太平洋フェリー「伊勢湾ランチバイキングクルーズ」はなくなった?現在の開催状況と通常航路との違いを解説

フェリー、港

太平洋フェリーでは以前、名古屋港を出発して伊勢湾を周遊し、船内でランチバイキングやイベントを楽しんで同じ名古屋港へ戻る「伊勢湾ランチバイキングクルーズ」が開催されていました。大型フェリーに気軽に乗れる日帰り企画として記憶している人も多いでしょう。

現在はどうなっているのかというと、2026年8月時点で、かつての「伊勢湾ランチバイキングクルーズ」は定期的な現行商品としては案内されていません。太平洋フェリー自身も会社案内で「過去には伊勢湾ランチバイキングクルーズ(日帰りクルーズ)や、正月クルーズを行っていました」と過去形で紹介しています。[参照:太平洋フェリー 事業紹介]

ただし、太平洋フェリーそのものや船内のバイキングレストランがなくなったわけではありません。現在も名古屋~仙台~苫小牧航路を運航しており、通常の船旅ではバイキング形式の食事を楽しめます。

伊勢湾ランチバイキングクルーズとはどんな企画だった?

伊勢湾ランチバイキングクルーズは、通常の「名古屋から仙台へ移動するためのフェリー」とは違い、名古屋港から大型フェリーへ乗船し、伊勢湾を航行した後に名古屋港へ戻ってくる日帰りクルーズでした。

過去の案内では、昼ごろ名古屋港を出港し、船内で洋上バイキング、ショー、各種イベント、展望大浴場などを楽しみ、午後に名古屋港へ帰港するという内容で開催されていました。目的地へ移動するのではなく、「フェリーに乗ること自体を楽しむ」イベントだったわけです。

「きそ」や「いしかり」といった通常航路で使用する大型フェリーが投入されていたため、船好きだけでなく、家族連れや大型フェリーへ一度乗ってみたい人にも利用しやすい企画でした。

現在は「過去に行っていたクルーズ」という位置付け

現在の状況を判断するうえで重要なのが、運航会社である太平洋フェリー自身の表現です。同社の会社案内にある旅行業の説明では、現在は就航先の観光地や宿泊施設などを組み合わせた旅行を企画・提案しているとしたうえで、「過去には伊勢湾ランチバイキングクルーズ(日帰りクルーズ)や、正月クルーズを行っていました」と記載されています。

つまり、少なくとも2026年8月現在は、伊勢湾ランチバイキングクルーズを通常の商品として継続販売している状態ではないと判断できます。

また、現在の太平洋フェリー公式サイトに掲載されている運航日程は、基本的に苫小牧・仙台・名古屋を結ぶ通常航路です。2026年9月の名古屋発についても、仙台・苫小牧方面へ向かう通常便が案内されています。[参照:太平洋フェリー 運航日程]

バイキング自体が廃止されたわけではない

「伊勢湾バイキングクルーズがなくなった」と聞くと、太平洋フェリーのバイキングそのものが終了したように感じるかもしれません。しかし、これは別の話です。

2026年現在も「いしかり」「きそ」「きたかみ」には船内レストランがあり、太平洋フェリー公式サイトではバイキングスタイルのレストランとして案内されています。ディナー、モーニングのほか、航海区間によってはランチ営業もあります。[参照:太平洋フェリー 船内レストラン]

したがって、終了していると考えられるのは「名古屋発・名古屋着の日帰り伊勢湾クルーズとランチバイキングを組み合わせたイベント商品」です。通常航路に乗船した際の船内バイキングまで廃止されたわけではありません。

現在も「きそ」「いしかり」に乗ることはできる

伊勢湾ランチバイキングクルーズで使用されていた太平洋フェリーの船に乗りたい場合は、通常航路を利用する方法があります。現在、太平洋フェリーは「いしかり」「きそ」「きたかみ」の3隻で運航しています。

名古屋からなら仙台行きのフェリーに乗船できます。名古屋を出港した後は伊勢湾から太平洋へ進み、翌日に仙台へ到着する長距離航路です。日帰りクルーズとは異なりますが、大型フェリーでの食事や展望大浴場、船内設備などをじっくり楽しめます。

使用船は日によって異なるため、「きそに乗りたい」「いしかりに乗りたい」という場合は、公式サイトの運航日程表で船名を確認してから予約するとよいでしょう。

伊勢湾の日帰りクルーズが今後復活する可能性は?

今後、伊勢湾ランチバイキングクルーズが期間限定イベントとして復活する可能性まで否定することはできません。しかし、2026年8月時点で定期開催の再開が公式に発表されているわけではありません。

フェリー会社では通常航路の運航計画や船舶の整備スケジュールなどによって、イベントクルーズを開催できる時期が変わります。そのため、過去に開催されていたことだけを理由に「毎年この時期に開催される」と考えないほうがよいでしょう。

復活を期待する場合は、太平洋フェリー公式サイトの「ニュース」を定期的に確認するのが確実です。イベントやキャンペーン、新しい旅行商品の情報も掲載されています。[参照:太平洋フェリー ニュース]

昔の伊勢湾クルーズと現在の通常乗船の違い

項目 旧・伊勢湾ランチバイキングクルーズ 現在の通常航路
目的 日帰り観光クルーズ 都市間の移動・船旅
名古屋発の場合 伊勢湾を航行して名古屋へ帰港 仙台方面へ運航
宿泊 不要 名古屋~仙台は船中泊
バイキング クルーズ企画に含まれていた 船内レストランで営業
2026年の状況 定期商品として案内なし 運航中

「数時間だけ大型フェリーへ乗って名古屋へ戻りたい」という場合には、現在の通常航路は昔の伊勢湾ランチバイキングクルーズの直接的な代替にはなりません。そこが最も大きな違いです。

まとめ:伊勢湾ランチバイキングクルーズは現在は定期開催されていない

太平洋フェリーが以前実施していた「伊勢湾ランチバイキングクルーズ」は、名古屋港から大型フェリーへ乗り、伊勢湾の景色、ランチバイキング、イベント、展望大浴場などを楽しんで名古屋へ戻る人気の日帰り企画でした。

2026年8月時点では、太平洋フェリー公式サイトでも「過去には伊勢湾ランチバイキングクルーズ(日帰りクルーズ)を行っていました」と紹介されており、現在の定期的な商品としては販売されていません。

一方、太平洋フェリーの通常航路は現在も名古屋~仙台~苫小牧間で運航され、船内レストランのバイキングも営業しています。そのため「伊勢湾の日帰りバイキングクルーズ」と「通常便の船内バイキング」は分けて考える必要があります。

今後、特別企画として日帰りクルーズが復活する可能性はありますが、現時点で再開時期を断定できる公式情報はありません。もう一度参加したい場合は、太平洋フェリー公式サイトのニュースや旅行商品情報を確認しておくのが最も確実です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました