高速バスで旅行するとき、行きは景色を楽しめる昼行便、帰りは寝ている間に移動できる夜行便にしたいというケースがあります。ところが、予約サイトで「往復」を選択すると希望する夜行便が表示されず、「昼行便と夜行便を組み合わせることはできないの?」と迷うことがあります。
結論からいうと、行きに昼行便、帰りに夜行便を利用すること自体は基本的に可能です。ただし、予約サイトやバス会社の販売システム、往復割引の適用条件などによっては、昼行便と夜行便を一つの往復予約として組み合わせられない場合があります。その場合は、往路と復路をそれぞれ「片道」で予約する方法が現実的です。
高速バスは行きが昼行便・帰りが夜行便でも利用できる
高速バスの「昼行便」と「夜行便」は出発時間帯や運行形態が異なるだけで、旅行の往路と復路で必ず同じ種類の便を利用しなければならないわけではありません。
たとえば、東京から大阪へ午前中に出発する昼行便を利用し、大阪から東京へ戻るときには22時台や23時台に出発する夜行便を利用するといった旅程を組むことができます。往路と復路を別々に予約できる路線であれば、組み合わせ方にはかなり自由があります。
「往復検索で夜行便が表示されない」ことと、「昼行便と夜行便を組み合わせて利用できない」ことは別問題です。予約画面に希望便が出てこない場合は、検索・販売条件が原因になっている可能性があります。
往復予約で夜行便が出てこない主な理由
高速バス予約サイトの「往復予約」は、単純に好きな往路と復路を自由に組み合わせる仕組みとは限りません。往復として販売可能な便だけが候補として表示されるシステムもあります。
特に、昼行便と夜行便で運行会社や商品区分、運賃体系が異なる場合、同じ区間を走っていても一つの往復商品として組み合わせられないことがあります。
また、夜行便では「日付」の考え方にも注意が必要です。たとえば8月10日の夜23時に大阪を出発し、8月11日の朝に東京へ到着する便は、一般的には8月10日出発便として検索します。到着日の8月11日を復路の日付として指定すると、目的の便が検索結果に現れない場合があります。
夜行バスは「出発日」で検索するのが基本
旅行初心者が特に間違えやすいのが、宿泊日と夜行バスの出発日の関係です。たとえば8月7日から8月10日まで旅行し、10日の夜に夜行バスへ乗って11日の朝に帰宅するなら、復路の検索日は原則として「8月10日」です。
予約サイトによって表示方法は異なるため、検索結果では出発日時と到着日時の両方を確認しましょう。日付を1日ずらして検索してみるだけで希望していた夜行便が見つかることもあります。
往復で出てこない場合は片道ずつ予約すればよい
希望する組み合わせが往復検索で表示されない場合は、往路と復路をそれぞれ片道として検索するのが分かりやすい方法です。
具体的には、まず「東京→大阪・8月7日・昼行便」を片道で検索して予約します。次に「大阪→東京・8月10日・夜行便」を片道で検索し、別の予約として購入します。これなら往復商品の組み合わせ条件に左右されにくくなります。
| 区分 | 検索例 | 選ぶ便 |
|---|---|---|
| 行き | 東京→大阪 | 昼行便 |
| 帰り | 大阪→東京 | 夜行便 |
往路と復路で別のバス会社を利用することも可能です。行きは料金の安い昼行便、帰りは独立3列シートなど睡眠の取りやすさを重視した夜行便、といった選び方もできます。
片道ずつ予約するときに確認したい注意点
片道予約を2件取る方法には自由度がある一方、往復割引などが設定されている路線では、往復商品より料金が高くなる可能性があります。予約確定前に「往復で購入した場合」と「片道を2回購入した場合」の総額を比較すると安心です。
また、片道ずつ購入すると予約番号や予約確認メールも別々になる場合があります。旅行当日に慌てないよう、往路と復路それぞれの予約内容をスマートフォンに保存しておくと便利です。
キャンセルや変更についても、それぞれの予約に対して手続きが必要になる場合があります。高速バスは商品によってキャンセル料が発生するタイミングや変更可能回数などが異なるため、購入画面に表示される条件を確認してから決済しましょう。
夜行便を予約するときは到着時刻と座席タイプも確認
夜行バスは宿泊費を抑えながら長距離を移動できる一方、車内で数時間過ごすことになります。料金だけで決めず、座席タイプ、トイレの有無、充電設備、休憩回数なども確認すると失敗しにくくなります。
特に睡眠を重視する場合は、一般的な4列シートより3列独立シートなどのほうが隣席との距離を取りやすい傾向があります。ただし、設備は車両や運行便によって異なるため、「3列だから必ずこの設備がある」と考えず、予約する便の詳細ページを確認することが大切です。
さらに、夜行便は早朝に目的地へ到着することがあります。朝5時や6時に到着した場合、ホテルのチェックインや店舗の営業時間まで時間が空くこともあるため、到着後に利用できる駅のコインロッカー、カフェ、入浴施設などを事前に調べておくと旅行がスムーズになります。
高速バス初心者が予約前に確認しておきたいポイント
初めて高速バスを利用するときは、便名だけではなく「出発日・出発時刻・乗車場所・降車場所」をセットで確認することが重要です。同じ駅名が書かれていても、駅前のバスターミナルではなく周辺の専用乗り場から出発するケースがあります。
特に大きな駅では高速バス乗り場が複数存在することがあります。出発直前になって違う乗り場へ行っていたことに気付くと間に合わない可能性があるため、予約完了後に乗車場所を地図で確認しておくと安心です。
また、夜行便については日付を勘違いしないことが重要です。「旅行最終日の夜に乗って翌朝帰宅する」という旅程なら、基本的には旅行最終日の日付を出発日として検索します。予約完了画面でも日付をもう一度確認しましょう。
まとめ|昼行便と夜行便は片道ずつ予約する方法もある
高速バスでは、行きを昼行便、帰りを夜行便にする旅程を組むことは基本的に可能です。往復検索で希望する夜行便が表示されなくても、それだけで利用できないと判断する必要はありません。
往復商品として組み合わせられない場合には、行きの昼行便と帰りの夜行便をそれぞれ片道で検索・予約する方法があります。運行会社が異なる便を組み合わせることもできるため、料金や座席、発着時刻を比較しながら選べます。
ただし、往復割引の有無、キャンセル条件、夜行便の出発日、乗車場所などは予約サービスや便によって異なります。最後に予約内容を確認し、「行きは昼に移動して観光を楽しみ、帰りは夜行便で翌朝帰宅する」というように、自分の旅行日程に合った便を選ぶとよいでしょう。


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