長崎から宮崎へ車で旅行する場合、一般的な高速道路ルートは長崎自動車道から鳥栖JCTへ進み、九州自動車道を熊本・八代・人吉方面へ南下し、えびのJCTから宮崎自動車道へ入る経路です。2026年7月28日に発生した熊本地震の影響で九州自動車道にも被害が出たため、9月の旅行を予定している人にとって道路状況は気になるところでしょう。
2026年9月1日時点の公表情報を確認すると、長崎から宮崎へ向かう主要高速道路ルートそのものは通行可能です。地震直後に通行止めとなっていた九州道の区間もすでに通行できるようになっています。ただし、熊本県内には地震の災害復旧に伴う対面通行規制が残っています。
さらに、地震とは別に宮崎自動車道でも大規模なリニューアル工事が行われており、9月中旬は2か所の対面通行規制を通る可能性があります。旅行当日は通常より時間に余裕を持つのがおすすめです。
長崎から宮崎までの基本的な高速道路ルート
長崎市周辺から宮崎市方面へ向かう場合は、概ね長崎道→鳥栖JCT→九州道→えびのJCT→宮崎道というルートになります。熊本市方面を経由して九州を縦断する形です。
そのため、熊本県内の九州自動車道で規制があると長崎~宮崎の移動にも影響します。一方、大分方面まで北上して東九州自動車道を南下するルートは大きな迂回になるため、通常は熊本・えびの経由のほうが現実的です。
地震直後には九州道の松橋IC~えびのICなどで通行止めが発生しましたが、NEXCO西日本によると、8月14日午前6時には一部を対面通行としたうえで通行止めが解除されています。[NEXCO西日本・熊本地震後の交通状況参照]
9月中旬も熊本地震の災害復旧工事は続いている
2026年9月中旬に注意したいのが、E3九州自動車道の宇城氷川スマートIC~八代JCT付近です。NEXCO西日本の最新工事規制情報では、熊本地震の災害復旧工事として2026年8月14日から2027年1月1日まで対面通行規制が予定されています。[NEXCO西日本・工事規制一覧参照]
これは全面通行止めではありません。片側の道路を利用して上下線を通す対面通行となっているため、長崎から宮崎へそのまま高速道路を走ることはできます。
つまり「熊本地震で高速道路が壊れているので宮崎まで高速で行けない」という状況ではありませんが、通常時とまったく同じ道路状況でもありません。車線が減る区間では速度が下がり、交通量が増えると渋滞しやすくなります。
宮崎道のえびのJCT~小林ICでも終日対面通行規制
さらに長崎から宮崎へ向かう場合、熊本地震とは別の工事にも注意が必要です。E10宮崎自動車道のえびのJCT~小林ICでは、2026年8月17日から12月下旬まで終日対面通行規制・終日車線規制が実施されています。[NEXCO西日本・宮崎道リニューアル工事参照]
こちらは地震によるものではなく、高速道路リニューアルプロジェクトとして橋のコンクリート床版を取り替える大規模工事です。宮崎道は開通から45年以上経過した区間があり、その長寿命化を目的として実施されています。
したがって2026年9月中旬の長崎→宮崎では、九州道の宇城氷川~八代付近と、宮崎道のえびの~小林付近という2つの規制区間を意識しておくとよいでしょう。
宮崎道の工事ではNEXCOは「渋滞発生の予測なし」
えびのJCT~小林ICの対面通行については、NEXCO西日本が事前の交通量を踏まえ、規制に伴う渋滞発生の予測はないと明記しています。そのため通常の平日などで交通量が落ち着いていれば、工事だけを理由に1時間、2時間と遅れる可能性は高くないと考えられます。[NEXCO西日本公式発表参照]
ただし「渋滞予測なし」は、毎日必ず渋滞しないという保証ではありません。対面通行区間では追い越しができず、事故や故障車、交通集中が起きれば通常の4車線区間より影響が大きくなることがあります。
特に9月中旬でも3連休など交通量の増える日に重なる場合は、通常の土日より余裕を持った計画が適しています。
熊本地震の復旧区間では実際に渋滞も発生している
地震後の九州道については実績があります。NEXCO西日本によると、松橋IC~えびのICの通行止めを8月14日に解除した後、8月14~16日の期間中に対面通行区間で5回の渋滞が発生しました。[NEXCO西日本・お盆期間の交通状況参照]
ただし、この期間はお盆の帰省・旅行によって高速道路の交通量が特に多い時期です。その結果をそのまま9月中旬の平日に当てはめて「必ず何十分遅れる」と考えることはできません。
反対に、対面通行だから必ず定刻で通れるとも限りません。現時点で「工事のため必ず○分遅れる」という公式な固定所要時間はなく、その日の交通量によって変化すると考えるのが正確です。
工事による遅れは何分くらい見ておけばよい?
