マイナポータルのパスポート申請で進めない・エラーになる原因は?シークレットモードを解除しても直らないときの対処法

パスポート

マイナポータルからパスポートをオンライン申請しようとした際、「ブラウザの設定を確認してください」「予期せぬエラーが発生しました」「システムでエラーが発生したため、ログアウトしました」などが表示され、何度やっても先へ進めないことがあります。特に分かりにくいのが、画面の案内どおりシークレットモードやプライベートブラウズを解除したのにエラーが解消しないケースです。マイナポータルのエラーはシークレットモードだけが原因とは限らず、使用ブラウザ、デフォルトブラウザ、PC表示設定、アプリ内ブラウザ、OS・アプリのバージョン、開いているタブなど複数の原因が考えられます。この記事では、パスポートのオンライン申請で進めなくなった場合に確認したいポイントを、マイナポータルと外務省の公式情報をもとに順番に解説します。

まず確認:「シークレットモードにすれば直る」ではなく「解除」が必要

最初に間違えやすいポイントがあります。マイナポータルでは、シークレットモードやプライベートブラウズを利用することが推奨されているのではありません。むしろ逆で、これらが有効になっているとエラーになる場合があります。

マイナポータルの公式エラーページでも、「プライベートモード」「シークレットモード」を使用している場合はエラーになるため、設定を確認するよう案内されています。[参照:マイナポータル・使用中のアプリおよび設定を確認ください]

例えばChromeなら通常のタブ、iPhoneのSafariなら通常のタブでマイナポータルを開きます。「シークレットモードをいろいろ操作した」という場合は、現在表示している画面が本当に通常モードになっているかを改めて確認することが第一歩です。

2026年8月に追加された「EDZ207」の公式対処法も確認

マイナポータルでは2026年8月27日、「エラー番号:EDZ207 ブラウザの設定を確認してください」というエラーについて公式FAQを公開しています。ここでも原因候補としてプライベートブラウズモード・シークレットモードが挙げられています。[参照:マイナポータル・EDZ207の対処方法]

エラー画面に番号が表示されている場合は、その番号をメモまたはスクリーンショットで保存しておくことをおすすめします。「申請できません」だけでは原因を絞り込みにくい一方、「EDZ207」「500エラー」「EL0231」のような番号・表示内容が分かれば、公式FAQから対応方法を探しやすくなるためです。

同じように見えるエラーでも原因が異なる場合があります。そのため、シークレットモードを解除して直らなかったからといって、同じ操作を何度も繰り返すより、表示されたエラー番号を起点に原因を切り分ける方が効率的です。

iPhoneならSafariを使っているか確認する

iPhoneで申請している場合は、使用しているブラウザにも注意が必要です。マイナポータルの公式FAQでは、手続の検索・電子申請について、iOS環境でSafari以外のブラウザを利用する場合は動作環境外と案内されています。[参照:マイナポータル・動作環境]

マイナポータルが示すiOSの動作環境でも、ブラウザとしてSafariが記載されています。[参照:マイナポータル・推奨環境]

例えばiPhoneにChromeを入れて普段から使っている人でも、パスポート申請ではSafariからやり直すことで状況が変わる可能性があります。iPhoneでは「Safariの通常タブから開始する」を基本にすると原因を一つ減らせます。

メールやLINEなどのアプリ内ブラウザから開かない

もう一つ見落としやすいのが、マイナポータルをどこから開いたかです。マイナポータルのエラーページでは、「メールアプリから利用している(デフォルトブラウザ以外を使用している)」ケースについても確認するよう案内されています。[参照:マイナポータル・エラー発生時の確認事項]

メール、SNS、メッセージアプリなどに貼られたURLをタップすると、SafariやChromeそのものではなく、そのアプリ内部の簡易ブラウザでページが開く場合があります。この状態ではマイナポータルとマイナアプリの連携が正常に進まない可能性があります。

一度すべて閉じて、iPhoneならSafari、Androidなら対応するChromeなどのデフォルトブラウザを直接起動し、そこからマイナポータルへアクセスしてみるのがよいでしょう。

500エラーなら「デスクトップ用Webサイト」設定を確認

パスポート申請中に「システムでエラーが発生したため、ログアウトしました(500エラー)」と表示される場合には、シークレットモードとは別の公式対処法があります。

マイナポータルは、スマートフォンのSafariやGoogle Chromeが「デスクトップ(PC)表示」になっている可能性があるとして、この設定を解除するよう案内しています。[参照:マイナポータル・パスポート申請時の500エラー]

