスクラスやプレミアムクラスでは、同じ機材でも普通席とはまったく異なる座席配置が採用されることがあります。

知人が気づかなくても特に不思議ではない

飛行機を頻繁に利用しない人であれば、「旅客機の普通席は横3席」という固定イメージを持っていても不思議ではありません。

また頻繁に飛行機へ乗る人でも、普段が羽田―札幌、東京―福岡など大型機・中型機中心なら、小型機の2-2配列をあまり利用しない可能性があります。

そのため「なぜこんな簡単なことに気づかないのか」と考えるより、見ている前提が違うと考えると理解しやすいでしょう。本人は「一般的な飛行機」を想像して助言しているだけかもしれません。

予約時に確認しておきたいポイント

3人以上で旅行するときは、次の項目を予約画面で確認すると座席トラブルを減らせます。

  • 実際の運航会社
  • 予定機材
  • 座席が2-2、3-3など何列配置か
  • 3人を同じ列に配置できるか
  • 事前座席指定が有料か無料か
  • 選択できない座席があるか
  • 機材変更時の座席扱い

特に同行者同士で「一緒の席を取っておいて」と任された場合は、単純に連番を選ぶのではなく、シートマップ上で位置関係を確認することが大切です。

まとめ|2-2配列の飛行機なら3人横並びは物理的にできない

3人旅行で「3席横並びがいい」という考え方は、3-3配列など横3席が存在する飛行機なら自然です。しかし、利用便が2-2配列なら3席連続の座席そのものが存在しないため、3人が完全な横一列に座ることはできません。

その場合は「同じ列の2席+通路を挟んだ1席」や「2人+前後の1人」といった配置を選びます。3人でできるだけ近くに座りたいなら、同じ列で2人と1人に分かれる方法が実用的です。

知人が3席並びを勧めるのは、座席表を確認していない、普段3-3配列の機材しか利用していない、小型機の座席配置を知らないなどの理由が考えられます。飛行機の座席配置は機材ごとに異なるため、一般論だけでは判断できません。

また座席指定画面に約30席しか表示されていても、それが航空機の総座席数とは限りません。一部座席が航空会社側でブロックされている場合もあります。ただしシートマップが2-2配列である以上、横3席の並びがないこと自体は変わりません。

飛行機の座席選びでは「3人だから3人並び」と人数から考えるのではなく、まず実際の運航機材とシートマップを確認し、その機材の中で最も近い配置を選ぶのが確実です。

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