道路工事による遅れを事前に正確な分数で決めることはできません。宮崎道についてはNEXCO西日本が渋滞発生を予測していないため、交通量の少ない時間なら大幅な遅延なく通過できる可能性があります。
一方、熊本県内の地震復旧区間では実際に交通集中時の渋滞実績があります。事故、故障車、雨などが重なればさらに遅くなる可能性もあります。そのため旅行日程を組む際は、通常のカーナビ所要時間ぴったりではなく、少なくとも30分程度、時間指定の予定があるなら1時間程度の予備時間を持たせておくと安心です。
この30分~1時間はNEXCOが公表している「平均遅延時間」ではなく、旅行計画上の余裕としての目安です。フェリー、ホテルの食事、イベント予約など絶対に遅れられない予定がある場合はさらに余裕を持たせるほうが安全です。
9月中旬なら地震以外の工事も直前確認が必要
高速道路の規制は数週間前から予定される工事だけではありません。事故による緊急工事、災害、強い雨、台風などによって当日突然通行止めになることがあります。
NEXCO西日本も、工事予定について現地の天候や事故・災害復旧などにより急きょ変更したり、予告なく緊急工事を実施したりする場合があると案内しています。[NEXCO西日本・工事規制情報参照]
特に9月の九州は台風や大雨の影響を受けることがあります。地震復旧区間だけ確認して安心するのではなく、旅行前日と出発直前にも最新情報を見ることが重要です。
出発当日はアイハイウェイなどでリアルタイム情報を確認
NEXCO西日本では、高速道路の通行止め、渋滞、交通規制などをリアルタイムで確認できる道路交通情報を提供しています。旅行の数週間前に調べた情報だけではなく、当日の情報を確認してから出発しましょう。[iHighway・リアルタイム道路交通情報]
例えば長崎を出発する直前に九州道の熊本~八代~人吉、宮崎道のえびの~小林を確認すれば、事故渋滞や新たな通行止めが発生していないか判断できます。
また国土交通省も2026年熊本地震について「通れるマップ」や道路規制情報を更新しています。地震による復旧状況そのものを確認したい場合はこちらも参考になります。[国土交通省・令和8年熊本地震の道路対応状況]
途中休憩を含めて余裕のある旅行計画にする
長崎から宮崎までは高速道路を利用しても長距離のドライブです。道路が完全に順調でも、休憩なしで走り続けることを前提に到着時間を設定するのはおすすめできません。
高速道路上ではサービスエリア・パーキングエリアで適度に休憩し、渋滞が発生した場合でも予定を詰めすぎないようにします。対面通行区間では車線幅や周囲の車両にも普段以上に注意し、規制速度に従って走行することが重要です。
「ホテルへ○時までに着けばよい」という旅行なら、早めに長崎を出発して、余った時間を宮崎で使う計画のほうが精神的にも楽でしょう。
まとめ|9月中旬の長崎→宮崎は通行可能だが2か所の対面通行に注意
2026年9月1日時点では、長崎から長崎道・九州道・宮崎道を利用して宮崎へ向かう主要ルートは通行可能です。熊本地震直後の大規模な通行止めは解除されており、宮崎まで高速道路で行けない状態ではありません。
ただし9月中旬は、熊本地震の災害復旧によって九州道の宇城氷川スマートIC~八代JCT付近で対面通行規制が続く予定です。また地震とは別に、宮崎道のえびのJCT~小林ICでも12月下旬までリニューアル工事による終日対面通行規制が実施されています。
宮崎道の工事についてNEXCO西日本は渋滞を予測していませんが、熊本地震の復旧区間ではお盆期間に渋滞が発生した実績があります。固定で「○分遅れる」とはいえないため、通常の所要時間に30分程度、重要な予定があるなら1時間程度の余裕を加え、前日と出発直前にiHighwayなどで最新の通行止め・渋滞情報を確認してから出発するのが安心です。


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