つまり通常タブを使用していても、ブラウザ側がWebサイトをPC向け表示にする設定になっていれば、別の原因で申請が止まることがあります。シークレットモード解除だけで直らない場合に特に確認したい項目です。

iPhoneで画面が固まる場合は別の既知事象もある

エラーメッセージではなく、署名などの操作中に画面が完全に固まる場合もあります。マイナポータルは2026年8月25日更新のFAQで、iOS 26以降において、パスポートの新規発行申請や補正申請などの際に画面がフリーズする現象が確認されていると案内しています。[参照:マイナポータル・iPhoneでパスポート手続中にフリーズする場合]

公式の対処方法には、iOSを最新バージョンへアップデートすること、ブラウザで開いているタブをすべて閉じること、プライベートブラウズモード・シークレットモードを解除することなどが含まれています。

そのため「シークレットモードは解除済みなのに動かない」という場合でも、OS更新やタブを閉じる操作までセットで試す価値があります。

Androidでもシークレットモード以外の条件を確認する

Androidについて、マイナポータルが示している動作環境はAndroid 11.0以上、ブラウザはChrome 69以上となっています。ただし条件を満たしていても機種によって利用できない場合があると明記されています。[参照:マイナポータル・推奨環境]

また、マイナンバーカードを読み取るためには対応端末であることや、利用可能なバージョンのマイナアプリがインストールされていることも必要です。

古いAndroid端末、OSアップデートを長期間行っていない端末、Chromeやマイナアプリを更新していない端末の場合は、それぞれを最新状態にしてから再度試すことが基本になります。

マイナンバーカード読み取り時のEL0231にも複数の原因がある

カード読み取り時に「EL0231」が表示される場合、マイナポータルは例外的な処理が発生している可能性があると説明しています。[参照:マイナポータル・EL0231]

公式FAQでは、プライベートブラウズ・シークレットモードが有効になっていたケースだけでなく、特定の機種でログイン時に不正なリクエストや複数回のリクエストが発生したケースなども例示されています。セキュリティを強化するアプリがインストールされている場合に発生することも確認されているとしています。

このように、画面にシークレットモード関連の説明が出たとしても、必ずそれ一つだけが原因とは限りません。エラー番号に対応する公式FAQを確認することが重要です。

一度すべて終了して「最初から」やり直す方法も有効

ブラウザとマイナアプリを何度も行き来しているうちに状態が分からなくなった場合は、小さな設定を一つずつ変更し続けるより、一度環境を整理して最初から操作した方が分かりやすいことがあります。

例えばiPhoneなら、次のような順番で試します。

  1. マイナポータル・ブラウザ関連の画面を閉じる
  2. Safariのプライベートブラウズを解除する
  3. 開いているSafariのタブを整理する
  4. 「デスクトップ用Webサイト」表示になっていないか確認する
  5. iOSとマイナアプリを更新する
  6. Safariの通常タブからマイナポータルへアクセスする
  7. 画面の案内どおりパスポート申請を最初から進める

AndroidならChromeの通常タブを利用し、OS、Chrome、マイナアプリの更新状況も確認します。途中のメールやSNSに戻ってリンクを開き直すのではなく、対応ブラウザを起点に操作するのがポイントです。

パスポートのオンライン申請には何が必要?

現在は全国の都道府県で、パスポートの新規申請・切替申請などをマイナポータルから行えます。2025年3月24日からは新規申請についても全国でオンライン化され、戸籍情報がシステム連携されることで、原則として紙の戸籍謄本を別途提出する必要もなくなりました。[参照:外務省・国内からオンライン申請する]

手続きではマイナンバーカードを利用し、切替申請の場合には現在有効なパスポートのICチップ読み取りも行います。最後には署名用電子証明書のパスワードを入力してマイナンバーカードを読み取ります。[参照:外務省・パスポートの申請はオンラインで]

したがってブラウザだけで手続きが完結する一般的なWebフォームとは異なり、ブラウザ、マイナアプリ、スマートフォン、マイナンバーカードが連携します。そのぶん、一つの設定が合っていないと途中でエラーになることがあります。

2026年9月はオンライン申請のメンテナンス停止にも注意

2026年9月にパスポートを申請する場合は、操作方法とは別に重要な注意点があります。外務省はシステムメンテナンスに伴い、2026年9月4日18時から9月6日24時までと、9月19日4時から9月20日24時まで、マイナポータル上のパスポートオンライン申請を停止すると発表しています。[参照:外務省・パスポートオンライン申請停止のお知らせ]

