永住権の審査は何ヶ月かかる?2026年最新の平均処理期間と「1年待ち・音沙汰なし」の考え方

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日本の永住許可申請は、申請してから結果が出るまで長期間待つことがあります。数か月たっても連絡がないと、「書類に問題があるのでは」「忘れられているのでは」と不安になりやすい手続きです。

出入国在留管理庁が案内する永住許可申請の標準処理期間は4か月~6か月です。しかし、現在の実際の処理状況はそれより長くなっています。[出入国在留管理庁・永住許可申請参照]

2026年5月に許可された永住許可申請の全国平均は、申請から許可の告知まで292.1日、約9.6か月でした。4月許可分では317.9日、約10.4か月となっており、現在は「半年を超えたから異常」とはいえない状況です。

2026年現在、永住許可は平均で約10か月かかっている

出入国在留管理庁は、全国の地方出入国在留管理局で処理された在留申請について平均処理日数を毎月公表しています。2024年10月許可分からは月ごとの統計になっています。[出入国在留管理庁・在留審査処理期間参照]

2026年9月1日時点で確認できる最新公表値では、2026年5月に許可された永住許可申請は、審査終了まで平均276.8日、許可の告知まで平均292.1日です。

292.1日は約9か月半です。したがって現在の実績を見る限り、永住許可は「4~6か月で結果が出る」と考えるより、10か月前後、場合によっては1年以上かかる可能性も見込んでおくほうが現実的です。

1年前に申請してまだ結果が来ないのは珍しい?

申請から丸1年たっている場合、最新の全国平均約9.6か月は超えています。ただし、平均を超えたことだけを理由に不許可になる兆候とは判断できません。

平均処理期間は、あくまでその月に「許可された案件」をまとめた全国平均です。すべての申請が292日前後で終わるという意味ではなく、申請先の入管、申請内容、追加資料の有無などによって個別に差があります。

例えば平均292日でも、8か月で許可された人と1年以上かかった人の両方が含まれ得ます。1年程度連絡がないという状況自体は、現在の審査期間から見て直ちに異常とはいえません。

今ごろ許可された人は、いつごろ申請した計算になる?

最新の公式統計から大まかな時期を逆算すると、現在の状況がイメージしやすくなります。

許可された時期 全国平均処理期間 平均から逆算した申請時期の目安
2026年4月許可分 317.9日 2025年5~6月ごろ
2026年5月許可分 292.1日 2025年7~8月ごろ

つまり、2026年春ごろに永住許可を受けた人については、平均値だけで見れば2025年の初夏から夏ごろに申請したケースが一つの目安になります。

ただしこれは「現在は2025年○月申請分を一斉に審査している」という意味ではありません。入管は受付順だけで機械的に処理しているわけではなく、案件ごとに審査期間が異なります。そのため、同じ日に申請した知人が先に許可されても、それだけで自分の申請に問題があるとは限りません。

公式の「4~6か月」と実際の約10か月が違う理由

出入国在留管理庁の永住許可申請ページには、標準処理期間として現在も「4か月~6か月」と掲載されています。一方、毎月公表される実績では約10か月かかっています。

この二つは矛盾しているように見えますが、標準処理期間は制度上の標準的な目安であり、月次統計は実際に許可された案件に要した平均日数です。現在は実績が標準処理期間を大きく上回っている状態と理解すると分かりやすいでしょう。

永住申請では、現在は公式の標準処理期間だけでなく、毎月公表される「在留審査処理期間」の実績も確認することが重要です。

追加資料を求められると審査が長引くことがある

永住許可では、収入、納税、公的年金、公的医療保険、在留状況、家族関係など、多くの資料を確認します。提出書類が不足していれば、入管から追加資料の提出を求められることがあります。

出入国在留管理庁も、提出書類が不足した場合には追加資料を求めることになり、資料がそろうまで審査を進めることが難しくなると明記しています。書類がそろっている申請が優先される場合もあります。[永住許可申請の提出書類に関する注意参照]

逆に、追加資料の連絡が一度もないからといって、審査が行われていないとは限りません。特に確認事項がなければ、申請から結果通知まで長期間ほとんど連絡がないこともあり得ます。

永住許可は単純な「申請順」では予測できない

同じ入管へ同じ月に申請した人でも、結果が届く時期が異なることがあります。これは永住許可が単純な書類受付だけではなく、申請者ごとに複数の要件を確認する審査だからです。

現在の永住許可ガイドラインでは、原則として素行が善良であること、独立した生計を営めること、日本国の利益に合すると認められることなどが要件になっています。さらに納税、公的年金、公的医療保険などの公的義務を適正に履行していることも確認されます。[出入国在留管理庁・永住許可に関するガイドライン参照]

そのため、SNSなどで「私は9か月だった」「知人は14か月だった」という体験談は参考にはなりますが、自分の結果時期を正確に予測する材料にはなりません。

配偶者からの申請でも審査期間は一律ではない

日本人、永住者または特別永住者の配偶者には、一般的な永住申請とは一部異なる要件があります。例えば日本人・永住者・特別永住者の配偶者の場合、原則10年在留の特例として、実体を伴った婚姻生活が3年以上続き、かつ日本に引き続き1年以上在留している場合があります。

また日本人・永住者・特別永住者の配偶者または子については、永住許可の法律上の要件のうち素行善良要件と独立生計要件がそのまま要求されるものではありません。

ただし、こうした特例があるから「配偶者なら○か月で許可される」と決まっているわけではありません。審査期間については依然として個別差があります。

1年以上待っている場合は問い合わせてもいい?

長期間結果が来ていない場合、申請先の地方出入国在留管理官署へ問い合わせること自体は可能です。出入国在留管理庁の永住許可申請ページにも、申請先や相談窓口として地方出入国在留管理官署と外国人在留総合インフォメーションセンターが案内されています。

外国人在留総合インフォメーションセンターの電話番号は0570-013904、IP電話・海外からは03-5796-7112で、受付は原則平日8時30分~17時15分です。[外国人在留総合インフォメーションセンター参照]

ただし、問い合わせをすれば「あと何日で結果が出る」と教えてもらえるとは限りません。審査中であることなど限定的な案内にとどまる場合があります。申請受付票など、申請を特定できる情報を手元に用意してから問い合わせるとよいでしょう。

審査中に在留期限が来る場合は更新を忘れない

永住許可を申請したからといって、現在持っている在留資格の有効期限が自動的に延長されるわけではありません。

出入国在留管理庁は、永住許可申請中に現在の在留期間が満了する場合、満了日までに別途、在留期間更新許可申請をする必要があると明記しています。[永住許可申請中の在留期間更新参照]

永住の結果を待っているうちに現在の在留期限を過ぎてしまわないよう、在留カードの期限は必ず確認しておきましょう。

待っている間に税金・年金などの支払いにも注意

永住許可の審査は申請書を出した時点の状況だけを機械的に確認するものではありません。審査期間が長くなれば、その間の生活状況に変化が生じる可能性もあります。

現在の永住許可ガイドラインでは、納税、公的年金、公的医療保険などの公的義務を適正に履行していることが重要視されています。また、単に後から納付済みになっていればよいとは限らず、本来の納付期限内に履行されていない場合は原則として消極的に評価されると明記されています。

そのため結果待ちの期間も、住民税、年金、健康保険料などは期限どおり支払うことが重要です。

平均10か月は「許可されるまで10か月」という保証ではない

公表されている292.1日という数字には注意点があります。出入国在留管理庁の統計は、申請から許可に至った案件についての平均で、不許可処分や申請取下げは含まれていません。

また全国平均なので、特定の地方入管について「現在292日で処理される」と保証する数字でもありません。

したがって、10か月を過ぎた時点で「もうすぐ必ず来る」とも、1年を過ぎた時点で「不許可だから遅い」とも判断できません。平均処理期間は、自分の申請が異常に遅れているかを考えるための大まかな目安として使うのが適切です。

まとめ|2026年の永住許可は約10か月が全国平均、1年待ちも直ちに異常とはいえない

永住許可申請の公式な標準処理期間は4か月~6か月ですが、実際の審査は現在かなり長期化しています。2026年5月許可分の全国平均は292.1日、約9.6か月、2026年4月許可分では317.9日、約10.4か月でした。

この数字から逆算すると、2026年春ごろに許可された人は、平均的には2025年の初夏から夏ごろに申請していた計算になります。ただし、これは個人の許可時期を予測するものではありません。

申請から1年たって連絡がない場合は全国平均より長めではありますが、それだけで不許可や審査停止を意味するわけではありません。申請先、申請内容、追加資料の有無などによって1年以上かかる可能性もあります。

長期間待っていて心配な場合は申請先の地方出入国在留管理官署へ確認し、その間も現在の在留資格の更新、税金、年金、健康保険料などの期限管理を続けることが大切です。永住申請については個人の体験談だけで判断せず、出入国在留管理庁が毎月公表している最新の処理期間を基準に状況を見ると、現在の審査ペースをより正確に把握できます。

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