メンテナンス作業の進捗によって終了時刻が変更される可能性もあるため、この期間付近で申請する場合は外務省またはマイナポータルの最新情報を確認してください。

設定を何度変更しても、サービス自体が停止している時間帯なら申請できません。特に渡航日が迫っている場合は、メンテナンス期間を避けて早めに手続きを進めることが大切です。

オンライン申請にこだわりすぎなくてもよい

何度試しても解決せず、渡航予定日が迫っている場合には、オンライン申請だけに時間を使い続けないことも重要です。外務省によると、オンライン申請が全国で利用できる現在も、従来の紙の申請書による窓口申請は可能です。[参照:外務省・パスポート申請のポイント]

またパスポート申請の個別の質問や詳細について、外務省は申請先となる各都道府県のパスポート申請窓口へ問い合わせるよう案内しています。

オンライン申請の操作そのものに関するエラーならマイナポータルのFAQを確認し、申請資格、必要書類、受取窓口など旅券手続そのものについては都道府県のパスポート窓口へ確認する、というように問い合わせ先を分けると解決しやすくなります。

パスポートは旅行直前ではなく余裕を持って申請する

システムエラーで申請が遅れている場合、特に気を付けたいのが発給までの日数です。外務省は2025年3月24日から「2025年旅券」の発給を開始し、国内では申請から交付まで2週間程度必要になると案内しています。[参照:外務省・パスポート申請のポイント]

「オンラインだから数日ですぐ受け取れる」というわけではありません。海外旅行の日程が決まっている場合は、エラー解決に何日も費やすことで申請自体が遅くなるリスクも考える必要があります。

特に航空券やツアーでパスポート情報の登録期限が設定されている場合は、その期限も含めて余裕を確保しておきましょう。

症状別に確認するポイント

マイナポータルのパスポート申請で止まったときは、症状と対処方法を整理すると原因を探しやすくなります。

症状・状況 最初に確認したいこと
「ブラウザの設定を確認」と表示 プライベート・シークレットモードを解除
EDZ207 通常モードになっているか確認し公式FAQを参照
iPhoneで申請 Safariの通常タブを使用
メール・SNSから開いた アプリ内ブラウザを使わず対応ブラウザから開く
500エラー デスクトップ・PC表示設定を解除
iPhoneでフリーズ iOS更新、タブを閉じる、プライベートブラウズ解除
EL0231 通常モードの確認に加え端末・セキュリティアプリ等も確認
Androidで動かない 対応端末、Android、Chrome、マイナアプリを確認
何をしても進まない 公式FAQ・問い合わせ窓口を利用し、必要なら窓口申請を検討

エラー番号が出ている場合には、画面を閉じる前に記録しておくと問い合わせ時にも役立ちます。

まとめ:シークレットモードを解除しても直らないならブラウザ環境を順番に確認

マイナポータルのパスポート申請でエラーになった場合、まず理解しておきたいのは、シークレットモードやプライベートブラウズは「使う」のではなく「解除する」必要があるという点です。マイナポータル自身も、これらのモードを使用しているとエラーになる場合があると案内しています。[参照:マイナポータル]

それでも解決しない場合、iPhoneならSafariの通常タブを使っているか、メールなどのアプリ内ブラウザから開いていないか、デスクトップ用Webサイト表示になっていないか、iOSやマイナアプリが最新かを順番に確認します。AndroidでもChrome、OS、マイナアプリ、カード読み取り対応端末などの動作環境を確認します。

また、500エラー、EDZ207、EL0231など具体的なエラー番号が表示されている場合には、その番号に対応したマイナポータル公式FAQを確認するのが近道です。同じ「申請できない」という症状でも原因は一つではありません。

2026年9月にはパスポートオンライン申請が停止するメンテナンス期間も予定されています。何度設定を変えても進めない場合にはサービス停止情報も確認してください。[参照:外務省・国内からオンライン申請する]

それでも解決せず、特に海外旅行の日程が近い場合はオンライン申請だけに固執する必要はありません。従来の窓口申請も引き続き利用できます。国内では申請から交付まで2週間程度必要と案内されているため、エラー対応に時間を使いすぎず、マイナポータルの公式サポートや都道府県のパスポート窓口への問い合わせ、窓口申請への切り替えまで含めて早めに対応することが大切です。

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